何から書いたらいいのかな。
でも、書いたら、きっとすっきりする。
今日の休憩は、
ある人と一緒になった。
1ヶ月ほど前に、移動になってきた人で、
一回りほど年上の、男性。
部門が違うので、あまり話をしたことはなかった。
身体の調子が悪い、と言う。
心臓の手術をした後に、
体力がなくなり、無理ができなくなった、と。
心臓を手術するなんて、
どんなに大変なことだろう。
癌とはいえ、
要の臓器などではないわたしの手術とは比べ物にならないだろう。
そう思ったのを、まるで見られたかのように、
言われた。
「あなたも手術したんだよね」
問い返す前に、
ああ、全部知っているんだな、と分かった。
それは構わない。
職場では、カミングアウトしているのだから。
「どうやって見つけたの?自分で?」
何故、馬鹿正直に答えたのかな、と思う。
「いつだったか、誰か死んだよね、同じ病気で有名人が」
何を言われたのかわからなくて、聞き返した。
何を言っているのだ?この人?
そのあとに続いたいくつかの言葉も、
わたしにとっては、
卑猥に受け取れるような、
耳を疑うようなことばかりだった。
これ以上は書きたくない。
食べ終わっていないお弁当をまとめて、
部屋を出た。
途中から、吐き気さえした。
悪気がなければ、
何を言ってもいいのか。
わたしは違うと思う。
悪意があったのだろうか。
「ねえ、○○さんて、どんな人?」
リーダーである同僚に聞いてみた。
「...変わってる人」
一拍置いて、すぐ、
「なに?なんかあったんですか、何か言われた?」
勘がいい、さすがリーダーだ(笑)
病気したことを隠していないから、
それについて、なにか言われることは仕方がない。
でも、ネタにされるようなことは受け入れられない。
それだけ話した。
同僚は、わたし以上に憤慨し、怒っていた。
そのあと、一人で考えた。
わたしは、恵まれていたんだな。
9ヶ月休ませてもらい、
その後、復帰し、ヅラのわたしを丸ごと、
受け入れてもらっている。
みんな、それぞれの形で、
受け止め寄り添ってくれている、と感じる。
けれど、それは、当然のことなんかじゃない。
友人だった人が、わたしの病気後距離を置いたように、
病気を忌まわしく思う人も世の中にはいるし、
病気を理由に、職を失うことも、
社会問題にだってなっている。
わたしは、甘えていたな。
いろんな人がいる。
これからだって、たくさん、
そうしたことや、そうしたヒトにも出会う。
「いやなことを聞かせてごめんね」
帰り際、同僚に謝った。
怒ってくれて、ありがとう。
でも、本当は、自分の胸に閉まっておくことだったよ。
それ以上、甘えちゃいかんよね。
もう十分、受け入れてもらってるんだからね。
職場ではもう、こんなことを愚痴らない。
そう決めた。
わたしは明日も、仕事へ行く。
これからも、その人とは顔を合わす。
そして、わたしが癌であったことは、変えられない。
これからだって、あるだろう。
きっと、いろんなことが、いくつも。
いちいち、負けていられるか。
図太くね、生きていくんだよ。
それでも、胸が重くもやついた。
だから、
夜ごはんは、封印していた、
大好きなパスタを、
どか食いしてやったよ、ばかやろーめ!(▼皿▼メ)ノ
ああ、すっきりした(笑)
みんながいるから、がんばれる。
ありがとう。
おやすみなさーい。
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