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介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

ここ何ヶ月も自分の心が揺れています。
一番は自分がやりたい仕事でないこと。
もう一つは職員のマネジメントで悩んでいること。

今の一般棟の職員はとても優秀です。
私が気が付かないことでもすすんで仕事をこなしてくれます。
管理職としてとても感謝しています。


しかし管理職として自分しか出来ないことも沢山あります。



近々他のフロアから業務に問題がある職員が異動になってきます。
法人としては自主退職してもらいたい考えなんでしょうね。
自分が希望しないフロアに異動させるわけですから。
私としたらいい迷惑です。


また異動になる為の面談を私が行うのですが
今までの業務に関しての評価と、異動になる理由について私が話さなきゃならないのです。



「あなたの業務に対する姿勢と、不適切な介護に問題があり、今回異動してもらうことになりました」



法人としての考えは、異動しても業務に対する姿勢が改善しなければ、来年の契約は行わない方針らしいです。
でもその前に私が管理する職場でチャンスを与えるというわけです。


正直無理でしょ……


10年以上も問題があるとされてきた職員が、私のところへ来たって変わるわけがない。




なので今回私はその職員にハッキリ言わなくてはならないのです。
(理事長からの方針で来年の契約は場合によっては行わない旨)

それって俺が言わなくてはならない事なのか?



まあ自分の評価が今の法人では通用しない事が判れば、自分から辞めると言うかもしれませんがね。


それにしても何で自分が…と言う気持ちです。




なんか納得できない。

最近はブログの更新もおっくうになってきました。
仕事が忙しいし、利用者に関わるよりも職員のマネジメントで手一杯……
元々認知症に関することを記事にしたくて始めたのに、去年より一般棟に異動になるし。
まあ〜一般棟にも認知症の利用者はいるんですけどね、単なるブログを更新しない為の言い訳ですけどね。
認知症関連の記事を書こうと思えばできる訳で………


先日…介護部長から全国老健大会に出てみないかと相談がありました。
今年は確か兵庫県?だったかな…
なんかリモートでは無く、ちゃんと発表するかたちらしいです。
数年前に老健大会で発表する為の研究も、発表出来ないまま残っているのですけど、このコロナ禍で途中で中止してしまった。
これをまとめれば十分つかえる状態です。

でもこれさえも、やる気になれません。


仕事は楽しいですが、これ以上仕事を増やしたくないのが本音です。


たまには認知症棟に顔を出すのですが、夜中に歩き回る利用者の姿を見たり、大きな声で奇声をあげる利用者の姿を見ると、果たして俺は認知症介護ができるのか不安になる時もあります。一般棟にはそこまでの認知症の利用者はいませんからね。
利用者を介護するだけだったら、今の現場の方がストレスは何十倍もかかりませんから。


ただ一般棟には精神疾患のある利用者は多いです。
うつ病であったり、双極性症の利用者もいます。

元々精神疾患がある高齢者介護にも興味はあったので、これはこれで良い勉強をさせてもらっていますので、何とかこれでモチベーションは保ててる感じですね。





最近ちょっと仕事の生き甲斐を無くしつつある私です。

世間的にはコロナが少し収束してきていると言っても、今日の東京の報告では4千人を超えている。
私が働く地域でも依然としてコロナ感染の職員は減る傾向は無いし、毎週のように現場の職員は濃厚接触や感染で休んでいる状況です。

法人の方針で職員間で協力しあい、また休んでいる職員のフォローは交代で行うようにとなっていますが、結局は一定の職員が休んだ職員のフォローをしている状態です。
こうなると一人にかかる疲労は相当なもので、フォローできる職員と、そうでない者の格差は埋めれないのが現状です。

一番困るのは急な夜勤の交代……
夜勤明けから、その日のうちに夜勤入りとなったり
夜勤4連勤の職員もいたり………


流石に流行性のインフルエンザと違い、終わりが見えない新型コロナウイルスは介護や医療者の大きな負担となっているのは間違いないでしょう。



幸いに利用者への感染はうちの施設ではありませんが、これが利用者に感染となれば、運営に大きなダメージがあるのは間違いないです。
先日もクラスターとなった場合に備えてゾーニング設置の予行訓練を管理職のみで行いました。これは近いうちにクラスターの恐れがあるだろうという施設長の呼びかけです。


ここ1ヶ月以上クラスターへの対策を毎週のように感染症委員会が開かれています。
正直私も疲労の限界です。