あーっと。

 ワイン一本開けながら、いかにもこう酔ってる感じ全開で更新するっていかがなもんでしょ。

 まぁ、愉しいからいいや。

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 随分前に頼んでいたものが、ようやく出来上がってきました。
$C O H-カミーユ1
 デン、と。

 愛すべきバセロン君のバンドを変えて。……あれ、でも前と一緒じゃん、ほとんど。そう見えるんですけどね。

 前と同じくカミーユで、丸斑のクロコダイルレッドブラウン(ブラウンだっけか)。つやありでとても素敵。ちなみに竹斑やミシシッピクロコもありでしたが、17ミリのバンドでは竹斑がほとんど意味をなさないので、丸斑で。

 以前と異なるのは、まず。
$C O H-カミーユ2
 裏ですね。汗がしみ込まないラバーカウチュで、アンチスウェット。

 これで思い切り夏場でもつけてやれます。といっても、防水面のアレでいずれにせよ怪しいが(笑)。

 それとふくらみ。以前のはフラットの仕上げだったのですが、どうにも華奢に映りすぎて、繊細なのはいいんですがバセロン君の男っぽさがかけていたので。

 ボンベ4ミリ仕様で厚くしてやりました。

 これは大正解。存在感が一気に増し、また違う趣を醸し出してくれます。

 しっかし、既成なら2万5千くらいなのに、サイズの関係でオーダーで3万ちょいってなんか切ないな……かっこいいから良いものの。

 てことで、バセロン君はフル稼働です。

 ちなみにコレは、買い物不要宣言より前に頼んでいたので破ってません!!

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 この数週間で様々なことが動いて、いろんな感情が相まって、最終的にはもの凄く幸せを感じているこのごろ。

 あー、素敵ー。     arlequin
忙しすぎてなんも更新できない日々。

なんかアレなんで、iPhoneから更新してみたり。

さて。

もう一本か二本、ベルトが増えるかもしれません。
photo:01


先日オーダーが届いたクランプのベルト。

伊勢丹メンズ館でオーダー会だってんで、ひとまず。

相変わらず素晴らしいできのベルトバックルや帯。

やっぱりブライドルをなんとかしようかな、と画策してきました。

なんかブレスや小銭いれもその場でオーダーをとっていて、「あー、ブレスまだ揃えるべきじゃなかった…つか、こっちのがイイじゃん」となんか後悔してみたり(笑)。

まー、いいや諦めよう。

ひとまずベルトやな…悩みどころです。それにしても伊勢丹だと優待きくから得だな、これ。

あーうー。

あ、ベルト考えてた方は是非とも一度見てみてくださいね、なかなかに凄いから。

うーん、iPhone打ちづらい。 arlequin




iPhoneからの投稿
 さて。

 買い物出来ない宣言をしてますが。

 あんまりテンションが上がっているので、見てください、はい。

 ちなみにオーダーは随分前なので、今回の宣言には違反してません!!
$C O H-tan1
 どうでしょうか。

 ベルトをオーダーしてみました。

 あまりの出来の良さに、テンションが上がってしまった訳です。

 ちなみにこちらはブライドルレザーのタン。幅は25ミリ。細めですねー、凄く。

 穴はクリフなどに見られるオーセンティックな、アンティークな感じの涙型。もちろんナンバー入り。

 やばい、やばいくらいにカッコいい。
$C O H-tan2
 ベルトそのものの革質も、相当良いブライドル。しかも裏も銀面を張ってて滑らか。

 ステッチワークも恐ろしく綺麗で、しっかりしてる。輸入ものなんて、相手になってない。

 しかもバックル付近部の最終仕上げは、手縫いだと…。
$C O H-tan3
 んで、バックル。これもすげぇ凝ってて、程よく無骨で程よくシックで素晴らしい出来。

 サンドキャスト製法の後、総て手仕上げのバックル。凹凸の作りや表情が、既製品とは雲泥の差があり、驚き。

 つか、手間考えると、普通やらないよな(笑)。

 タンが明るい色なんで、くすんだ部分の多いバックルの形に。
$C O H-navy1
 こちらもブライドル。今度はネイビーで、32ミリ。普通は30ミリが多い中、絶妙な太さ。

