娘の反抗期。
どう接していいのかわからない。
お互いで苛立ち、会話にならないときも。
たぶん、真っ向から受けてたつわたしが悪い。
もうどうしていいかわからないよ!
おいおい泣いてしまいたいときも少なくない。
反抗期を迎えた子供を持つ他のお母さんは、
いったいどうしているんだろう。
ネットをふらふらとさまよって、
ひとつのブログに辿り着いた。
中学生のお嬢さんの反抗期に悩むお母さんのブログ。
日記にも、コメント欄にも、
いまのわたしと同じ思いがいっぱい。
そのなかに、ハッとするようなヒントもたくさん。
そして、苦しみながらも、
お嬢さんへの深い愛情が満ち溢れているようなブログ。
すごく魅力的な人。
自分の弱さもきっちり認めて、
お嬢さんにも時には正面から謝ることのできる、
真っ直ぐな熱い人。
このお母さんに興味がわき、
ブログの現在を読んでみることにした。
そんなことってある?
このお母さんは、同病の方でした。
そして、この秋、
10年以上の長い闘病を終えられたことが、
ご家族から報告されていました。
ブログを遡りました。
膨大なページの、1ページ目から。
毎日の往復の電車のなかで、
ずっと読み続けました。
読み進むにつれ、
お嬢さんの成長、関係の変化、
そして闘病の様子が手に取るように伝わり、
どんなときも、自分らしくありたい、
自分らしく生きたい、という強い思いがあふれ、
感動したり、涙したり。
それを伝えたかったな、と思いながら、
ようやく2年前まで読み進んできたとき、
ある日記に、頭のなかが引っかかりました。
いくつかのワードが、
わたしの記憶のなかでカタカタと鳴り出したみたいに。
いったん画面を横に置き、
今度は自分のブログを遡りました。
その日付のあたりまで。
まさか、まさか。
2年前のある日のある時間に、
わたしとこの方は、全く同じ場所にいました。
少しアングルの違う写真。
でも全く同じ時間に撮った写真を、
その方とわたしは、数日違いでブログに書いていました。
こんなことってある?
苦しかったわたしが、
手を差し伸べてくれたように見つけたブログ、
同じ乳がんという病気を経験し、
その人の生き方に感銘し、
お会いしたかった、と思った矢先、
まさかこんなふうに、
手を伸ばせば届くような場所に、
あるとき一緒にいたことがわかるなんて。
ありがとうを伝えたいです。