5% ~実母との再会~ | QOL ~Quality of Life~

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でも、より良い人生のために。
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昨夜。

実母と会いました。

最後に会ったのが、

2012年の元旦だから、

約3年ぶりに。


ダンナが段取ってくれ、

娘とダンナと4人で、

お外でごはんを食べる、という再会でした。


感じたそのままを本当にそのまま書くと、

3年ぶりに顔を見ても、

特に何と思うこともなかった。

ただ最初の30分位は、

視線を合わせるのが少し勇気が要ったけれど。


そして、もう少しそのまま書く。

やはりわたしは母とは相容れない。

それがはっきりわかった。


先日、電話で話したときに、

弱々しい声で謝ってくれた母。

謝ってくれと言っておいてナンだけれど、

本当に、「ごめんね」と言われて、

とてもびっくりした。

怒りを買ってさらに溝が深くなる、

という覚悟もしていたから。

どこかで信じられない気持ちだった。

今後、「報復」があるかもしれないと、

少し思っていた。


それは考え過ぎじゃなかった。

弱々しく再会を喜んでくれた母だったけれど、

ダンナと娘が席を外して、

ふたりきりになったわずか数分、

それは現実になりました。

そうか、やっぱりな。

それでこそ母だ。


3年間、母とのことでは、

どれだけ泣いたかわからないわたしだけれど、

もうかつてのわたしじゃない。

同僚である友人に、

もう一度深く深く感謝した!

こうして再会しても、

わたしの気持ちは5%だけだ。

残りの95%が、

肩の力を楽にしてくれ、

わたしに大きな余裕を持たせてくれた。


再会後、思った。

もう、いいのだ。

もう、仕方がない。

理想の家族とか、理想の母子像、とか。

もう考えない。

もう仕方がないのだ。

そう思ったほうが、ずっとずっと楽。


母のことを、

少し哀れに思う。

距離を置いていた3年の間に、

知らなかったことを聞く機会があった。

母も、自分の母、

わたしにとって祖母にあたる人と、

深い行き違いがあった、と。

わたしたち姉妹が感じたそのままを、

母も祖母が生きている間じゅう、

感じて恐れていたらしい、と。

わたしたちには、

とても優しく寛容な祖母だったけれど、

母のなかには、

きっといまもいろんな思いがあるのだと思う。


人は、与えられなかったものは、

与えることができない生き物なんだろう、きっと。


わたしが母に、

「報復」の「報復」をするとすれば、

それはひとつしかない。

この連鎖をわたしで見事に断ち切ること。

そして人生楽しく幸せに生きていくこと。

人は、与えられなかったものは、

与えることができないかもしれない。

でも努力することはできる。

同じ轍を踏まないように。

踏んでたまるか。


少し前のわたしなら、

また泣いてウツウツしていたかもしれないけれど、

いまは大丈夫。

いろいろ思うことはあるけれど、

負の感情はない。



読んでいただいて、

もしイヤな気持ちにさせたら本当にごめんなさい。