前回につづく


・10月6日 午前0時30分
分娩室へ移動。
足にカバーをしてもらったり助産師さんがいそいそと準備を始める。
その間、分娩台や旦那の手を握ったりしていきみを必死で逃す。
いや、逃しきれずに軽くいきんでしまっていた。


この頃、陣痛に耐えてきたせいか、身体中が震え出し自然とブルブルしてしまう。


・午前0時40分
準備が終わり、内診してもらうと、子宮口がなんと8~9センチにまで広がっていた!


1時間も経たないうちに急に子宮口が開いた!


いくら痛みが強いとはいえまだ4~5分間隔なのに…こんなことってあるのかしら。


そしてすぐに次の波で全開になった!


三人目の進みは早いってこういうことか、と変に冷静に考えた。


「子宮口全開」この言葉をどれだけ待ったか!


「いきんでいいですか!!?」必死に聞く!


「いいですよ!」


この時の嬉しかったこと。


やった!


すでに生まれたような気分だった。


波に合わせて呼吸を整え、ウーン!といきむ!


娘の時までは下手だったいきみも、三人目にして初めて「上手よ~」とお言葉を頂けた!


そして、赤ちゃんが下がってくる感じや
お股に挟まる感覚も、今回初めてわかった!


プルルルルー!とアラームのような大きな音が分娩室中に響いた!


二度の経験で知ってる!この音が鳴ったということは間も無く赤ちゃんが産まれるってことよ!


その音を聞きつけ、赤ちゃんの処置をするための応援がかけつけた。


破水した!!


そして痛みは間隔がなくなりさらに強くなる!!!


早く産みたい!その気持ちだけで必死にいきんだ!


赤ちゃんが降りてくるのがわかる!


「先生急いで呼んで下さい!」他の助産師さんがコール。


その間にもどんどん赤ちゃんが下がるのがわかる!


「もういきまないでー!ハァハァと息しましょう!」


そう言われて力を抜く。


助産師さんが頭を出してくれてるのがわかる。


先生まだ来てないけど、大丈夫?と思っていたら、小走りで先生登場。


会陰切開する暇もなく娘の頭は出てきていた。


「あとは肩が出るだけよ!最後に一回だけいきんで!」と言われ、思いっきりいきむ……!




10月6日 午前0時59分

次女誕生



最後のスピード展開に私も旦那も頭がついていけてませんでした。


夢の中の出来事のようでした。


あぁ終わった…


赤ちゃんはじめまして、お疲れさま…なんてかわいいの…


助産師さん、看護師さん、先生、ついでに旦那も…みんなありがとう。



分娩室へ移動して30分。


いきんだのは15分間で5~6回くらいかな…


会陰切開もなく、(というか先生が間に合わず)擦り傷程度で済みました。


それまでが長かった!


三人目にもかかわらず、5分間隔の子宮口5センチ以内を8時間近く経験することになるとは…


出産は何が起きるかわからない。


幸か不幸か、1~2分間隔になったのは破水してからだったと思います。


それまでは歩いてる時以外ずっと5分間隔。


陣痛の間隔と子宮口の開きは必ずしも比例していないことがわかりました。


人間の体ですからね…



今朝くらいまでは後腹が痛かったですが、だんだん落ち着いてきました。


二人目までは苦戦した授乳も、赤ちゃんが大きいことと二人目の卒乳から1年開いてないこともあってすんなり飲んでくれています。




こうして、私の人生最後の出産は終わりました。




4人目…?もうぜったい産みません!笑





前回に続く


・午後9時~
ここにきて、とてつもない睡魔が襲う。
丸2日まともに寝てないんだもん…さらにこの数時間の陣痛が追い打ちをかけ歩いていても目が閉じてしまう。


そこら辺の器具にぶつかりそうになり旦那に支えられベッドに戻る。


「一度横になったら?」と心配され横になることに…
正直、歩くのにも疲れていたし3分間隔で痛みはあるもののラミナリアが落ちてこないので精神的にも参っていた。


何度も口にした…


「拷問よりキツイ…」


拷問なんか受けたことないが、間違いないと思う。



横になると自然と眠ってしまっていた。


だけれどもすぐに波のようにやってくる痛みに起こされる。


フーフーと息を吐くだけではなかなか逃しきれない。


旦那に腰をさすってもらったりお尻を押してもらったり…ほんとに三人目ということで旦那も慣れていた。


最初に助産師さんにおだてられて、調子のるな!と思ってごめん…と思った。


でも、眠るとやっぱり痛みが5分に戻ってしまっていた。


娘の時は無理にでも起きてなきゃ!と頑張れたが、今回は陣痛が遠のいてしまってもいいから眠りたいと思った。


・午後11時半頃
助産師さんが様子を見に来た!


