10日は3ヶ月検診。
春夏秋冬、冬の検診。
予約時間の15分前に受付を済ませ、
9時ちょうどに、マンモグラフィへ呼ばれる。
術後1年半、初めてのマンモ。
痛いのだろうなぁと覚悟していたら、
術側は全く痛くなく。
全然余裕じゃないの、と思ったら、
健側は、声と涙がでるほど痛かった。
技師さんに、
「油断してました」と言ったところ、
術側は痛いだろうから控えめにした、とのこと。
待合室で、
いつも暖かい言葉をかけてくれる看護師さんと、ご挨拶。
化学療法中も、本当にきめ細やかにみて頂いた。
「わぁ、こんなに伸びて~、いいですよ~」
と、髪が伸びたのを喜んでくださる。
でも、待合室にいた人全てに、
わたしがハゲだったことが、きっとバレた(笑)
さほど待たずに診察室へ。
今日は、チームドクターズの、
唯一の男性医師の診察。
4人の先生に、ぐるぐる順番に診ていただくので、
基本的に各先生の診察は、年1回。
またメニューが変わったらしく、
今後毎回、エコーをするとのこと。
医療被曝はないし、
わたしの癌は、マンモには映らなかったので、
頻繁にエコーで診てもらえるのは、
ちょっと嬉しかったりする。
マンモにぎゅうぎゅうに挟まれ、
真っ赤になった胸と、
首筋に出来ている赤いアザ?を見て、
わあ、どうしたんですか、と先生。
この1年、肌にいろんな変化があること、
こういった赤いアザのようなものが、
あちこちに出ていることを、
エコーを受けながら話した。
いまの薬の副作用に、湿疹があるんだよね、
それなんだろうなあ、と、先生。
肌がシワシワでカピカピです、と訴える。
今回は、ビーソフテンローションを倍出してほしかったので、
ここぞとばかりに猛アピール!
生理の有無を聞かれ、
まだです、と答える。
前回の血液検査の結果で、
閉経かどうかわかるんですか、と尋ねたところ、
その検査はやってないんだよね、と、先生。
わたし、まだこないんですよね、
このまま閉経になっちゃうのかなあなんて、思ったりします。
それを聞いた先生、
いやぁ、抗がん剤終了して1年生理がなければ、
閉経って判断できるけどねぇ。
先生、あたし、もうその1年なんですけれども( ̄□ ̄;)
じゃあ、閉経したと考えていいと思います。
淡々と答える先生に、
返す言葉もなく、
「あたしの女子力って、そんなものだったんですねえ...」
と、情けない声を出したところ、
病気のせいなんだから、
なにが悪いわけじゃないんだから、と、
ちょっと慌てたように、先生が言う。
それを聞いて、なんだかますます切なくなってしまった。
エコーが終わり、
ホントだ、去年の1月5日が最後のTCだ、と、
カルテを確かめる先生。
いくつかのわたしの問いに、
丁寧に答えてくださる。
閉経を確かめる血液検査も、
100%の結果は出ないこと、
わたしの年齢でも、
抗がん剤終了後、1年無月経であれば、
閉経した可能性が非常に高いこと。
閉経までしていなくても、
いまの状態では、
タモキシフェンを服用している間は、
注射なしでも、生理は戻らないであろうことも。
先生が言うのだから、そうなのだろう。
でも、この年で、閉経。
なんだか全然信じられなかった。
もうこないんだ。
せめて、さよならくらい言いたかったな。
アホか、わたしは。
ショックを受けている自分に驚いていた。
そんな様子を見てか、
「検査してみようか、今日このあと、血液検査」
100%じゃないと言いつつも、
検査してみようかと言う。
それは先生の優しさなのかな、なんて思ったら、
診察室でちょっと泣きそうになってしまった。
あたしのお月さまは、のれんを下ろしたらしい。
閉店。

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