乳腺外科3ヶ月検診/皮膚科/内科 | QOL ~Quality of Life~

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先月のこと。

乳腺外科3ヶ月検診へ。


PETの結果を聞く。

なんともなかったですよ~と、

診察室に入ってすぐに、先生が言う。

2ヶ月連絡がなかったのだから、

大丈夫だったとわかってはいたけれど、

やはりこころから安堵する。

先生が画像をスクロールしてくれながら解説してくださる。

あれでしょ、このとき喉が炎症起こしてたかしてたでしょ。

子宮の方も大丈夫だよ。

人体の不思議展のような自分の全身の画像を何往復も見ながら、

大丈夫の言葉を噛みしめる。

PETしたから今回はなにも検査はなし。


あああ。

良かった。

廊下を歩きながら、じわじわをこみ上げる、嬉しさ。


でも。

相変わらず病院に来ると、怒りのような気持ちが湧く。

病気が憎いと思う。

わたしから大切な人たちを奪っていった。

病気に縁がある人生。

一気にあの当時に戻されてしまう。

いつ来ても。

7年が経っても。



半年ぶりに皮膚科へも寄る。

化粧品をラインで変えてから肌が劇的に良くなった。

少しお値段は高いのだけれど、

あの当時の皮膚科にかかっていた費用からしたら全然いいくらい。

とどのつまり、保湿がいちばん大事ですよね、と先生と話す。

最近処方箋で扱えるようになったという泡の保湿剤を出してもらう。

わーい。




最後は、内科へ。

いつもの肝機能ではなく、

花粉症が酷く、喉の違和感が残っていたので診てもらう。

ついでにここ数年嚥下がしずらいと言ったところ、

喉のカンジダかもしれないなどと先生が言う。

カメラ入れて診てみるのがいちばんいいです、と先生。

考えます、とわたし。



3科を終え、少し遅めのランチをして帰り道。

もうすぐ7年。



病気をしたことはもうわたしの人生の一部でしかない。

ようやくそうはっきりと言えるようになった。

そしてこの7年を振り返って。

わたしは一度も負けなかった。

失ったもののほうが多いといまでも思う。

でもわたしは、かけがえのないものを手に入れた、とも。


いつまでも、そう思える人生を。