藍って、食べられるんですね! | 古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

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東邦大学薬草園の一般公開では、めずらしい苗が売ってましたよ。

 

学生さんたちが薬草をくわし~く解説してくれるので(イヤ私もたくさんつっこんだけど)、楽しくて時間があっという間にたってしまいました。

 

販売所に行くと、もう苗を片付け始めていたのですが、待ってもらって買いました。売切れちゃった苗もあったので、先に買っておけばよかった。

 

 

 

 

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ツルナ・・・胃潰瘍、胃酸過多、胃腸カタル

 

名前は、茎がつる状に地面をはうっ葉という意味。海岸の砂地に生えていて、別名は、ハマナ、ハマジシャという。

 

葉は肉厚(乾燥気味に育てた方がよいってことね)

 

若い葉を天ぷら、おひたし、あえ物、汁の実にして食べる。 古くから栽培して野菜として食べられていた。 

 

 

 

モミジガサ

 

東北地方ではシドケと呼ばれる。若芽・つぼみは、天ぷらや浸しものにして食べる。

 

葉がモミジの葉のような形をしているので、この名がある。春の新芽がこれと似ているトリカブトは、毒草なので注意!

 

 

 

 

 

イノコズチ・・・利尿、浄血、消炎

 

本州から九州の野原や道端、空き地などに生える多年草の(いわゆる雑草ね)。種は動物の毛や服にくっついてくるので、「泥棒草」や「ひっつき虫」ともいわれる。

 

若葉、若い穂を、てんぷら、バター炒め、ごまあえにして食べる。

 

 

 

イノコズチの名前の由来は、茎の節がイノシシの子(うり坊)の膝頭に似ているということからついた。中国では、牛の膝頭に似ているように見えるので牛膝(ごしつ)という生薬名がついた。

 

 

 

イノコズチには、日陰で多く観られる「ヒカゲイノシシノコツチ」と逆に日向で多く観られる「ヒナタイノシシノコツチ」がある。

 

生薬にするのは、「ヒナタイノシシノコツチ」。「ヒカゲイノシシノコツチ」は、根が大きくならないので薬用としては使用しない。

 

 

 

 

 

ミシマサイコ・・・解熱、鎮痛、呼吸器系、胃腸病

 

小さな黄色い花を咲かせるので、「黄色いカスミソウ」として販売されていることもある。

 

生薬「柴胡(さいこ)」として根を利用。ミシマサイコは、静岡県三島産のものが質の良いものとされていて、名前もここからきている。今では、絶滅危惧種になっている。

 

 

 

根を煎じてお茶として、またお酒に漬けて薬酒として飲む。

 

お肌にもよいため、入浴剤に。アトピー性皮膚炎、皮膚の炎症にもよい。(葉や根をチンキにしてみようかな)

 

 

 

 

藍・・・消炎、解毒、止血、虫さされ、喉頭炎

 

 

藍で染めた下着は、冷え性やあせも肌荒れなどに効果があるといわれている。防虫効果もあるので、高価な着物は藍の風呂敷で包んでしまう習慣があった。

 

ヘビも近寄らないため、野良着やもんぺに藍染が用いられた。

 

「藍染の肌着や靴下は臭くならない」そうだ(パパの靴下を染めちゃおうっかな)

 

 

染め物に使うだけでなく、昔から解毒や解熱、消炎に使われた。近年では、活性酸素を取り除くポリフェノールや、抗菌物質であるトリプタンスリンを含むことがわかった。

 

 

 

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家に帰って調べてみたら、知らない事ばかり!あ、イノコヅチとミシマサイコはK君にかいせつしてもらったけど。

 

藍は、染め物をしようと買ったけど、食用もできるなんて知らなかった!ハーブティーとしても飲んでみよう♪

 

 

 

問題は、この子たちをどこに植えるかだわネ・・・