毎度のニュースですが、北海道や広島県で介護職員による暴力事件がニュースで取り上げられました。
北海道は訪問介護…
広島県は老人ホーム…
虐待や殺人は勿論悪です…
どんな事情があるにしろ、あってはならないことです。
でもそこに隠された現場での現実は語られないまま、毎度のことのようにいずれ忘れられていきます。
(忘れ去ることができないのは被害にあったご家族だけ)
確かに現場では理不尽ともいえる利用者からの暴言や暴力は日常に起こっているんです。
それが認知症高齢者であると、ただ単に介護職員に問題があるのでは無いか… と世間から言われてしまいます。
確かに認知症介護では、それら問題行動にも柔軟に対応できる知識と理解は必須です。
それが出来て本当の介護士と言うべきなのでしょう。
でも簡単に言うほど介護の現場は待遇や環境が整っていないんですよね。
きっとどこの施設でもこの事が頭を悩ませられるのでしょう。
問題認知症高齢者は退所させれば良い…
不適切な介護をする職員はクビにしろ…
きっとこのように思う人は少なくないと思います。
ただ問題のある認知症高齢者を退所させれば良いという考えは如何なものか? 仮に退所させたとしても、次の受け皿となる施設での問題もあるだろうし、不足している精神病院の受け入れの限界も出てくるだろう。
今回の事件での加害者を擁護することはできませんが、報道の裏にある隠された真実にも今後メディアも目を向けて欲しいです。