感動してます。 | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

あと数日で認知症棟からお別れ。
異動するまでブログを投稿することは無いと思っていたけれど、今日最後のお別れをする利用者を見取りました。

認知症棟最後の夜勤。
そして私が認知症棟で最後になるだろうと思われる利用者の最期。
お見送りの朝、ご家族に最期は私が看取りましたと挨拶すると、笑顔で「有難うございました」「父は本当に幸せでした」と心から喜んでくれました。

初めてです。
こんなに感謝をされたのは…
今までも沢山感謝された看取りはありましたが、なんか心に残る最期は、今日が初めてのように感じます。

そして初めて介護をやっていて良かったと思えました。
10年以上もこの業界にいたのに。





また今月は一般棟にちょくちょくヘルプに行っていたのですが、改めて自分の認知症棟が自分の理想に近づいていたことにも実感しています。

認知症棟の職員は一般棟の職員とは違い、仕事中にも自分の手を止めて利用者の話を聞いたり、手を繋いで歩いていたり、また優しく肩に手を添えたり……
業務を回すことも大切ですが、しぜんとそんな事が出来るようにもなっていたのでした。



長年同じ場所で勤務していると、微妙な変化には気づかなくなります。
今回の異動で自分の成長やフロア職員の成長までもが良くわかり、尚更離れづらくなってしまいました。

先日も当日出勤していた職員と利用者の皆さんが私のためにお別れ会を開いてくれて、お別れの歌や楽器で演奏会をしてくれました。これには泣けましたね〜。
ちょっとウルウルきてしまいました。
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


よくよく考えると、一職員の為に、お別れの会を開いたのは今回が初めてです。


本当に感動しました。
みんな有難う…………………