 当然ホールは涙型でナンバー入り。

 めちゃくちゃ綺麗なネイビーに感激。同色のステッチワークも心くすぐる。
$C O H-navy2
 サルカン部や仕上げは勿論手縫い。

 いや、バックルはこの形も素晴らしい。

 ベルトの太さによってつけられるのも違いましたが、こちらは逆に艶やかな面が多いバックルに。

 大正解ですよ、奥さん!! コレ、すげーいいなぁ。ネイビーのベルトって案外良いのが無いから、すごく重宝しそう。

 つか、もうベルトはここので十分かなぁ、もう一つオーダーしてるとこのはあるけど、そこより確実に良いわ、これなら。

 32ミリが想像以上に素晴らしいから、タンとチョコとブラックを加えたいところ。あとはやはり26ミリでネイビーか。

 あ、つかブランド名とかもなんも書いてないか、まぁまだまだ無名だしね。

 いつぞや、ブレスを買ったクランプ(CRAMP)のオーダーです。価格もブライドルで諭吉一人と一葉さんくらいなので、素晴らしくお手頃。下手にバーニーズとかで既成買うよりずっといい。

 曰く、今月中頃(ってお盆じゃんなぁ…)にしょっちゅうお邪魔してしまう伊勢丹メンズ館でもオーダー会をやるとのこと。まぁ、行ってたぶん買うわな、このテンション(笑)。

 つか、本当にここのところ革ばっかだなぁ……そろそろ布が恋しくなってくる。

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 と、テンション上がりっぱなしで書きました。

 もっと後に書こうと思ったんだけどなー。

 ま、いいか。

 たまにはこういうテンションもお許しください(笑)。     arlequin
 いやはや。

 色々と反省してます。

 なんつっても。

 無駄遣いが多すぎる。

 多すぎる。

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 と、いうことで。

 いろいろと生活を変えてしまうことにしました。

 つか、必然性にかられて変えざるを得ないというか。

 これまでもさんざん宣言してはいつの間にか破られてきましたが。

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 明日は致し方が無い理由で水着は買いますが。

 もうそこから、お買い物は出来ません。

 出来たとしても、なんかちょろっと食器を買うくらいでしょう。

 リアルに、節約というか節制というか、普通の人になりたいというか。

 猛反省です。

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 きっと誘惑は多いのですが。

 もう誘惑に勝てるほど、いろんなものは身の回りにそろっているので。

 そろそろ本格的になんとか出来るのではないかと、そんな感じです。

 けれどブログを辞めるとかはなく。

 気になるモノやらなんかやらは常に追いかける訳で。

 それにも増して言葉を紡ぎたい訳で。

 そんなこんなで、決意表明的な話です。

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 あ、でもしばらくは普通に買い物っぽい記事は続きます。

 なぜなら、書いてないものがたんまりと溜まっているからで。

 そりゃ、反省しますよね、というくらいに。

 そういうこと。     arlequin
 バラエティに富んだ一日。

 最近の休みはこういう具合が多い気がする。

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 朝は、おなじみパーラーへ。なんか朝っぱらから取材が入っている中で食事を取り、食パンを始めたくさんのパンを購入。

 ちなみに食事はキッシュと沖縄ぜんざいです。沖縄ぜんざい、素晴らしく美味いのだよな、ここの。
$C O H-パーラー
 とまぁ、この他にベーグルを買うという、相変わらずの買い過ぎ。しかもタルトも買ったな、そういえば。

