タミヤの1/12のホンダRA273

久々の再販ですが商品名が「ホンダF1」から「RA273」に変わってた。

ボディサイドのドライバーネームも無いし色々と版権ややこしいことになってるんだろうか?

 

小学生の頃と高校生の頃の2回挫折しているキット。

色々懐かしく思い出しながら仮組み。

 

現代のキットの様にバチピタとは行かないけれど射出成形品の勘所を分かっていれば少なくともどうしようもない隙間が開くことはない。

 

むしろ隙間が開くのはどこかがおかしいということでその原因探りながらの作業。

 

制作動画なんかで「謎の分割」と言われてたりする底板。

昔の電池ボックスの名残で前半部分が開く様になっていたのだ。

 

完成見本とかでずっと気になってるタイヤの角張ったサイドウォール。

 

ホイールの分割部分で広げ、タイヤのビードにあたる部分を外にせり出せる様にリブを追加する。

 

リアホイールは約1.2mm広げてこれくらい。

 

フロントホイールは元々少し幅が広いのでビードを広げるリブのみ追加。

 

これも「ホイールが広くてタイアからハミ出す」と巷言われているけど本来はこういうことなんじゃないかと。

 

モーターライズの名残、カルダンジョイント。

実車と同じ構造がビックスケールならではの醍醐味。

 

ざっくり仮組みしてタイヤを置いてみだけだけどタイヤのサイドウォール丸くしたのが効いててカッコイイ(自画自賛)

 

完成見本見た時に感じるもっさりとした違和感があまりない。

何が原因か?

 

多分コレ。

ノーズコーンの固定はU字型の切り込みにネジ固定なのでネジを締め込んでいくとノーズがシャクレ上がってしまうんじゃないかと(´・Д・)」

だから一旦埋めて・・

 

完全な丸穴にしてしまう。

 

こうすることでモノコックからのサーフェスの繋がりも自然になってノーズがシャクレ上がることもなくなる。

 

他にも微妙なエッジが走る先端につながるラインをやや前下がりに削る。

これでパッと見の印象は随分変わるだろう。

 

ファイアウォールのガイドピンの位置がモノコックと微妙に合わない。

取り付け面の高さも左右違うし・・。

これは左右付近等が正しいのか判らないけど組んだときの違和感があるんで削って修正した。

 

ファイアウォール削ることで底板の嵌合も良くなるし

 

コックピット開口部が後ろ広がりになるってたのも是正できた。

多分削るのが正解なんだろう。

 

足回りパーツを仮組み。

 

RA273後期のショートノーズのイメージとゴッチャになってるキット素組み状態のノーズのシャクレが是正できた。

 

車高はコレくらいが適正か?

実車はもう少し高い印象だけど模型映え優先ならこんなもんか。

 

リベットのモールドを極力潰したくなかったのでサーフェイサーは吹かずに表面仕上げ。

うっすらと黒を拭いて研ぎ出しの目安とする。

 

白なら1000番くらいまで研いだら十分だろう。

 

ヒコーキモデルみたいに内装マスキングして吹かなきゃならない。

カーモデラーはこういうのニガテな人が多い。

 

カラーは先回作ったシャパラルで調色したアイボリーにさらにアイボリーを混ぜたのを吹いた。

隠蔽力が高いので助かる。

 

この吹きっぱなしのテロテロした艶を維持したいのでデカールのオーバーコートはしたくないんだけど・・

 

アルミモノコックとFRPノーズコーンで吹き方変えて素材下地の違いを表現したのでデカールのオーバーコートはしたくないんだけど・・

 

こんな難易度の高いデカールではクリア吹かない訳にもいかず・・断念( ;´Д`)

 

キットにはドライバーネームが入ってないのでタブデザインのデカールを入手。

ドライバーのヘルメットやスーツのストライプのデカールも入ってるのがありがたい。

 

滅茶苦茶貼りやすい高品質なデカール。

(キットのデカールも貼りやすい。為念)

 

日の丸のとこ以外は上手く貼れたので日の丸を塗装にしとけばこのままクリアオーバーコート無しでも良かったかも。

 

