2022.2.9【ウクライナ】日本の国会で奇妙なウクライナ決議の中、マクロン-プーチン会談❗️ | 幸福実現党ならばこうする

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Youtubeチャンネル【及川幸久−BREAKING−】の世界の政治経済の解説をメインに文字起こしするブログです。




今日のテーマは【マクロンはプーチンをウクライナ侵攻しないように説得できたか】ということでお送り致します。ぜひお付き合い下さい。


ウクライナ情勢がもう緊張がピークに達して、アメリカのバイデン大統領がプーチンと2回も3回も話しても、何の成果もなくきたわけなんですが、ここにきてフランスのマクロン大統領が、直接モスクワにプーチンに会いに行きました。


今週の2月7日月曜日にプーチンとモスクワのクレムリンで5時間のマラソン会談をやりました。


とは言っても通訳が多分入ってるんで、実際に話した時間はその半分になるし、食事をしながらなので、本題とは違うカジュアルな話になったんでしょうから、まぁ、5時間とは言っても実質的にははるかに短かったとは思うんですね。


ただこの会談で果たしてマクロンはプーチンを「ウクライナ侵攻するな」と説得できたのか?これについてお送りします。


その前に私のニコニコチャンネルで、今週の金曜日に2月の11日建国記念日の日になりますけどにニコ生を行います。


ゲストに【田母神俊雄】さん。元自衛隊の航空幕僚長、田母神俊雄さんをゲストにお迎えして、テーマとしては、やはり「愛国心」ということでお送りしようと思ってますので URL(https://live.nicovideo.jp/watch/lv335580792?ref=sharetw_sp)をぜひチェックして下さい。



🟥【本題】に入ります。まずこのマクロンとプーチンの会談の前にですね、《日本の国会》で、こういう国会決議がなされました。これは火曜日と水曜日ですかね?昨日と一昨日なのでしょうか。昨日2/8が衆議院、今日2/9が参議院ですかて、こういう決議です。

《ウクライナをめぐる憂慮すべき状況の改善を求める決議》というタイトルの非難。この短い決議が行われています。


ポイントだけ見ていきます。

昨年後半以降ウクライナ国境付近の情勢は国外勢力の動向によって不安定化しており、緊迫した状況が継続しているということで、ロシアという名前を出していません。


→「国外勢力」と言ってるだけでロシアという名指しを避けています。


それから『いかなる国であろうとも力による現状変更は断じて容認できない』これもロシアに対して言いたいんでしょう。


👉これ言うんだったら、同じ決議を《台湾を狙っている中国に対して、そっちこそ先に決議すべきではないんでしょうか?》と思います。


それから『関係する国々に対し外交努力を通じ、地域の安定が早期に回復するよう求める』


ということで誰に求めてるかというと、《日本の国会が日本の政府に対して求めている》という決議なんです。


👉だから『政府よ、早く、この関係する国々に対して外交努力をせよ』と。『そしてその外交努力によって地域の安定が早期に回復するようにしろ』という、そういう努力を政府に対して要求している決議なんですね。


👉これ「ロシア」を名指ししていないので、「関係する国々」が一体どこなのか?っていうのが抽象的です。ということなんですが、これも明らかにロシアのプーチンを【敵】にした、ターゲットにした決議なわけです。


でもそれを名指しで言いたくないとか、言えないので、名指しを避けたということなんですが、


🟥ここにあるのは国際世論、今の世界の国際世論というのは【プーチン=悪者】を【プーチン=ヒットラー】。【ウクライナ=善 被害者】という事で、日本の国会は全会一致というか、れいわ新撰組だけ入ってませんけど、それ以外ほぼ全会一致で『ウクライナを支援する』という事の決議なんですね。果たしてそれが本当に正しいんでしょうか?


🟥プーチンとマクロンの会談、この内容を見てると、ほぼ同じタイミングで日本の国会がこういう、訳のわからない決議をやっているのが正直滑稽に見えてきます。

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ロシアとウクライナってのは確かに国境を接している。で、このロシアとウクライナとの国境沿いに10万以上のロシア軍が今集結しているということなんですが、この話、このチャンネルで何度もやってるんですが、もう一度繰り返させて下さい。


🟥元々はNATOというのは《対ロシアの軍事同盟》で《ヨーロッパ+アメリカ》です。


これに対抗しているのがロシア。元々はソ連でした。そのソビエト連邦が30年前に崩壊して、ロシアが独立しウクライナも独立した。両方ともソ連邦で同じ国ですから、ウクライナとロシアは同じ側にいた訳です。


ところがいつの間にか、ウクライナが、このNATO側についてしまった。となると、このウクライナがNATOのテリトリーになってしまう。そうするとNATOはアメリカですから、アメリカのミサイルがこのロシアの国境沿いに配備されてしまう。