 タルトはプラムでした。酸っぱくて、でも周りが甘くって、最高。

 ハード系はいつものように、くるみやイチジク、ブルーチーズ、ドライトマトのコンプレなどが中心。

 ハードなパンは苦手って方も、やはり日本では多い気がしますが、このパーラーのを食べるとちょっとイメージ変わるんじゃないかと思うんですけれどもねぇ。

 パサパサしないし、味わい深いし、素直に「良い味だなぁ」と思ってしまうパン達。

 でもでも、一番はやっぱり食パンです、本当に最高。

 食パンもいろんなところを試してますが、パーラーが一番。バリっとモチっと噛みごたえあるレーズン酵母ものも、ふんわり優しい角形も、どちらも素晴らしい出来。

 どうぞ一度は、パーラー江古田へ。

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 午前中は仕事へ。

 そして昼から午後にかけては、かつての職の関係の方々に挨拶と、そしてお昼を交えつつ会合。

 こういう感じは、ずっと続けていきたいところ。

 いつどこで、どうお世話になるか分からないし、いつどこで、どう役に立てるかもしれないし。

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 そして伊勢丹へ。

 波佐見わくすいの展示を見に行ったのですが、うんまぁ、既視感の強いモノが多く改めて良いよねとは思えど、買うに至らず。

 そのかわり、ステージ♯5にて。
$C O H-グラデーション
 これ、何なんだろ、用途は(笑)。

 キャンドル入れ……にしては微妙なサイジングにも見えるし、器にしては表地がペンキ塗りだし……んー。

 ガラスの容器に、ペンキが塗ってあります。その風合いがなかなか面白いので買ったのですが。

 色が6色グラデーションであったので、悩みましたよねー。結果、ホワイト、ライトグレー、チャコールというチョイス。

 んー、手頃だたから全部いっとけば良かったかな。
$C O H-ソムリエナイフ
 そしてコレも。ステンレスのソムリエナイフ。

 いえ、ライヨールのぎっちりしたスタミナウッドのものも持っているのですが、ステンレスの具合が欲しかったので。かといって、ライヨールでいくとかなりお値段も張るので、それは今回は遠慮しておこうと。

 これはとってもお手頃でした。単純だし、素材も高くないし、そりゃそうか。でも、綺麗。

 でも正直、「スクリューキャップのワインって、すっごい楽でいいよね」とか思って、結構飲んでいるのは秘密です。

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 さて、今日も文章を少し。

 『再会』

 「さてと、どこからどう、話そうか?」

 僕はゆっくりと、ハンドドリップでコーヒーを淹れながら言葉を紡ぐ。決まって思うのだけれど、畏まって無口に淹れるよりも、少しばかりリラックスをして愉しみながら淹れる方が、とても優しいコーヒーになる。

 「君は、変わったよ。いや、姿形の話をしてるんじゃない。佇まいや心持ちという意味で、だ。幾分、話し方も変わったのかもしれないね。随分と壁が無くなってきた。あるいは、境界線が」

 久しぶりの声だな、と僕は思う。この声を最後に聞いたのはいつのことだったか、はっきりしない。でも少なくとも、軽く一年は経過しているように思える。

 一年。僕らの生きてきた時間や、これから過ごす時間を思えば、なんてことのない長さでもある。されど、一年。この長さの時間があれば、いろいろなことが出来る、変わる事だってある。

 例えば、食べ物。今でもあの頃と変わらず甘いモノは好きだし、鶏肉もジャガイモも好きだけれど、いつの間にか香草を愛するようになった。

 例えば、行動範囲。代官山や青山が楽だと感じるのはもちろんだけれど、気がつけば地方に対する憧れが強くなった。

 例えば、心。だから、またここに彼がいる。

 「それはつまり、僕が似てきたという事なのかな。その辺はよく分からないけれど、そちらが変わるということは、きっとないのだろうから」

 そう、彼は変わらない。いわば恒久的な存在だからだ。いつぞや、明らかに弱くなり、あからさまに薄くなったことはあっても、彼自身の何かが変わったわけではなかった。彼はあくまでも彼として目の前に存在し、彼は彼として目の前から去っていった。

 「イエスとも、ノーとも言えない。君の変化に対して是非を言うことは出来ないし、言うつもりもないからね。ただ、事実を述べているだけだ。君は、確かに、変わった」

 相変わらずだな、と僕は思う。

 「そうだね、僕は変わったかもしれない。いいよ、もうそれは。ところで僕は、どうすべきなのかな?」

 はぁ、と彼が溜め息をこぼす。僕は身を固める。彼の溜め息は決して良い兆候ではない。彼が溜め息を吐くのはいつだって、怒っている。

 「すまなかったね、君は変わってない。君は、何一つとして、変わってない。何一つね」

 「そうだね、だからこうしてここにいるんじゃないのかな?」

 「あぁ、そうだよ、ここにいる。それだって、何一つとして変わらない。正直にいうよ、がっかりした。とても、非常に、完璧にがっかりした。そうだろう? あれからどれだけ時が流れていると思う? 君は何をしていたんだよ。きっと、何をどうしたいのかも、分かっていないんだろう?」

 その通りだ、と僕は思う。確かに今、抱えている何かはあるとしても、それをどうしたいのかと言われると実感がわかない。

 「うん、分からない。心にあるこのモヤモヤをどうしたいのか、分からない。面倒をかけたね。好きなだけ、そうしてくれればいい。消える事も無い。僕は僕で、考えてみるよ。そうしたらまた、話す」