クリアコート前にデカールの糊などを水洗い。

ソフターでフィルムを十分に溶かして密着してあるのでスポンジで擦ったくらいなら剥がれない。

 

クリアコート後はペーパーは埃が乗ったとこ以外は掛けずに3Mのコンパウンドのみで磨き。

当時の塗装の再現ならこんなもんでも十分実感は高い。

 

ホイールは焼き鉄色の上にクリアオレンジとグレイスモーク混ぜた色を吹いてブラウンメタリックぽく。

自分の脳内イメージではこんな色調。

 

エンジンもあまり赤味は出さずに焼鉄色と黒鉄色とメタルブラックを適当に塗り分け。

 

サスアームはキットのメッキを活かしつつジョイント部のみメタリックグレイで塗装。

 

ブレーキディスクはエッチングの板が用意されていたので貼り付けてから円周状に傷を付けて使用感を再現した。

 

最終組み立て開始。

ロータス49とは違いエンジンがストレスメンバーとはならない構造なのがよく分かる。

 

パイピングはキット付属のチューブを使ったけどちょっと太すぎる。

インジェクションポンプの部品に組み付けるのエラい苦労した。

 

部分的にミシン糸で束ねておいた。

こういう縛り結びは釣りをやってた経験が活きてる。(ちなみに母方の祖父は漁師だった)

 

1/12のF1キットはこの組み立ての工程が一番好き。

エイドリアン・ニューウェイも同じこと言ってた。

 

ドライバーの腕は磁石による接合とする。

どうせ接着するにしても乗っけてからでないと腕を取り付けられないんで継ぎ目は残るし。

 

謎の場所から生えるエキパイは左右ビシッと揃えるのが大変だけど集合部の部品の角度を基準に揃えると意外なほど位置は決まった。

 

とここまで来てウィンドウスクリーンのゲート処理中に亀裂を入れてしまう。

GW中だったこともあり部品注文で完成は一週間お預け

 

部品待ちの間、キットでは再現されていないオイルラインの再現。

多分サブオイルクーラーのセパレーターであろう部品をでっち上げる。

ジャンクパーツのSUキャブの部品から。

 

資料見てもイマイチ取りつき方が判らないけどそれらしく見えたらヨシ!

フューエルパイプやプラグコードのディテールの解像度と合わせたと言い張る。

 

サスアームとか干渉してそうだけど実車も不安になるくらいの中ぶらりん状態なんでこれでよし。

 

エキパイの後端を揃え屈曲部の位置を揃える。

集合部の位置を揃えるのが大変だった。

 

ドライバーフィギュアは少しフェイスの加工をしてJ・サーティースっぽく。

キットのままだとなんだか寄り目気味で変顔してるみたいだったから。

塗装はいつもの様にラッカーをドライブラシ後エナメルでウォッシング&墨入れ。

「ゴーグルのスクリーンは?」とか聞いてはいけない。

 

GW挟んでしまったけど受注確認後即日発送によりあっという間に届いた。

タミヤのアフターサービスはせかいいち〜

 

スクリーン取り付けて完成!

 

デカ過ぎていつもの望遠アングルで撮れない。

 

タイヤのサイドウォール丸くしたのは大正解。

角張ってるとオモチャっぽく見えるんだよね。

 

GOOD YEARのホワイトレターは今回アクリジョンを使ったけどゴムへの食い付きは良好。

 

1/12だとこういう浅い被写界深度の画も撮れる

 

完成見本のもっさりとした感じはコックピット開口部の後ろ広がりとノーズコーンのシャクレが原因。

キチンと部品の設計意図どおりに修正してやればスッキリシャープな印象になる。

 

屋外のベランダで撮ってみた。

室内で撮るよりボディに写るハイライトの走り方が自然に見える。

 

三度目の正直でようやく完成。

半年分のお小遣いを無駄にしてしまった小学生の頃の自分に見せてあげたい。

 

また1/12のキットは作ってみたい。

当時を思い出しながら。