セントラルたなか鍼灸院の大浜です。
師走となり気温もようやく冬らしくなりしんしんと体が冷えるようになりました。
今年も残り僅かとなり平成も幕を閉じようとしています。
良い年、新たな年号を迎えられるように体調管理はしっかり行うようにしましょう。
さて今回は五十肩に対する運動・ストレッチを紹介したいと思います。
①運動
(1)肩関節の動きをよくしたり、動く範囲(可動域)を広げたりするのに効果的な運動として「振り子体操」があります。
五十肩になる前も、なった後も効果的なので、お試し下さい。
ペットボトルやダンベルなど、重さが500g~1kg程度の、片手で持てるものを用意。
股関節くらいの高さのテーブルに片方の手を置き、もう一方の手にペットボトルなどを持ち、いろいろな方向にゆったりと動かしてください。
すでに肩に痛みがある人は、無理をせず、調子をみながら痛みの出ない範囲で行いましょう。
(2)肩関節の腱板を強化する輪ゴム運動もあります。
両手の親指に輪ゴムをかけ、体の表層の筋肉が働かないように脇をしっかり締めてから、輪ゴムを水平に伸縮する。
②ストレッチ
次に壁があれば実行できる、肩と背中のストレッチをご紹介します。
簡単なので、仕事の合間などに気軽にやってみましょう。
(1)壁に対して横向きに立ち、片方の手を上げて壁につけ、指先をはわせるようにして上へと動かしていき、体が伸びきったところで20~30秒静止する
(2)今度は壁に正面を向いて立ち、同じように片手をつけ、上の方へと動かしていき、20~30秒ストップ。
(1)と(2)のセットを5回程度繰り返す。
他にも肘を反対の手で持ち、ゆっくり引っ張る方法もあります。
この時に、肘を反対の肩の方向に近づける様にすると肩の筋肉が伸びやすくなります。
ストレッチで痛みが強く出る場合は無理にしないようにしましょう。
脱力運動
腕・肩の力を抜いて真っ直ぐに立ちます。
その状態から両肩に思い切り力を入れて肩を首に寄せるように引き上げます。
上げきったら一気に脱力しストンと肩を下ろします
※運動やストレッチの効果には個人差があります。無理をせず、伸ばしている部分が「気持ちいい」と感じる程度を目安に痛みの出ない範囲で行ってください。
慢性時は動かすようにしたほうが良いので出来る範囲で動かすようにしましょう