だけど、NSTを見て、おかしいな~という雰囲気が伝わる。


「声を出したいような痛みやいきみ感はある?」と聞かれ、「はい」と答えたけれど、後からその痛みはまだまだだったとわかる。


痛みの波が来た時の私の様子を見て助産師さんもわかったのかもしれない。


相変わらず5分間隔のまま…


もっと強い痛みが来なきゃ生まれない…


いつまでこの状態が続くのか…


明日の朝まで誘発剤は使えない。


何かあった時に対処できないからだ。


それだけ危険を伴う誘発剤だけれど、早く産めるのなら今すぐ打ってくれと願った。


そんなことは叶うことなく「一度、内診してみましょうか?」と提案され、分娩台に乗る。


その間も痛みは容赦なくやってくる。


分娩台でお股を開きながら痛みを逃すのは最悪だった。


ラミナリアを数本抜いてもらった。


子宮口は4~5センチらしい。


娘の時はこの痛みで7センチは空いてたはず!いつまで続くのか…絶望感でいっぱいに。


また陣痛室に戻される。


歩いた方がいいか助産師さんに聞くと、体力を温存するために少しでもいいから眠りましょうと言われた。


助産師さんも長丁場になると思ったのかもしれない。


最初に陣痛室に入る時の「三人目だから早いわよ~」「今日中に生まれるわよ~」は、誰も言わなくなっていた…


記憶が確かではないけれどこの時点で日付が変わる頃だったと思う。


ここから急展開が始まる…!


内診されたのがきっかけとなり今までの痛さとは比べものにならないくらいの痛みがくる!


フーフーと声が出てしまうし、いきみ逃しができずに最後の方はいきんでしまう痛みがきた!


これだ!忘れてた!こんなに痛かったんだ!


でも、痛みは5分間隔のまま…


ベッドの上でのたうち回り、この痛みを何度逃したかわからないが、もう限界だった。


無言で慌ててナースコールを連打!


「どうされました?」と向こうに聞かれ、悶絶する私の横ですかさず旦那が「今までより痛みが強くなってきました」と報告。


旦那、よくぞ分かってくれた。


痛みの様子は、二回の出産を客観的に見ている旦那のほうがよく覚えていたのかもしれない。


助産師さんが急いで来てくれた。


私の様子を見て、周りが慌ただしくなった!


助産師さん「分娩室へいきましょう!」


待ってました!!


今までにないスピードで痛みの合間に分娩室へサササッと移動。


時計を見ると、日付が変わり、6日の0時30分だった……つづく








前回に続く


・10月5日 午後3時過ぎ
ラミナリアを入れられて病室に戻るとすぐにいつもより強めの痛みが6分間隔できた。


助産師さんに伝えると、ラミナリアだけで陣痛がくるのはよくあることで、さらに三人目だからすぐに間隔が縮まるかもね!と嬉しいお言葉を頂く。


旦那が立ち会うことになっていたので、いつ呼べばいいか聞くと痛みが3分間隔になってからと言われる。


ラミナリアは子宮口5センチくらいまで開くと自然に出てくるよ!と説明された。
人によるけど、それがだいたい3分間隔くらい
ということはラミナリアが出てこない=まだ子宮口が5センチ開いてない。ということ。


・午後4時
6分~5分の規則的な痛みが続く。が、なかなか縮まらない。
痛みばかり強くなってきた。
「まだ全然3分じゃないけど、旦那を呼びたい」と思うようになる。
けれど、陣痛ってこんなもんじゃなかったですね。


二人出産しているのに毎回忘れてしまう痛み。
だから三人も産めたんだよね。と今は思う。


ちょうど助産師さんが来たので、痛みが強くなってきたと言うと陣痛室に行こうと言われ、旦那も呼ぶよう言われる。


この時は、いよいよか!とやる気満々だったけど、この後泣き言しか言わなくなる。


・午後5時
旦那到着。助産師さん達に「パパも三人目だから余裕ね!」と言われ、調子に乗っている様子にイラっとする。


少し気持ちに余裕がなくなってきていた。


・午後6時~
NSTでは今までにない張りがきてる。でも5分間隔のまま。
歩くと陣痛が進むと言われ、陣痛室内をぐるぐる歩く。


すると効果てきめん!
すぐに陣痛間隔が3分きるようになる。
お尻から巨大なものが出てきそうな感覚もあり。
テニスボールとゴルフボールの両刀使いで痛みを逃す。


この頃は不思議と立っていた方が痛みを逃しやすかった。


だけど、なかなかラミナリアが出てこない。


てことは、まだ5センチ開いてないということ。


おかしいなー、3分間隔くらいなれば出てくるって言われたのに…
「こんなに痛いのに~!?」と泣きたくなる。


ひたすら陣痛室内を歩く。
陣痛室は大部屋で、ベッドが3つ。


幸いなことにその日は私しかおらず、陣痛室内を歩き放題!でも、これは全く意味のない行動だった。


相変わらずラミナリアはでてこない。
すでに時計は午後9時。


ほんとなら、もう産んでる予定なのに…と根拠のない予定を立てていた自分にがっかり。
私の子宮口どうなってんだ!と旦那に愚痴る。


丸2日まともに寝ていなかったため、この後さらに睡魔との戦いにもなる……つづく