こんにちは。セントラルたなか鍼灸院の古田です。第5回お灸イベントまで後、1週間を切りました。「鍼の施術が苦手だけど・・」という方のために当日は
灸のみの施術(局所)を特価 ¥2,200(税込)で実施します。しかも当院が初めての方は初診料が無料となります。
2月半ばを過ぎますが、巷ではインフルエンザを始めとした風邪症候群が流行しています。鼻腔から喉頭までの気道を上気道と言います。一般に風邪症候群は、この部位の急性炎症による症状を呈する疾患の事を示しており、医学的には「急性上気道炎」と言います。悪化した場合に、この炎症が下気道(気管、気管支、肺)にまで波及していく事があります。
では、どのようなメカニズムで発症するのでしょうか。くしゃみなどで飛散する飛沫を介してウイルスなどの病原体が、気道内に入って気道粘膜に付着し、侵入と増殖する事から始まるとされています。発症するかどうかは、環境や感染した人の要因によって決定されます。
東洋医学の考え方では「虚弱体質」と「冷え」から風邪症候群が発症すると考えられています。前述した環境などにより自分が気づかないうちに身体が弱り、冷えた状態となる事でウイルスが簡単に侵入しやすくなってしまうのです。
私が普段心がけている事は、
①眠くなったら睡眠をとる(基本は約7時間)
②食事をバランス良く、しっかり噛んで食べる
③42℃前後の湯船に耳たぶの高さまで浸かる
④緑茶や白湯を飲んで喉を潤す
⑤少商穴への透熱灸(背筋がゾクゾクする、鼻汁が黄色っぽくなってきているなど「風邪を引いたかな、と感じた時」)
上記をここ数年、続けています。これら事柄のほとんどが「自律神経」の働きを調整する事を念頭に置いたものです。
それに関連して背中の肩甲骨がある付近に、膏盲というツボがあるのをご存知でしょうか。
中国の古事成語には「病、膏盲(こうこう)に入る」という言葉があります。「病気が悪化し、治療のしようが無いこと」という意味ですが、風邪の引き始めでもこの膏盲付近がゾクゾクしてくる感覚というのは皆さん一度は経験があると思います。ちなみに膏とは心臓の下、盲は横隔膜の上の部分を示しています。
私が子供の頃から首から肩の周りを温めるのは身体に良いと聞いておりました。実際、膏盲や首・肩周囲を当院で使用している灸施術を行い、施術前と後の皮膚の温度変化をサーモグラフィーのカメラで撮影しました。
施術前34.4℃→施術後36.7℃と変化が現れました。皮膚温度が上昇する事で血流が良くなります。灸施術をする事で血液の中にあるリンパ球の調節が可能で、免疫力が高まる事が実証されていますので風邪症候群の予防に役立ってくれます。
灸施術の温かさは、あたかもお風呂に入っているかのようなポカポカした感覚です。ポスターにもあるように、
「お灸温泉始めました。」
これがキーワードです(笑)この機会に是非、お試し下さい。