そうなったらここから500キロのところにモスクワがある。もうここになったらウクライナがNATOに入り、この国境沿いにアメリカのミサイルの配備されたら、ロシアはもう完全な主権を維持できなくなります。

《アメリカの言う通りにせざるを得なくなる。》


🟥《だからプーチンはウクライナのNATO加盟を何が何でも阻止しなきゃいけない》👉これは当然のことなんですね。


🟥で、こういう状況になった1つのきっかけが《2014年のウクライナ騒乱》。ウクライナに起きた革命といわれているんですが、【その実質はウクライナの中の《新EU派・親EUアメリカ派》がロシア系住民を虐殺し始めた】ということです。


👉これウクライナの軍隊ではありません。ウクライナの正規軍という軍隊ではない。普通のウクライナの中のEUの方を向いた市民、その市民が何故か、軍隊のような兵器を持っている。兵器を持って、その兵器でロシア系の住民を虐殺する。皆殺ししようとした。


🟥それがこの《2014年のウクライナの騒乱》で、【国際社会はこれを自由と民主主義を求めたウクライナの市民たちが革命を起こしたんだ。これは平和的な革命だ】って。全然平和的じゃなくて虐殺しているだけなんですけれど笑。それが《なぜか平和的な革命》というふうに今だに言われています。


🟥で、この新EU派に【武器を渡したのがこの組織】です。[ブラックウォーター]というのはアメリカの民間軍事会社、企業です。企業なんですが、軍隊です。国の軍隊ではなくて民間の企業が運営している軍隊。それがブラックウォーター。


だからアメリカ軍が出るとなると、これは厄介なので秘密裏にCIAあたりが、このブラックウォーターに指示して…というか、ここに注文を出してブラックウォーターはCIAからの注文を頂いて、ウクライナに行って、ウクライナの市民たちに武器を渡して訓練もさせて、こういう虐殺をやらせると。➡︎【それを"革命"だという風に見せると】


👉この辺の一連のことをやってたのがブラックウォーターっていう会社だと言われています。ブラックウォーターは、元々アメリカの海軍の特殊部隊SEALDs(シールズ)っていう特殊部隊の退役軍人が創設した会社です。


🟥このブラックウォーターをおそらく使って、この《2014年のロシア系住民の虐殺…表向きは市民による平和的な革命》、これをやらせてたのが《ビクトリア・ヌーランド》という当時アメリカの国務省の高官と言われています。


このヌーランドにしても、いわゆる【ネオコン】という…そういう人達なわけですね笑。


🟥ウクライナは《アメリカのネオコン》が、元々ロシアについてたのを『いや、NATOの側に入れ』と、NATOの側に誘って、【そうすればロシアとウクライナとの対立関係ができる】


➡︎【そこに対立関係ってことは戦争状態になる】ので


➡︎【そこにアメリカの軍需産業の兵器が売れる】


➡︎これが《軍隊と軍需産業が一体となっているネオコン》です。



🟥その辺に関わってたのがこういう人たちですね。

👉オバマ政権の時の副大統領だったジョー・バイデン→今のアメリカの大統領。共和党の上院の重鎮であったジョン・マケイン→今はもう亡くなりましたけど。

それからバイデンの息子のハンター・バイデンと。


➡︎このへんが【ネオコン】です。そしてビクトリア・ヌーランドもネオコンです。


➡︎この【ネオコン】っていうのは【アメリカ軍需産業+大物政治家】という事になるわけです。


民主党では、オバマ、バイデン、ヒラリー。

共和党では、ブッシュ、チェイニー、マケイン。


ネオコンには共和党も民主党もないわけです。


特に、ヒラリー・クリントンがオバマ政権の国務長官だった時に、ヒラリーの元にネオコンがたくさん集結していました。その時にヒラリーが国務長官で、その下にいたネオコンの官僚は、例えばアントニー・ブリンケン→今の国務長官ですよね当時は国務長官じゃなく、もっと下の方でしたよね。


🟥それからその下にいたのが先程のビクトリア・ヌーランド。この辺がみんな偉くなって、バイデン政権で戻ってきたわけです。国務省に。《つまりネオコンが、今アメリカの政府を支配している》。


彼らがオバマ政権時代に仕掛けて戦争状態をつくって、そこにアメリカの兵器を売り込むということで《戦争状態が起きないと兵器が売れないので》、 


🟥その時に戦争状態をつくったのが👉【シリアの内戦】でした。


アサド大統領っていう人がいて、そこで内戦が起きたっていうのがありましたよね⁉️それが世界で大問題になった。


このシリアのアサド政権の打倒っていうのを目的として、そのためにテロリストや民兵組織に訓練や兵器を与えるというのを、先ほどのブラックウォーターとか《要はネオコン》がやっていたわけです。


