第2ゲーム開始前。


チーンこのボッコボコの状況をどうしよう。


そう。

考えた結果…


「粛々と自分の卓球をしよう」

そう決心しました。


自分の卓球とは…


短い下回転サーブから

3球目を逆サイドに長くツッツくところから始め

チャンスボールだけを狙っていく。


めちゃ凄い強打で失点しても落胆しない。


淡々と、相手が強打しづらい場所を突いて

チャンスを待つ。


これに徹しました。


すると第1ゲームのボッコボコから

嘘のようなシーソーゲーム。


途中、私のバックハンドが

相手のフォア側に

ふわっと浮いてしまったのですが、

相手が思い切り空振りしました。


ボールが伸びてこなかったのか、

揺れたり軌道が変わったのでしょう。


「あれ?これはワンチャンあるぞ💡」


ちょうど、目が慣れてきたのか、

十分な体勢で打たせなければ

相手のドライブを

なんとか止められる様になっていました。

従って、より粛々と

自分のプレーに徹しました。


途中、ドライブの引き合いに持ち込みました。


実は…私が負けた第二試合でも

引き合いは負けませんでした。

というかここ最近、クラブ練習でも

引き合いで特典をすることが多かったので

むしろ待っていました。


引き合いと言っても私は

「相手とのフォアクロスにつき合わない」

です。

3往復したらコースを変えて崩し始めます。



ドライブを打ち合い、

途中でフォアハンドブロックを挟んで

相手を前におびき寄せてから、

ミドルへ長いドライブで体勢を崩してからの、

フォア側遠くへのトドメの一撃。


拮抗していた流れを引き寄せた一打。


相手の表情、

戦意が少し喪失した様に見えました。


このまま逃げ切り

11-8

で第2ゲームを取りました。


(つづく)