我が家の猫。
Kっちゃん(仮名)

三毛猫、メス。
推定5歳。
好きなもの…かつおぶし。
嫌いなもの…掃除機。
里親センターから、
我が家にやってきて、
もうすぐ、3年。
東日本大震災から、
1ヶ月後に我が家の家族になった。
牙を剥いて、
タンスの下に、
飲まず食わずで、
4日間立てこもったKっちゃん。
人が大嫌い。
インターホンが大嫌い。
誰かがちょっと動いただけで、
ビクッとどこかへすっ飛んでいってしまう。
ペットショップで売っている猫は、
きっと誰かが幸せにしてくれるだろうから、
うちは里親センターから引き取ろう、と、
どんな猫でも面倒をみる、と、
娘にも約束させたけれど、
正直、こんな猫どうしたらいいんだ、と、
後悔したこともあった。
いまでも時々不思議に思うのは、
わたしが化学療法をしていたとき。
前にも書いたけれど、
副作用が酷くて、
日中、ひとりで寝ているしかなかったとき。
いつもいつも、
物陰に隠れていたKっちゃんが、
わたしが寝ている布団の足元に寄り添って、
寝てくれていた。
心細かったなか、
小さな温かい存在は、
わたしの大きな慰めだった。
山猫のような家猫だけれど、
それでも、
少しずつ少しずつ、
時間はKっちゃんの警戒心を解いて、
撫でられることも多くなってきた。
呼べば返事もする。
でもいまだに家族の誰も抱っこしたことがない。
よく、
夜一緒に飼い猫と寝てる、
というような話を聞くと羨ましかった。
足の間に入りたがるから、
寝返り打てなくて困る~とか、
いいな~と思って聞いていた。
うちにそんな日はくるのかいな、と。
2週間ほど前、
とても寒かった夜。
寝返りしようとして、
どうも布団が動かないので、
なんだ?と思って起き上がったら。
丸まっている三毛カラーが。
Kっちゃんが、
わたしの布団の上、
足元のあたりで丸まっていた。
感動した。
こんな風にムキュッと(♥ω♥)
それから毎晩。
布団が動かなくて、
寝返りしずらいから、
必ず夜中何度か目が覚めて。
ついでにナデナデして。
ああ、成長したなぁ、と。
それだけでも、
すごくすごく嬉しい出来事だったんだけれど。
今日。
なんと爪を切ることができました。
我が家に来て、
一度も切ったことのない爪は、
悪魔が担いでいる大鎌か、というくらい、
鋭くとがっていて、
それも抱っこに挑戦できない理由のひとつだったのだけど、
撫でてうっとりしている隙に、
バババッと全ての爪をカット。
今日も記念日。
抱っこできる日も、
そう遠くない、かも。
そんなKっちゃんに。
今日、カリカリがモニター当選。
里親センターの人も推奨していた、
サイエンス・ダイエット。
なんせこんな猫なので、
我が家に来てから、
獣医さんに連れて行くことも出来ていないので、
なんとか健康にと、
ゴハンは少し気を使っている。
サイエンス・ダイエットの、
ヘアボールコントロールはあげたことがあったけれど、
これは初体験。
カリカリと小気味いい音で食べていました。
良かったね。
今夜も一緒に寝ます(///∇//)
ハバグンナーイ♪