怪我の功名

今回届いた「フォルティウス FT ver.D RE」には、当初ラザンターC48を貼るつもりでした。

C48の回転量は武器になるし、スマッシュの遅さはファイバーが入ったver.Dでカバーできると考えたからです。

「台上では木材の様に弾まず強打では飛ぶ」

という評判を期待していました。

しかし、メインで使っているフォルティウス FTと比較してみたくなったので、使い古したR48を貼ることにしました。その方が「強打時に飛ぶ」という特性が更に活きるかもしれないし。

F：ラザンターR48

B：省チーム用563

両面とも、被膜が残ったままで170gです。

(特にR48は数回分)

さて打感ですが、評判通り木材のフォルティウス FTに、とても近いと思いました。良い意味で予想を裏切られました。

私はフォルティウス FTを３本持っていますが(←w)

①重めの、こもったような打感

②③軽めで、軽快な打感

で、①を好んで使っていました。

今回のver.D REは、②③に近い打感と予想していましたが、限りなく①に近い打感でした。個体差かな？だとしたら、これは私にとって「当たり個体」ですただ、ラケットが軽すぎて(170g)いつもに増して狙いが定まりませんでした(腕が悪くて球があばれる君)。

とはいえドライブを打つと「しっかり掴んでいる」感はFTに分があると思いました。ver.D REの方が打感が軽い気がしました。しかしドライブを受けてもらった方三人とも「ver.D REの方が回転が掛かっている(重い、取りづらい、ブロックがオーバーする)」と言うのです。「ラケットが軽くスイングスピードが速いからでは」と言われました。

あ、それ。

私が以前まで160kg台を使っていたときの理由でした、そういえば。確かに最近「ラケット少し軽くしようかな(サイドバランサーを外そうかな)」と思っていたところでした。

何度も、FTとver.D REを交代で打ちました。

バックハンドも、卒業した「省」ですが、無理なく問題なく使えました。REなので板厚がやや薄いため安定したと思います。

何より良かったのは、これもREなのでブレードサイズが小さいことで、振り抜きがとても良かったです。スマッシュの振り抜き、いつもなら間に合わなそうな所からの振り抜き、そしてフォア/バックの切り返し。最近調子が低迷していましたがこの日は理想としていた「スマッシュ多め」に、かなり戻りました。これは後日書きますが、トレーニング効果もあり、かなり攻撃的なプレーが出来たと思います。

全体的に、台上では弾まず、ブロックは台に収まり、操作性が良く、スマッシュが打ちやすい…

練習後半はもう打ち比べず、メインとして使いました。

以前、木材のRE(フォルティウス FT RE)を使って物足りない経験をして以来、REは買わないと決めていました。ブレードサイズが小さいのでこれに貼ったラバーは他のラケットに貼り替えられないし。

そして今回、特殊素材が入ったver.Dの、「REじゃない方」を買ったはずがREが届いてしまい困りましたが、

結果的に、ver.D REに超好感触を得た、初回の練習となりました。

まさに怪我の功名