そして、子宮頸がんの検査結果を聞く日。
離婚届を出す日と重なったけれど、
なんだかそれで良かった気がする。
どちらにも気持ちが集中せず気が紛れて。
ものは考えようだ(笑)
今日で一区切り。
今日の結果次第で大きく方向が決まる。
経過観察なのか手術なのか。
何人か先生がいる専門クリニック。
2回目のチャキチャキ江戸っ子的女医さんの診察室へ呼ばれる。
目をくりくりさせながら早口で説明される。
軽度異形成。
前回に引き続き図を見ながら再度の説明。
じわじわと安堵する。
4ヶ月に一度の経過観察。
ああ良かった...と思ったのは一瞬で、
じゃあこれで今日は終わりと先生が言いそうな空気を押しのけて、
実はですねと、
ホームの院内の婦人科から渡された、
体がんの検査結果が書かれた用紙を診てもらう。
擬陽性、と言われました。
そう言うと、
乳がんなんだったよね、ホルモン治療してるんだよね、
じゃあ今日検査しちゃおうか、この後、と先生。
今日の検査結果は年内にぎりぎりわかるという。
モヤモヤしたまま年を越したくない。
検査を終え、会計を待つ間、
先生に見せた用紙を改めて見て、
いまさらだけれどこれなんて書いてあるんだろう、
どういう意味なんだろうという思いがむくむく大きくなり、
所見の部分を写真に撮り、
友人医師に送った。
「寒くなってきたね、紅葉がきれい、元気?」
なんていうようなメールには、
下手すれば一ヶ月後に返事がきたりするけれど、
1時間ほどで返事が届いた。
「単純性子宮内膜増殖症」とあり、
「単純性」の対語は「異形成性」だから、
頸がんと同じ、要経過観察。
友人医師の見解が書かれていたその最後に、
おそらく問題ないであろう、という返事。
絶対適当には言わないとわかっているので、
メールを読んでホッとする。
体がんの検査結果も、
なんだかなんとかなりそうな気がしてきた。
笑って年を越せますように。