ASDの診断を受けた時に、私自身も発達検査をしたいと申し出て、メンタルクリニックを紹介されました。それもこれも、自分自身を知ることで育児に役立てたい、自分も、もっと上手く生きていきたいと思ったからです。

予約の段階で電話で粗方の流れを説明し、予約はその日から1ヶ月後くらい。
メンタルクリニックってとても混んでいるんだなと思いました。

受診当日は、上の子の単独通園(当時は週一回)に合わせて予約していって、下の子だけ(当時1歳2ヶ月くらい)連れて行きました。
診察で名前が呼ばれて、今までの経緯や今辛いことなどを話しました。
発達検査自体は臨床心理士が行うそうで、その日を予約していくこと、本当は私の母にも来てもらって私の子どもの頃からの話を聞きたいこと。それができないなら、別紙に幼少期からの私のことを母に書いてきてもらえるように言われました。
同時に、育児日記や通知表、作文などあれば見たいと言われたので、母には郵送で送り、送り返してもらうやり方でなんとかしようと思っていました。

その時は、疲れているがただでさえ寝るのが遅い2人兄弟がバラバラに夜泣きしたり、何度も起こされる日々が続き、なかなか寝付けないことや、早朝覚醒が辛いこと、なにもかも嫌になって泣いてしまっていたこと、孤独感を感じていることなど正直に話しました。




実は、この頃誰にも言えませんでしたが、本当はアルコール依存症になっていました。
流石に初回では先生に言えなかったのか、言わなかったのかよく覚えていませんが、とりあえずアルコールの件は言いませんでした。

毎日、お昼ご飯の時にストロング系のレモンサワーロング缶を飲み、いい気分になったところで家事や子どもたちの相手をしていました。そして夕方また飲み直す日々…
飲んでいない時はつらくて泣いたり、子どもたちに怒鳴ったりして罪悪感があったのですが、お酒を飲むと気持ちが大きくなって、大したことじゃないと流せたり、子供がパニックを起こしてもニコニコ様子を見ていられた。お酒を飲んでいるときの自分のほうが好きでした。

そんなこともあって、お昼からお酒を飲むことがやめられなくなっていました。お酒を飲んだ自分の方が良い母親だったんです。
もともとお酒が強いのもあって、気持ち悪くなったり吐いたりすることもなかったので、飲酒による恩恵だけを受けられているような気分になっていたんですね。

その日は、テストではうつ状態になっていることがわかり、心電図や血液検査をしてから、半夏厚朴湯という漢方を処方されました。
1ヶ月後、発達検査をすることになって、それまでに色々な資料を集めることになりました。



小さな子供が2人いるのに、昼から飲酒なんてとドン引きする方もかなりいらっしゃると思いますが、私のケースを正直に伝えていきたいと思います。私自身、当時ネットで調べましたが、調べ方が悪かったのか同じように小さい子を育児しながらのアル中の方のブログなどなかったです。一応、罪悪感からか同士を探したくて沢山調べたりした時があります。

お酒は上手く使えばとても良いものだと思います。美味しいし、コミュニケーションにも役立つときはあります。


今、アルコールに依存気味だというお母さん、もしこのページに行きついた方がいたら、そんな自分を責めずに、まずは周りに話してみてください。周りに話しづらいなら、私のところにDMでもコメントでもいいです。お話しましょう!


...と言いながら、この後一年半くらい、昼からお酒を飲むことはやめられませんでした。こんな私でも昼酒をやめられたきっかけは、また後述するつもりでいます。
本当にダメ人間だと思っていますが、このときは何かに頼りたい、現実逃避したいという気持ちしかありませんでした。
仕事や友達がいればまた違ったかもしれませんが、アスペルガー故に仕事も友人関係もうまくいかないまま来ていました。

ただでさえ、自分1人でも生きづらかったのに、子どもなんか持つべきではなかったのでは?
色々な思いが交錯していた時期でした。