今回、
何故院内で婦人科の検診を、
受けようと思ったか。
乳がんになってからの、
過去2回の婦人科検診で、
もう心底、
やんなっちゃったからだ。
検診を受けるいちばんの目的は、
タモキシフェンを服用していることによる、
体がんリスクがある訳だから、
当然、
問診票には、乳がんの履歴を書く。
なのに、
「あなた、1年も生理がないのね~?!」
などと、
『師長』の名札をつけた人に、
待合室で大声で聞かれたり、
診察中に、どう考えても、
乳がんを患ったわたしに言うことか?!
などと言うようなことを医師に言われたり。
2年続けて、
キーッ!!となり。
だったら、
乳がんを診てもらっている病院の婦人科で、
検診も受けたほうが、
乳腺外科からカルテも回るし、
婦人科系の癌も診ている先生ならば、
わかってほしいことを、
わかってくれるだろうとも思い。
何より、乳腺外科のドクターの、
体がんの検査は痛いよねえ、
でも大丈夫!◯◯先生は腕がいいから!
ちゃんとカルテにも書いておくから、
診てもらって~という言葉が、
やけに力強く聞こえて、
今回、検査を受けることに。
前置きが長過ぎだ。
ここで、「つづく」にしたいけど、
mnさんの検診に間に合わないかもしれないから、
頑張る!
という訳で、
乳腺外科から出て、
婦人科へ移動。
手渡された問診票を記入する。
乳腺外科の受付の方が、
わたしの後からカルテを運んでくれたので、
病歴も薬も、無記入で提出。
気が楽でいいな。
先に5人ほどが待っていた。
何度も確認したけれど、
予約は不要、
そんなに待たないから大丈夫です、
という言葉の通り、
どんどん回転して、
15分程で診察室に呼ばれる。
手術から2年半ですね、と、
キリリとした女医さん。
問診票に書いた、
症状のあれこれを確認したのち、
最後に体がん検査をしたのはいつですか?
じゃあ、今日は頸がんと体がんの検査をしましょう、
どうぞ、と促される。
その検査を受けにきたというのに、
あぁ、やっぱりするんだ、と、
去年の痛みを思い出して、
気持ちがどんよりする。
でも、思う。
今年の初めに、
初期の頸がんで手術をした、
地方の友人のこと。
ブロ友さんのこと。
わたしだって、
乳がんの検診を受けてください、と、
全ての女性に願っていること。
この日は、
穏やかなこの地方には珍しく雪の予報。
寒い寒い日。
なのに、婦人科の検診、ということで、
着るものを相当悩んだ。
タイツに靴下、下着、
もう電光石火の勢いで脱ぐ!
乳腺外科では上半身を脱いだので、
通算?すると、
わたしは今日この病院で、
素っ裸になったということだ!
ハンドタオルを握って、
診察台に腰掛けると、
椅子がしゃべった。
「回転シマス」
などと言いながら、90度回る。
止まった先には看護師さんが待っていた。
「オ尻ノ下ノ台ガハナレマス」
と、言ったかと思うと、
その台が離れ、
椅子の背が倒れ、
身体の硬いわたしは、
絶対明日は筋肉痛だ、という姿勢になり、
検査が始まった。
いつも思うのは、
あとどれくらいで終わるのか、
どこが痛みのピークなのか、
いまなのかこれからなのか、
あと何秒とか何分とか言ってください~っ、
ひ~っ!と思う。
身体の力を、
抜かなければ抜かなければと思うのに、
上手くできない。
去年の痛みを思い出すと、
まだまだこれからだ、と思ったら、
はい終わりましたよ~と、先生の声がした。
たぶん、1分ほどの時間で、
痛みは去年の1/10くらい。
出血もほんのわずかで済んだ。
覚悟していたのに、
あっという間に終わって、
狐につままれたみたい。
2週間後以降に、
なるべく早い時期に、
結果を聞きに来るようにと言われ、
診察が終了。
ずっと気になっていたことが終わり、
大きなことをやり遂げたーというような、
そんな気持ち。