7月6日。
3度目のこの日。
3年前の今日、
7月6日に、
乳がんを告知されました。
3年。
あれから、丸3年。
どんどん人がいなくなり、
最後は、
わたしと夫だけになってしまった、
乳腺外科の待合室。
あの日から、
ただただ今日まで、
山を登ってきた、
そんな気がします。
1年目よりも、
2年目よりも、
3年目であるこの1年は、
病気のことを考える時間も減り、
病気したことが嘘だったんじゃないか、
そう思えるくらい、
元気で過ごせた。
けれど、いまだに、
「わたし、癌になったんだ!」という、
発作的な悲しみに包まれることがあり、
孤独を感じることも時折ある。
病気をして、
失った友人、
疎遠になった肉親、
悲しい記憶、
心が折れそうになるくらい、
時々、落ち込むこともあるけれど、
そういうときは、
一生懸命、
いいことを数える。
病気したからこそ、
出会えた人のこと、
忘れられない言葉、
そして、
生まれ変わった自分、とか。
いつも思う。
人生は、バランスだ。
いいことがそうじゃないことを、
少しだけでいいから上回ればいい。
負の気配に負けそうになったら、
ひとつだけ多く、
いいことを想像すればいい。
4年目が始まる。
ひとりじゃなかったから、
頑張れた。
わたしと一緒に、
ここまで歩いてきてくれた全ての人に、
深く大きく、感謝しています。
ありがとう。