 嘘は無い。僕は考えるしかないのだ。彼が何をどう言ったところで、多くの事柄について、そして一番重要な何かについて考えるしかないのだ。仮にそれでどこかにたどり着かないとしても、他に無いのだ。

 考える。

 僕は、総てを声に出したい、と思った。

 僕は、総てを彼女に届けたい、と思った。

 僕は、総てを喜びに変えたい、と思った。

 「君は今、すごく意味のあることをしている。冷たかったかもしれない、厳しかったかもしれない、あるいは単純に失礼だったかもしれない。でも結果的にそれは良かったかもしれないね。君は今、すごく意味のあることをしている」

 彼がこんな風に繰り返すのは、珍しいことだ。これでいいんだ、と僕は思う。正しいかどうかはともかくとして、これで間違ってはいないのだ。

 「とりあえず、ここを去るよ。君を、見守る。それが義務だからね。うまく何かを出来るときに、話してくれれば良い。それまで、もう何も言わない」

 彼は、僕を見ようとしない。彼が、薄くなっている。

 どうなるのだろう、と想いを馳せる。

 月が、僕を照らしている。

**********

 さて。

 暑い日々が続きます。

 海。

 その前に、ビールですね。     arlequin
 「仕事ばかりしてないで」。

 そう言われればそうかもしれない。休みとあれば仕事関係で繋がっていたい人と時間を合わせて会い、かたや仕事の場所を訪れ、様々な話を聞きながら、そして話しながら、先の何かに繋がればいいと動いている。

 仕事ばかり、と言われると否定は出来ない。

 忙しいし、何がなんだか分からないし、正しいかどうかも知らないけど。

 でも、愉しい。仕事が生き甲斐だなんて全く思わないけれど、愉しみの一つであり、他の愉しみに繋がるものであると思っている。

 だから、それでいい。

**********

 さて。

 本屋に行くと見るところはというと。

 文芸、そりゃあ欠かすことは無い。読む本がなくなるほどつらいことはない。

 ファッション、もちろんと言える。買わないことが多くなったけど、見ていないと分からないこともある。

 時計、コーヒー、音楽。つまり、こういうところに時間や手間やお金をかけられるかということだと思う。

 雑貨、僕の生活の数十パーセントはこれだと思う。

 そして、料理と食。

 これを見ずして、何も語れない。
$C O H-dayfood
 長尾智子さんの他の本が好きかと言われると、果たしてそうでもないパターンが多くて、これまでにはスープの本くらいしかアレだったのだけれど。

 写真もほとんどない、イラストもちょっぴり、ほとんど文章。

 でも何故だろう。

 こんなにも暖かくて、柔らかくて、優しくて、心に残る料理の本になるのだ、と感銘を憶える。

 それはまるで。

 ある種の小説のようで。

 現実的にはそういう分類なのだろうが、エッセイでも、コラムでもなく。

 純然たる、美しい文章のように感じてしまう。

 不思議なものだ。

 写真は多くを語り、真実をある程度見せ、イメージを固定化させ、便利だけれど。

 文章により、語られる以上のことを想い、虚実も含んだ愉しみを喚起し、イメージを創りだし、心を彩る。

 こんなに素晴らしいことがあろうか。想像とは、そして創造とはそういうものなのではないか。

 読む。

**********

 野菜の話。

 野菜が食べたい。これは定期的に襲ってくる現象の一つとして固定化されてきて、いつのまにかスパンがどんどん短くなっている気がする。

 野菜、とスイッチが入ると、肉を食べるという欲求が急に影を潜めて、「肉を食べよう」と言われればまぁ食べるけど、進んで買うことはまずなくなるという。

 今日の夕飯を食べ終えた直後から始まった。

 とりあえず明日は、朝も昼も夜も、基本的に野菜ばっかり食べよう。

 あー、とりわけ。

 にんじんが食べたい。

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 また少し、リズムを変えて、文章をしばらく書きたい。

 『海』

 目の前を行き来する波はきっと、どこか遠いところから長い時間をかけてやってきて、今ここに届いているしぶきもまた、どこか遠いところの何かを含みながら、今ここにいる僕らのいろんなものを吸い込んで、そのうちにどこか遠いところにまた波となり帰っていくのだと、そんな風に思っていた。

