キンモクセイの香りを感じた。
10月の朝。
半年かかり、ようやく検査結果の日。
高機能自閉症スペクトラム
ASD
旧アスペルガー症候群
娘への診断名は予想通りでした。
長かったなあ、この半年。
ようやく、一区切りです。
娘もよく頑張ったと思います。
娘もわたしも、
この診断に悲観も驚きもなく、
なるほどやっぱりなあ、
という感じで受け止めています。
娘のこれからの人生のなかで、
節目節目によりよい選択をしていくために、
自分という人間を知るために受けた検査だったので、
娘もこの結果を非常に前向きに捉えています。
娘の個性には名前がついている、というような。
そんな受け止め方に近いです。
はっきり診断はされましたが、
なにも変わりません、娘は娘です。
今まで通り。
それは娘もわたしもいちばん望んでいることなのだと思います。
娘には娘の時間の流れがある。
いまできないこともいつかはできるようになる。
それがいまではないだけで。
人とは少し違うだけで。
神様はたくさんの景色を見せてくれる。
喜びも幸せも試練も。
でもすべては時間が穏やかになだらかなものにしてくれる。
娘より長くいきているぶん、
わたしはそれが間違いないことを知っている。
だから大丈夫だよ。
娘がいつかわたしを必要としなくなる日まで、
何度だって言おうと思う。
君は頑張っているよ。
誰よりママがそれをわかっているよ。
だからいまのままでいいんだよ。
キンモクセイの香りを感じるたびに、
この日の思いを思い出せるといい。
私信。
sageさん、
もし読んでたらコメントから連絡ください。