はじめまして
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――4|夢中と破綻
若くして結婚した。
最初に会ったときは、特に何も感じなかった。
でも、2度目に誘われて会ったその日から、
心が熱に浮かされたようになった。
彼女の職場に押しかけて待った。
家の前に座って待った。
自分が自分じゃないくらい、夢中だった。
あんな感情は、もう二度とないと思う。
それほどに、惚れていた。
ある時に別れを告げられた。
思いとどまるよう説得した。
彼女の親にも頭を下げた。
「一緒に生きよう」と、本気で思った。
だけど――5年で終わった。
理由は分からない。
けれど、壊れるものは壊れる。
それが、現実だった。