 そして大声をあげてはのまれて消えていくことに、どことなく郷愁というか切なさのような、いわば感傷的とも思える感情を憶える。

 「ノスタルジー」

 僕は呟く。それと同時に心の中で、そんな綺麗なものでも高尚なものでもないだろう、と反芻する。それでも呟かずにいられないのが常であり、いつの間にか訪れる理由になっているような気がする。

 必要なものは何も無い。だから両手や背中に荷物を抱えながら歩き行く人々を見ていると、これからどこに行くのだろう、と首を傾げてしまう。

 「ウィークエンド」

 始まりがあるものはいずれ終わりがくる。疑い用の無い事実であり、誰がどんな存在であれ、その真理を変えることなんて出来ない。だからこそ、辛く悲しい日々でも終わりを告げるし、その先には祝福とも呼べる日々が待っているのかもしれない。

 かも、しれない。

 つまり、終わりが来るだけということもあるのだ。終わりが訪れて、また始まることの無い可能性。あるいは、再び訪れた始まりが、それまでよりももっともっと終わりを待ちたくなる可能性。

 始まりは終わりを規定することが出来ない。あくまでも希望的観測を続けるしかなく、いわば過去は未来を規定出来ない、と言い換えてもいい。

 「まるで海のようだ」

 僕らは海の成り立ちをなんとなく知っている。そして同じくらいになんとなくどんな風に変化を遂げ、どんな風になっていくかを想像している。けれど、誰も終わりを規定出来ない。

 海だけでなく、世の中のほとんどのことは同じように出来ている。

 同じように。

 「未来が、過去を、規定する」

 そういうことでしかない。

 目の前を行き来する波はきっと、どこか遠いところから長い時間をかけてやってきて、今ここに届いているしぶきもまた、どこか遠いところの何かを含みながら、今ここにいる僕らのいろんなものを吸い込んで、そのうちにどこか遠いところにまた波となり帰っていくのだと、そんな風に思っていた。

 そんな風に、思っていた。

**********

 もう一つ。

 『ドキュメンタリー』

 「これは作り話ではない」

 ナレーションは抑揚をうまくつけ、いかにも小説的な語り口調に感じる。こういう時に「作り話ではない、ということは、そのナレーションをいれないものは作り話で、あるいはこれは作り話であると宣言するのだろうか」と考えるのは、心が幼い証だと思う。

 現実的には、ドラマでもアニメーションでも、「これはフィクションです」というのが当たり前のように流される。僕はいつもそれを見る瞬間に悲しくなるのだ。

 僕らは、そんなに、バカじゃない。

 誰に対する宣言なのだろうと思うのだ。その話が作り話であれそうでない話であれ、僕らは様々なことを想い、多くのことを考え、幾らかの経験を感じ、少しばかりの糧としているのではないのか。

 作り話。

 作り話だとしても、その作り話には語り手の経験やそれに準ずる何かが込められ、記憶や想いを詰めている。ならば語り手にとっての作り話とは、いわば語り手の想像と創造のドキュメンタリーであり得るのではないか。

 回り回って、巡り巡って、作り話も総ては、ドキュメンタリーなのだ。

 逆に総てのドキュメンタリーには、作り話の要素が入っていると捉えてもいい。

 なぜなら、過ぎ去った過去は総て、記憶という曖昧なものに補われ、再構成するにはどこかに想像を加えなくてはならないからだ。いかにどのような形でその瞬間を切り取ろうとも、だ。

 切り取ろうとも。

 写真でも映像でも同じだ。その瞬間を切り取っているように思えて、それらは「あらゆる瞬間」を捉えているわけではないし、「あらゆる視点」を納めているでもない。時間の概念としても、感覚や感情の概念としても。

