正確には、脱ケアキャップ、しました。
化学療法をすることを娘に話したとき、
「ママがハゲちゃうのは見たくない...」と、言われ、
かしこまりましたと、ケアキャップ生活に入り、5ヶ月ほど。
このたび、目出度く、家庭内脱ヅラ(ゴロがいいからこっち)です。
TC療法中、強烈なホトフラのときは、
ケアキャップが濡れちゃうほど、頭にいっぱい汗をかいて、
しんどかったりもしたけれど、
そういうときは、カーテン閉めてベランダへ出て、ひとり涼んだり(笑)
お風呂もずっとひとりで入り、
脱衣室もきっちりドアを閉めて、
パンツ履くより、ケアキャップ先にかぶってました。
見たくない、と言われたのもそうだったけれど、
わたしも、見せたくはなかった、かな。
というわけで、ダンナにも娘にも、
脱毛後の頭は見せていませんでした。
そこまで徹底してかぶっていたのに、
一度だけ、たった一度だけ、
娘にハゲ頭をさらしてしまったことが。
最後のTC療法が終了して、
少し発毛してきた頃。
お風呂上りに、ケアキャップをかぶり忘れて、
出てきちゃったことがありました。
「お風呂入っておいでー」というわたしを見て、娘固まり、わたし気づかず。
何故、わたしを見る娘の視線が、いつもより少し上なのだろう。
はて。
ひーーーっ( ̄Д ̄;;
あまりの出来事に、その場で気絶してしまいたかった(涙)
「ママ...お坊さんみたい...だね」
ごめんね、見たくないって言ってたのにね、
いいお湯で浮かれて、そのまま出てきちゃったよー、
ごめんごめんと、謝り倒すわたしに、
「いいよ、一休さんみたいでかわいかったよ」
と、引きつりながらも、言ってくれた娘。
その後しばらくして、
そんなことがあったんだよ、と、ダンナに話したところ、
「俺も、一度だけ、見ちゃったことがある...」
えええ、いつ?!と、話を聞いた。
我が家は夜、ネコが歩き回るために、
各部屋のドアは、ネコの幅1匹分開けておくのだけれど、
ある晩遅く、わたしの部屋から電気が漏れているのを見て、
「ああ、まだ起きてるのかな」と、ひょいとダンナが覗いたそうだ。
そこで見たものは。
点けっぱなしのスタンドのライトに、
コウコウと照らされる、ケアキャップが脱げちゃったわたしのハゲ頭。
しかも、ハゲ散らかしちゃってた時だったらしく、
ライトに浮かぶハゲ頭をさらし、ぐうぐう寝るわたしを見て、
しばらくその場から動けなかったというから、
かなりの衝撃だったのだろう。
かわいそうに(笑)
「で?...ハゲ頭見て、どう思ったの?」
と、恐る恐る感想を聞いてみたところ、
「...いやぁ、よくハゲてるなと思って」
どういう感想なんだよっ?!
ああ、ハゲてましたさ。
ハゲでしたともっヾ(▼ヘ▼;)
そして、暖かくなり、髪も伸び、
ケアキャップも暑苦しくなってきてしまい、
娘には旅行以来見せていたけれど、
ダンナにも宣言して、このたび、素頭デビューとなりました。
素の頭は気持ちいいー。
ちなみに、わたしの頭についてのダンナの感想は、
「おお、そんなに伸びてたんだ、水前寺清子みたいだね」
とのこと。
チータで結構。
そのうち、昌子になりますから。
今日は金曜日。
皆さま、良い週末をお過ごしください(・ω・)ノシ♪バイバーイ
ランキングに参加しています。
押して頂けると励みになります。

にほんブログ村