結末に賛否両論あるようですが・・・
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[ネタばれ有り]
なぜこの映画を借りたんだろう?
未だに思い出せない。恐らく前ローマ教皇ベネディクト16世が退位して新しい教皇を決める為のコンクラーベのニュースを見たときに、興味本位で借りたんだろう。。そのくらいしか思い当たることがない(-"-;A
で、映画
結末についていろいろ言われているようだ。
私もちょっとびっくりした!こんな終わり方でいいの?って。。
なんかいろんな種をバラまいて収穫せず終いのような・・
テーマはとても面白いし、基本じいさん好きなのでいいんだけど、ラストはビックリだったな。
舞台はバチカン
前教皇が死去し、世界中から集まった枢機卿たちが、葬儀の後、新しいローマ教皇を決める為の会議(投票?)コンクラーベを開始した。
コンクラーベでは、80歳未満の枢機卿が投票権を持ち、彼らの2/3以上の票を得た者が新しいローマ教皇となる。
票が割れたらやり直して、決まるまで誰も外に出られず缶詰状態で繰り返すらしい。
会議場は重苦しい雰囲気。
誰もが神に祈っている。「神様お願いです。どうか私になりませんように。」
ってこの時点でもうちょっとおかしい。
聞けば教皇の仕事はかなりハードらしく、地位だって、ただのカトリックのトップってだけではなく、バチカン市国のトップでもあるらしいのだ。それを70代のじいさん教皇が行うんだから、みんなやりたがらないのは当然かもしれない。
現教皇のフランシスコも、前教皇のベネディクト16世も、本当は教皇になりたくなかったらしいから、案外不人気職なのかも。無欲な感じはさすが聖職者。
そして決まった新しい教皇
当初の予想にはまったく上がらなかったメルヴィルが圧倒的な得票数で新しい教皇に。
もう本人はその瞬間から絶望的な顔。
早速新教皇として、サンピエトロ大聖堂前に集まった人々に最初の祝福をしようとするが、今にも心臓発作で倒れそう。
そして、なんとメルヴィルは顔見せ直前に奇声を上げ逃走してしまうのだ!
その後も精神的な重圧からくる体調不良で、教皇として一般人の前に出られない状態が続く。
イタリア1の精神科医が呼ばれるが、セラピーもうまくいかず。
宮殿の外に出て、身分を隠して受診した別の精神科医のセラピーの帰り、メルヴィルは警護の人たちをかわして姿を消してしまう。
いやホント、よくバチカンやカトリック信者から上映中止とか求められなかったなぁ。。
逃亡中(?)、メルヴィルはある劇団と出会い、昔憧れていた役者になる夢を思い出す。
一方、メルヴィルが行方不明とは知らされず、宮殿内に缶詰中の他の枢機卿たちは、精神科医の勧めで大陸別のバレーボール大会に興じる。
ちなみに、ここら辺のエピソードは結局拾われることなく物語が終わります。
最終的にメルヴィルは連れ戻され、新教皇として人々の前に出るのだが、なんと祝福を述べるその場で、「自分はこんな立場にいるべき人間じゃない」と、教皇を辞退してしまうのだ。
絶望に嘆く信者たち。落胆する枢機卿たち。そしてエンドロール。。。
監督が伝えたかったのは、「人間だもの」byみつを 的なことなんじゃないだろうか?
枢機卿だって、教皇だって、所詮は神じゃない。
精神的に不安になることも、重圧に押し潰されることもある。
メルヴィルの動揺と、辞退という結末から、人はみな平等であり、特別な存在には成り得ないとでも言いたかったんじゃなかろうか
辞退したメルヴィルは、役者の夢を追いかけるんだろうか?
ちなみに、退位した前教皇のベネディクト16世は、現在名誉教皇と言う地位に就いているらしい。
教皇誕生までの話なのに、結局は教皇になる器の者がいなかったことを見せつけた映画だったなぁ
外界から隔離されたカトリック教会の総本山。神を信じ、神に奉仕する立場の枢機卿たちは、思考だけが人間離れしてしまって、あまりにも無知。
地に足が付かずに浮ついた人たちが世界中のカトリック信者のトップなのだ。
なんと皮肉なことだろう。
逃亡中、メルヴィルは一老人として人々と接し、もはや自分が生きてきた世界の中のルールでは人々を導けないと悟ったのかもしれない。
自分自身、司祭になったことを後悔して、出来ればもう誰も知らない町にでも逃げて別の人間として余生を送りたいなぁなんて思っちゃったかもしれない。
なんという皮肉ww