 けれど僕は。

 「総てはフィクション、作り話だ」とは言いたくない。

 それなら。

 「総てはドキュメンタリーだ」

 そう言いたい。

 ドキュメンタリー。

**********

 最後にもう一つだけ。

 『嘘』

 「心が大切だ」

 キレイゴト。

 「嘘はつかない」

 ウソ。

 「嘘」

 ホントウ。

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 なんか、こんな風に文章を書くのは久しぶりだなぁ。

 やっぱり、落ち着くものだね。     arlequin
 部屋の片付けがグッと進む。それにしても本と服が多いな。

 そして冷静に靴を見ると、靴も多いな。

 フットザコーチャーの576はあきらめよう。

**********

 あきらめたから。
$C O H-island
 今年の夏はこの色で履きます。

 なんだろうなぁ、ワインでもないしレンガでもないし……あ、ラズベリー色、そんな感じ。

 相変わらずフカフカだし、ビーサンのくせに普通に街で履けるし。

 素敵よね。

 ちなみにこの色はあんまり日本には入ってきてません。

 でも、新宿のおっきいデパートでフェアをしていたので、いろいろ来ていました。

 今年の夏はこれ履いて、デニム履いて、Tシャツ着て。

 それでいいです。

 いいのです。

**********

 ここ最近の浪費っぷりがひどい。

 趣味ならまだしも、シゴト浪費がひどい。

 うーん……まずいな。

 またちょっと、アレしよう。     arlequin
 栗城さん、かっこ良すぎるだろ。つか、すごいよね、バカとか飛び越えてカッコいいんだよ。

 冒険家ってのはとかくバカにされるし、基本的にはろくでもない職業だとは思うけれど、あれだけ愉しみ、あれだけ悲しみ、あれだけ総てを懸けられるのは、最高に素敵だ。

 きっとかつての植村直己は。

 同じように、あるいはそれ以上に、誰かの心を打ち、誰かの何かを救って行ったのだろう。

 僕はまた、違う土壌で。

 違うやり方で。

 絶対に何かをしようと思う。

 そしてできると信じている。

**********

 愚かな話。

 「今年はセールで服を買わないことになりそうです」なんて、歯の浮くようなことを言っていたのはどこのどいつでしょうか。

 …………すいません、僕です。

 無理だー!!!!!
$C O H-mh1
 で、増えたのは結局白シャツ。

 マーガレットハウエルにて、綿麻のオックスボタンダウン。

 ハウエルは勿論シャツが得意と巷ではなってますが、正直特筆して凄いかというと、実はそうでもないですよね。

 縫製やポプリンの質にしても、ハイブランドなら出来るレベルだし、パターンにしても古着を解体構築しながら考えて行くと、メンズシャツでは当然なりうるバランスだし。

 でも、不思議と白シャツに関しては、やはり巧いように思うんです。なんだろうな、コンセプトが。

 リゾートシャツの空気もありつつ、ジレやニットが合う空気もあるし、かと思えば洗いざらしでラフでも良いし、ぴっちりドレスでもいける。

 そんなシャツが目の前にあって半額ってねぇ……買うだろ、普通。
$C O H-mh2
 んで、ついで。

 白のバージョンは既に定価でずいぶん前に買っています。店を巡回していると……あれ、セールかかってんじゃん。

 それでも、これまでの活躍ぶりから全くもって嫌な気持ちもしないんですが、もう一足欲しくなるというむしろ悪い病気が(笑)。

 白をもう一足でも良かったんですが、さすがにそれはなんか「おいおい、お前」と心の誰かが突っ込みをいれたので、チャコールグレーに。この色合いもねー、絶妙よね。

 黒でもない、でもグレーでもない。なんて万能の合わせやすさなんでしょう。

 つかスピングルの履き心地でこの見た目ですからねー、最高ですよ。これも半額だもんね、諭吉いかないもんねー、……買わないわけがないだろうが、と。

 だんだんスニーカーのスピングル率が増えているのは、秘密です。ずうっと前のヨウジも、ミドルのワイズも、かんなり前のプリュスも、そしてハウエルもスピングル。

 日本てすげーなぁ。

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 プリンタの話。

 プリンタを買いました。

 エプソンにしてしまいました。

 印刷してみると、黒があまりにもグレーではっきりしなくて。

 「あぁ、どうしてオレは人の助言に従ってキャノンにしなかったんだろう」

 と思っても、もう遅いので。

 駄目な子ほど可愛いという、超絶な前向き思考で持って。

 かわいがってやろうと思います。

 うがー。

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 あ、家人もハウエルのシャツ買ってる。

 でもMHLだな、まだまだ青いね。でも色がいいなぁ、うずうず。オレも……うずうず。

 いや、マジでもう買いません。

 今年用のアイランドスリッパー買います。     arlequin
 ホタルノヒカリ2を見ます。

 なんというか、久方ぶりにきちんと見ようと思うドラマで。

