紹介してもらったY療育センターに、2018年の6月、保健師のOさん付き添いで行ってみました。
その頃、下の子は生後6カ月くらい。
スリングに入れて、まっすぐ歩かない上の子を掴みながら玄関へ。

まず、入ってすぐから暴れ出すこう。
普段は暴れていたら結構見られるのですが、他のママさんたち、「おはようございまーす」とスルーしていく。

二階に上がり、責任者という方と面談をしましたが、その間じゅう、こうは泣き叫んで暴れまわって、ドアのところにへばりついています。

これは今思えば、自閉症の症状の1つで、新しい場所が苦手…という事とわかるのですが、当時はわかることもなく…。
それと、他の療育センターはわかりませんが、このY療育センターは、いちいちドアの度に上の方に鍵がついていて、スタッフの方が鍵を閉めます。
その動作も、こうにとっては嫌だったようでした。

下の子もスリングにいるだけでなく、二人分のお世話グッズの入った大きなバッグを持って歩いていたので、こうに暴れられると、一人ではもうキツくなってきていました。

これからの手続きだったり、どういう風に利用していくかや、時間や持ち物などの話を聞いて、いよいよ療育の部屋へ移ることになりました。

泣き叫んで暴れていたこうを、ニコニコしながら担ぎ出して連れて行ってくれた先生が印象的でした。

そして部屋に入るも、ずっと癇癪を起こしているこうを、他のママさんたちは嫌な顔することなくスルーしてくれていました。
小さな椅子に座って、朝の挨拶をするときも、椅子になんかこうは座れないけれど、楽しそうに朝の会が進んでいき、歌を歌ったり、小さなゲームをしたり…
そういう一連の流れも、全て絵カードで説明してくれていました。
この日は初日ということもあり、ずっと癇癪を起こし続けていたこう。

そんなこうを見たからか、責任者の方に、
「お母さん、もう連れてきた方がいいよ」
と言われ、見学という形だった初日から、もうここに通うという方向で話が進んでいきました。

とはいえ、療育センターに通いたいといっても、行政の手続き等もありすぐには通えません。しかし、その間は見学という形で来てくださいと言われて、各種連絡先に連絡し、本格的に療育を受ける準備が始まりました。

具体的に必要な手続きを進めたり、市役所の福祉担当の方、療育の方々や保健所のかたなど、療育を受けることを開始するにあたり、家庭訪問が始まることになりました。