ある秋の日の休日。
20代の頃、
えらく場違いな思いをしたところへ。
いつか大人になったら、
行けるかなと思っていたところへ。
40歳になって。
それでも、少し緊張しながら。
深いえんじ色のカーペットが敷かれた階段を登ると、
長い年月の間に、
飴色になってしまった、
木彫りの壁に囲まれた店内。
高い天井の空間は、まるで、
そこに入る人を選んでいるかのような、
重厚な雰囲気。
と思っていたのは考え過ぎで、
以前感じたのとは違い、
少し軽めの雰囲気になっていたような。
それとも、わたしが大人になったのかな。
20年前と変わらない、
かわいい柄のテーブルクロス。
かぼちゃのポタージュ。
お皿には、北欧の国旗。
フォアグラのペースト、
キャビア、
タラモサラダ、
豚の煮込みの、
スカンディアプレート。
雰囲気と会話を楽しみながら、
ゆっくり少しずつ、味わいました。
ころんと丸い、
カシスのシャーベット。
厚めのカップの柄は、
北欧の良さを感じさせてくれるような。
大人になってから、
開ける扉もたくさんあるのだなと、
最近、思う。
大人には大人の、空間や楽しみ方や。
若い頃は、40歳なんてもう、
とんでもない年齢だと思っていたけれど、
年齢=大人ということではないとも、
最近、思う。
立ち居振る舞いだったり、
常識だったり、
マナーだったり、
思いやりだったり、
気遣いだったり。
何を書いているのかわからなくなってきたけれど(笑)
いい時間を積み上げて、
いい年のとり方をして、
いま、○○歳ですと、
いつも堂々と言えるような、
素敵な大人になれたらいい。
次は、スモーガスボードで!
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