うちのクラブは初級者さんが多いこともあり、表ソフトに対する対策不足や苦手意識を持つメンバーさんが多いです。


特に試合前のラケット交換時に表ソフトだと分かると

「あ~表ソフトだ。ナックル苦手だなぁ」

と試合前から苦手意識でやられてしまうようです。


先月、団体戦の前の練習会で

表ソフト(と粒高)の

「試合前のラケット交換時で読み取る情報」

をまとめて体育館に掲示しました。

(画像は敢えて粗くしています↓)


①粒高と表ソフトの違いや、
②表ソフトの、スピード系、回転系、変化系の違いについて

「見分け方」と「特徴」を記しました。特に回転の仕組みについては図解をつけて説明しました。


そして

「回転系でナックルを出せる人もいるし、スピード系で回転をかけることができる人もいるので、あくまでも試合前の前情報です。あとはその前情報を試合しながら修正していくことが大事です。」

と締めくくりました。


「分かりやすい」

とご好評いただけたようでした。


作っているうちに、変化系の見極めかたは分かりづらいと思いました。うちの地域の変化系はアタックエイトとドナックルがほとんどなので

①アタックエイトかドナックルか

②NOなら縦目か横目か

の順で見分けていくという、割りきったフローチャートが良かったようです。


本当は、変化系表ソフトの種類は沢山あるし、粒の高さや並び方だけで特長を決めつけるものでもありません。見分けかたは挙げればキリが無いですが、その「本当はね」ということも注意が書きしつつ「覚えられなければ割りきって見分けて、試合中に情報修正しなさい」というストーリーにしたわけです。そして「用具の知識も試合のうちですので少しずつ覚えていきましょう」と口頭で補足。


そんな取り組みをしてみました。

「今までぼんやりとしていた表ソフトの特徴について理解が進んだ」

という声を多くいただきました。

得体の知れない不安が一番の敵ですからね。


先日の土曜日は、卓球王国のツッツキの部分に付箋を貼って「見たい人はどうぞ」といって共有しました。



初級者さんが多いクラブ。
代表である私も強くない。
コーチもいない。

でもみんな、それぞれのクラスで少しずつ勝てるようになってきて意欲が高まっているようなので、こういう「練習会での知識共有」の取り組みを、少しずつ始めているところです。

知れば知るほど、卓球が楽しくなる

そういう視点も持って運営しようと試みています。