住宅街の坂をのぼっていくと石屋古墳があります。住宅団地の造成中に埴輪片が多数見つかり、古墳が発見されました。
石屋古墳
一辺40m、高さ7.5mの方墳
二段築成
葺石あり
第1段の平坦面には、葺石の根石にそって円筒埴輪や朝顔形埴輪が隙間がないほど並べられていた
東北辺と西南辺には、丘陵の尾根を切断した幅10mの空濠がある
空濠を加えると南北は70m
また、北辺・南辺ともに造り出しがある
北の造り出し
北の造り出し部上面の周縁にも円筒埴輪が並び、内部に多量の形象埴輪が倒れていた
形象埴輪は、
日本最古とみられる力士埴輪・倚坐人物・家形・蓋など
他に土師器や須恵器も出土しており、この場所ではなんらかの葬送儀礼が行われたとみられる
力士埴輪
蓋形埴輪
古墳北側には墳丘裾から5.5mほど離れたところに東西方向に伸びる石列があるが、他に例をみないものである
墳丘の東から西は草ぼうぼうで入れないので、1度道路へ出て西から行ってみることに。
南の造り出し
北の造り出しが中軸線上に位置するのに対し、南の造り出しは墳丘裾の西寄りにある
円筒埴輪片若干が出土したのみで、形象埴輪が並べられた形跡はない
ノブドウ
道路わきに興味をそそる野草があったので、いくつかご紹介します。
キレハノブドウ
葉の切れ込みの深いものをノブドウの品種として区別されることがあります。見事な切れっぷりです(笑)
ナツハゼ
”ハゼ”とつきますが、ツツジ科なのでかぶれることはありません。もう色づき始めていますね。”日本のブルーベリー”ともいわれるように食用になります。
コツクバネウツギ
ツクバネウツギだと思って撮ったのですが、あとで写真を見直したら萼片が2~3個であることに気がつきました。
ツクバネウツギはこちら