思い | QOL ~Quality of Life~

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日々のいろいろ、仕事、乳がん。
でも、より良い人生のために。
毎日笑って、生きていこう。


その人は言いました。

「わたしは先にいなくなってしまうけれど、
  
 あなたと友達になりたい」


頭を殴られたかのような衝撃でした。

それまで生きてきて、

そんなことを言われたことがなかったから。


一瞬で思いました。

けして、おためごかし的にしてはいけない。

冗談と受け取ってはいけない。

まっすぐわたしを見つめる目。

その言葉を、思いを、真正面から受け取り、

そして、答えなければいけない。


目を見て、言いました。


どんなに思いがあったとしても、

あなたの気持ちを全てをわかることはできない。

けれど、わかろうと努力したい。

あなたの目線とできるだけ同じ目線でものごとを一緒に見たい。


あなたと過ごした2年半。

楽しかったね。

たくさん話をしたね。

本気のケンカも何度かしたね。

常に本音だったね。

いつも思っていたよ。

わたしはトンチンカンなことも言っていたんだろうね。

でもあなたはいつも、許してくれていたんだよね。


本当はもっと、大丈夫だよって言いたかった。

わたしたちは諦めなかったけれど、

けれど、タブーもなかった。

人は死んだらどこへ行くのか。

生まれ変わることができるのか。

そんな話も真剣にした。


そして、約束した。

どんな状況になっても。

わたしは必ずずっと一緒にいる。


わたしは約束を守れただろうか。


この1年。

思わない日はなかったよ。

あなたに出会えた感謝と、同じくらいの後悔と、

あなたの姿が、笑顔が、声が、

やわらかくわたしを締め付けて、

同じ場所に留め置くみたいに。


でも、いつも胸のなかにある。


いつもいつも、

haruちゃんの気持ちわかるよって言ってくれてありがとう。

haruちゃんはそれでいいんだよって言ってくれてありがとう。

あなたは最高の友達だよ。

いまも、これからも。


いつかまた、続きを話そう。

昨日の続きみたいにね。


あすちゃん。

あなたが教えてくれたこと。

わたしは忘れないよ。

いつも一緒だよ。


あすちゃん。

ありがとう。