介護施設送迎車の４人死傷事故…運転手に有罪判決
去年６月、道路脇の水路に介護施設の送迎車が転落し、高齢者４人が死傷した事故で、１８日、運転手の男に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
用水路に横倒しになった白いワゴン車…。介護施設を利用する高齢者を送迎中に、起きた事故でした。
過失運転致死傷の罪に問われたのは、車を運転していた被告（２８）です。
判決によりますと、被告は去年６月、送迎車を運転中、疲労や熱中症による体調不良で意識を失いました。車はそのまま道路脇の用水路に転落して、高齢者３人が死亡し、１人がろっ骨を折るなど重傷を負いました。
１８日に行われた判決公判で、裁判長は「命を預かる立場で、運転の中止をより強く求められていた」と非難しました。
その一方、遺族との示談が成立していることや、当日の疲労はそれまでの勤務状況に起因するところが大きいなどとして、禁錮３年執行猶予５年を言い渡しました。
ネットニュース一部抜粋
久しぶりのブログで暗いニュースとなってしまいました。
またこの様な事故も我々も他人事じゃないと痛感……
デイサービスで働いている女房がよく言っています………
「送迎できる職員が足らなくてシフトが作れない」
こんな状況なので休みを返上して送迎の時間だけ出勤してもらうしかないって……
きっと事故を起こした職員もこんな状況だったのでしょうね。
体調が悪いが、自分と交代できる職員がいなかったのかもしれません。
自分が穴を開ければ、誰かに迷惑がかかるって……………
送迎以外の業務なら、たとえ職員が足らなくても、何とかその人員で回すしかありません。
でも送迎は違います………
自動車の運転は免許を持っていなければ運転は出来ないのですから。
運転者がいない＝業務がストップすることになります。
ただ小さなデイサービスで無ければ、事務職員が送迎を代わることは出来なかったのでしょうかね……？
また体調が悪いのにもかかわらず、相談することはしなかったのでしょうか？
もしくは相談したが、上長が大丈夫だろうと判断し、送迎をさせたのか…………
この辺が事故に対して過失があったとの判断になったのかもしれません。
まあ〜いずれにしても送迎を交代してもらうことは簡単ではないようです。
今の時代、自動車の免許は誰でも持っていますが、免許がある＝運転できる訳ではありませんから。
また裁判長が判断したように、それまでの勤務状況に無理があったのでしょう。
この事故は事故を起こした本人の問題では無く、施設側にも大きな問題があったと感じています。
人員が足らない………
世間のこの業界は全てがこの状況です。