深い言葉です | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

介護職に限らず感情労働に身を置いた人たちは、とても大きなストレスの中で毎日働いています。

私のフロアだけで言えば、認知症の高齢者は暴言や暴力、セクハラもあります。
これらは毎回ではないし、いつもこんな利用者ばかりが入所して来る訳ではありません。
多くは穏やかな優しい人ばかりです。
BPSDは顕著ですが…………

暴言も暴力も、またまたセクハラ言動も認知症の症状の一部として診ています。
これって性格かな?とも思える利用者も時々いますが。



でもね…
たった一人か二人の言動で、職員は傷ついたりストレスが溜まったりするんですよね。
認知症の症状の一部だと解っていても、そりゃ〜我々も人間ですから、我慢するのは至難の業です。

また認知症の症状と解っているのか、それとも解っていないのかわかりませんが、時には不適切な介護で、ここの施設を辞めて行った職員もいました……
辞めていったと言うよりも解雇ですが…
認知症の症状の一部として見れない職員は、暴言やセクハラは、そりゃ〜地獄でしょうから。

でも認知症の症状と解っていても地獄には変わりはありません。
利用者を虐待しない代わりに、自分の心を虐待しているようなものですから。

まあ〜  
このような事は毎回あるわけではないのでご心配なさらずに………
(^^)

先にも書いたように、多くの利用者は優しく穏やかな人ばかりなので……
時々こんな利用者も入所してくるという話です。



また一般棟では、職員間でのストレスが毎回問題になっているようです。
認知症棟では穏やかな職員が多い分、人間関係でのトラブルは少ないですが、一般棟の職員は業務をテキパキこなす、イケイケ職員が多いです。

アイツは使えない
業務が遅い
言われたことを覚えない

そんなことでいつもゴタゴタしているようですね。
勿論認知症棟でも人間関係のトラブルはありますが他のフロアと比べると少ないです。


なので他のフロアで「こいつは使えない」と言われる職員は認知症棟に流れてきます。
f^_^;

(認知症棟でおっとり系が多い理由は、じっくり利用者と傾聴できる職員を望んでいるから)



かなり話がズレてしまいました。


いずれにせよ、認知症棟でも一般棟でもストレスから逃れないと言うことです。
そして経営者のワンマン経営からも逃げれない……………
(ー ー;)







このような状況ってどこの法人でもあるんでしょうね…
ネットなどで検索しても、職員のストレス問題に関する記事は沢山あります。
「私の法人はストレスケアに力を入れている法人です」なんて紹介している所なんて殆どありませんから。(無くは無い)

メンタルサポートやアンガーマネジメントの研修もリーダークラスは受講していますが、これらが機能しているとは思えないし………

介護の業界に限らず、看護業界でもストレスケアが行き届かず、辞めていく職員が多いと聞きます。自分の心と身体が壊れる前に辞めていくか事は、けして悪いことではありませんから。



ただ一つ………
外部研修での、ある講師の言葉

人間が働くうえで、ストレスがゼロになることは絶対に無い。
また人との関わりでも同じだとも言っていました。

あとは経営者や管理するものが、どれだけそれに近づけようとするかが大切なんですと。
人間は欲がある生き物ですからね……………


深い言葉です。