風邪かなと思ったら・・ | セントラルたなか鍼灸院

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 こんにちは。セントラルたなか鍼灸院の古田です。暦の上では立冬を過ぎ、全国的に朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。街中を歩くとゴホゴホと咳をする方が増えてきていますし、温かい食べ物が美味しく感じます。皆さんはこの時期の風邪予防や健康管理はいかがでしょうか?私は自宅に帰宅すると、うがいは緑茶で行うようにしています。「カテキン」と言って殺菌作用のある物質が含まれているからです。また、「風邪っぽいな。」「喉の具合がおかしいかな。」と感じた時には「少商(しょうしょう)」というツボにお灸をするようにしています。

 

 

 東洋医学では気や血液の流れる「道」を経絡(けいらく)と呼びます。そしてツボはそれら経絡上にあり少商は「肺」の経絡に属しています。ツボは経絡を通し身体の異常が表れる場所であり、刺激の影響を強く受ける部位と言われています。風邪の初期の段階ではこの少商のツボに刺激を与えると回復が早くなります。

 

 お灸の手法は透熱灸(とうねつきゅう)というものです。モグサをごま粒ほどの大きさに作り、直接肌の上に乗せて熱さを感じるまで燃焼させます。透熱灸をすると直径約1〜2mmほどのヤケドができますが、約1週間のうちに消えてしまう程度のものです。このように小さなヤケドを作る事で生体防御機構を働かせ、免疫力を高める効果があります。刺激の度合いも一瞬、チクっとするくらいのものです。

 

 お灸は「長生灸(ちょうせいきゅう)」と言って薬局やネットで簡単に購入する事ができます。熱さの加減はライト・レギュラー・ハードと段階に分かれていますので熱さが苦手な方でも気軽に始める事ができます。持病をお持ちの方は、鍼灸師か医師にご相談の上行うようにして下さい。