甥、姪。
ふたりが高校受験だった今年。
父のことで姉たちと密に連絡を取り合っていたこともあり、
リアルタイムで受験の様子が知れて、
娘も2年後に迫ってきたこともあり、
わたしもハラハラしながら見守ってきた。
甥のコータ。
メキメキ背も伸びて、
それはもう見上げるほど。
笑顔がかわいい素直で本当に良い子。
男の子がほしかったわたしがヒイキにしている、
甥っ子ふたりのうちのひとり。
コータ。
文武両道で本当にがんばってきた。
受けるならいちばんの高校を受けたい、と。
慶應を本命にすることに。
ケーオー?!
どんだけとんびが鷹やねん!
うひょう、ビリギャルか?
マジで?!
なんて言っていたのだけれど、
でも姉から覚悟を決めたと知らされて、
去年から祈る思いでいた。
どれだけ難関なんだろう、けれど、
コータならやってくれるんじゃないか。
甥っ子が慶應、なんておばちゃん嬉しすぎる。
こっそり夢見て楽しんでいた。
慶應、駄目だった。
そう聞いたとき、
コータのことがとても心配だった。
でも、案外ケロッとしてるよと聞いて、
心底ホッとした。
公立、がんばれ。
行きたいところへ進めるように、
いままでがんばってきたことを全て出せるように。
姪っ子とふたりぶん、
もう日が迫ると本当に落ち着かなくて。
そして公立も駄目だった、と聞いたとき、
胸が締め付けられた。
コータ。
どれだけがんばってきただろうね。
がんばったね。
大きな金メダルだよ。
誰よりも大きな。
春から、都内の私立の高校生になるコータ。
東京の高校生なんて、格好良いじゃん!!
いっぱい遊べ!
彼女もできるといいね。
3年間、楽しんで。
コータ。
本当におつかれさま。