千葉は「総」の國 | 古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

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佐倉市役所に近い麻賀多神社に行ってきました。

 

「麻賀多神社」という名前の神社は、佐倉市内に11社もあるんです!(だから市役所近くと書きました)

 

他にも、佐倉に隣接する酒々井町2社・成田市2社・富里市2社・八千代市1社あります。

 

全国的に見ても他にはなく、印旛沼の東から南にかけての地域にのみ存在する神社です。

 

 

 


今から約1000年前の「延喜式」にはこの「麻賀多神社」が記載されています。

 

今でこそ首都に隣接する千葉ですが、当時は都から遠く離れた東夷が住む土地でした。

 

ですが、すでに中央にまで知られていた由緒ある神社であったのです。

 

 

 

千葉県は古来、麻の産地でした。古名の「上総・下総」の総は麻を表しています。

 

麻賀多神社が鎮座している印旛地方は、朝廷から派遣された多氏が治めていました。

 

多氏が代々祀ってきたのが麻賀多神社であり、「麻の国で多氏が賀す神の社」の意味なんだそうです。

 

 

 

「佐倉 」という地名も「麻の倉」が転じてと言われています。

 

 

 

 

 

みむすび銀杏一のご神木

 

境内には樹齢800年の銀杏があります。「みむすび銀杏」といって、一の御神木より三まで巡ると御神威をいただけるようです。

 

 

 

 

 

みむすび銀杏二のご神木

 

御祭神は和久産巣日神。伊勢の神宮外宮の豊宇気毘売神の親神さまです。

 

 

 

 

 

みむすび銀杏三のご神木

 

イチョウ科イチョウ属

 

中国原産の落葉高木

 

雌雄異株

 

 

 

葉の形は、アヒルの足に見立てて 中国では鴨脚といわれています。

広葉樹のようですが、針葉樹なんですって!見た目からはわかりませんね。

 

 

 

 

 

摂社・三峯神社


御祭神は伊弉諾尊・伊弉冉尊。和久産巣日神のおじいちゃんとおばあちゃんですね。

 

 

なんとなく、私と合わない気がして鳥居をくぐれませんでした。

 

 

この後は、歩いて10分の「くらしの植物苑」へ。続きはまた明日…