ただこのシリアの内戦が途中まではうまくいったんですけど、《失敗》しました。ネオコン側からすると。アメリカ側からすると。


➡︎《それはなぜかというとプーチンに阻止された》わけです。【プーチンが阻止した】わけです。


👉こっからもう【アメリカのネオコン】にしたら、プーチンっていうのは、もう《憎き敵》になっていったわけです。そこで《ロシアなんて信用できない》。プーチンは張るものでは《プーチンは現代のヒトラーだ》という[国際世論づくり]をやるようになったわけですね。


🟥で、今週の2月7日(月)、今の緊迫した状況の中で、アメリカの大統領が出てきても全然成果が出ないので、今度はフランスの大統領マクロンが出てきて、5時間のクレムリンで、こんな大きな机の端と端にいますけど、会談をやったということで、その後にどんなことが話し合われたのか?この5時間の間に。→ほとんど詳しいことが出てません。だからまだわからないんですが、


➡️一応表に出たことだけ拾ってみると、マクロンは、まず前提として2ヵ月後に大統領選挙があります。だからここで活躍しなきゃいけない。これは選挙活動なわけです。再戦がかかっているので、選挙活動としてわざわざ行ってきているわけです。


で、こう言っています。『たくさんのアイデアと提案があるが、まだ公表はできない』というふうに終わった後の記者会見で言っています。このアイディアとか提案というのはマクロンのアイデアです。マクロンがたくさんのアイディアや提案をしたと。ただそれはまだ今はまだ話せないと。


➡️さらにプーチン大統領は段階的な緊張緩和の再検討に賛同してくれたんだと。つまり私の説得によってプーチンは緊張緩和はしてくれました👉『これ以上もうエスカレートさせません』ということに賛成したぞと、説得に成功したぞということです。


で、プーチンはマクロンのアイディアは、「今後進展の基礎になり得る」というふうに言ったと。だからマクロンは自分のアイディアを「プーチンはそれでいきましょうというふうに言ったんだ)というようなことを言っています。


😳ところが…プーチンの言ってるのが、ちょっと違うんですよね。まずこう言っています。『残念ながらNATOは東方への拡大停止の要求を拒否した』。

👉プーチンがもう去年からずっと一貫して言ってるのは『とにかくNATOがこれ以上東に拡大するな』と。


👉一番東に拡大するっていうのがこの《ウクライナのNATO加盟》なんですね。『とにかくこれ、やめてくれ』と。で、『もうこれさえ約束してくれればいいんだ』ということだったんですけど、このNATOの東方への拡大停止、これを【NATOは拒否した】と、これをまず言っています。


🟥【プーチンの要求】→これも前から言ってるんですけど、先ほどの【2014年のウクライナ騒乱】の後で《ミンスク合意》っていうのが行われたんです。これ細かく言うと時間がなくなっちゃうんで…とりあえず、ある一定の合意がなされたんです。


🟥プーチンはこの【ミンスク合意】を高く評価しているんです。『ミンスク合意に基づいたものであればいい。今でも合意可能なんだ』と。


このミンスク合意ってので、一旦[ウクライナの中の紛争、それとロシアとの関わり]わ、これが合意に達して、ウクライナとロシアの間で一旦、合意してるんです。そこで平和的な解決が合意されたはずなのに、その合意が守られてないんです。


守られてなくてウクライナとウクライナ東部のロシア系住民の地域、ここでの国内の内戦ですね。これが未だだに続いているということで、とにかくこの1回みんなで合意した【ミンスク合意】これに基づくんじゃないか?ということを言ってるんですね。


プーチンが言ってるのは、この『ミンスク合意に基づいた方向に行こう』。


マクロンは『いや私が出した新しいアイデアに基づいて…』という事で、ズレがあります。


🟥プーチンはNATOのことを批判しています。《NATOは防衛連合だと…自分たちの国を防衛すると言ってるが、じゃあイラクだとかリビアだとかアフガニスタンの市民にNATOは何かって聞いてみろ』と。


🟥『実際のNATOがやったのは、自分たちの国の防衛じゃなくて"侵略"じゃないけ』と。『自分たちこそ侵略してるじゃないか』と。


これ全部、ネオコンがやった事ですよね。ヒラリーが国務長官だった時に。


ということで、これらやってるはネオコンであって、


🔸なんか…プーチンとかロシアがウクライナに侵略する?だから日本の国会は、それに対して決議をした?


🔸「ちょっと待て」と。そうじゃなくて「それ、ネオコンなんじゃないですか?」というのがプーチンの主張です。


この後、この状況がどうなるか?確かにマクロンさんは、この後、ゼレンスキー・ウクライナ大統領と会っています。で、またプーチンと多分会うことになるのでしょう。


今後の動向を、注意深く見ていきたいと思っています。今日はここまでです。ご視聴誠にありがとうございました。