 何が面白いというよりは、単に綾瀬はるか可愛いという、そこに尽きるという。

 あ、でも向井理も実はツボです。つか、ずっと好きだったりする。

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 買い物の話。

 ここ2週間くらいはまともな買い物をしていないようにも思うが。

 けど、その前に買っていて、「そういえばまともに画像のせてないような気がするけど」ってのがたくさんある。
$C O H-ペルホネン
 まぁ、その一つ。

 ミナペルホネンのベッドスプレッド。文字では書いた気がするけど、やっぱりコレは画像が一番。

 こんな風に、実際はもっと柄がいくつもありますが、皆川さんのテキスタイルのパッチワークでできた、スプレッド。

 これはなんというか、ミナペルホネンが好きとか嫌いとかどうでもよく、あまりにも素晴らしかったのですよね。

 ペッドスプレッドなんて使う生活でもないくせに(笑)。

 まぁほら、そこはこう、モノ好きの性といいますか。性で買うにしては高いんだけども。

 布、最高。

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 革の話。

 イデーでオリジナルのほっそいペンケースがセールになっていて。

 仕事帰りだからまともなセールは見れないけど、これくらいなら、と。

 革質も良くないし、仕上げも雑なんだけど、別にいい。

 つまり、モノの善し悪しって単純に質の話ではないということ。

 デザインが可愛いとか、何かが理に適っているとか、個人的に思い入れがあるとか。

 そういうことでモノの善し悪しは左右される。

 そんなことを理解した上で。

 きっとものづくりはおこなわれるべきだと思う。

 そして同時に、その上で質を上げるということ考えるべきだとも。

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 そうめんの話。

 今年は非常にそうめんが食べたい。

 とても、恐ろしく、そうめんが食べたい。

 同時に、冷製パスタでも可。

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 セールのお土産だそうな、ギャルソンオムのグリーンのネクタイを渡された。「なんでオムドゥじゃないんだよ」と突っ込みそうになったけれど、まぁ何本あっても困らないから嬉しい。

 にしてもアレだなぁ、眼鏡が欲しい。     arlequin
 つか、アレよなぁ。名古屋場所をやるとかは好きにしてくれればいいが、勝手なしかも暴力絡みで組織的な賭博って刑事的犯罪じゃないんかね、と強く思う。

 ついこの間だって、バカラ賭博だなんやって普通の人間は逮捕されただろうがよ。

 相撲やって、協会に入って、解雇だかなんだか知らないが下らない処分を受ければ、犯罪も無罪放免ってかね。

 すごいなぁ、日本の犯罪とか警察とか、権力とか金の構造って、本当にどうしようもないよね。

 相撲は好きだし、否定をする気はないけど。

 今の相撲協会だとか、国技なんて価値観はすべて無くなってしまえと思ってしまう。

 そんなもんで、おかしな特別扱いをするのは間違ってるだろう。

 ってこういうこと書くと、結構批判くらうから嫌なんだけど。まぁ、いいや。

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 酒の話。

 ワインは好きになりましたが、うんちくもわからんし、たいした味の何かも分かるでもないので、ひとまず面白ければいいやと、モノを買ってみました。

 かなりのワインが好きな方からすれば、「そんなもん、駄目だわ」って話であろうとは凄く感じるんだけど。

$C O H-デキャンタ
 menuのデキャンティングキャップ。これつけて注ぐだけで、真ん中のくびれの部分から空気が急速に混じり、勝手にデキャンタしたような味になるという、なんか嘘くさい優れもの。

 イタリアやカリフォルニア系、チリ、あるいはフランスでもブルゴーニュ系だとそれほど使う必要もないのかもしれないけれど、スペインやボルドー系のワインなら、結構役立つかもしれません。

 お金持ちさんではないので、さほど良いワインも買えないけれど、「これ、渋すぎるわさ。もう少しマシにならんかね」と思うことがあるのも事実。

 そんな時は、通してあげようかなぁと。
$C O H-ポンプ
 んで、同じく今度はポンプ。アレですね、飲み残しを真空にして鮮度守りましょうみたいな。

 とはいえ、本当は窒素ガスも同時に入れたりとかそういうのをしないと、結局は劣化も早いようですが、まぁなぐさめとして(笑)。

 でも思えば、1本開ければ飲みきらないことはないんだよね。2本開けたら時折残るけれど。

 まぁなんだ、「形から入ります」という。

**********

 セールの話。

 巷はセールだなんだと大騒ぎです。でも今回僕はきっと、かつて例になく「服を何も買わない」という世にも恐ろしいことが実現されそうです。

 忙しすぎて、セールに行く暇がないというが本音だが(笑)。

 まぁ、でかけたとしても欲しいのはグッドウェアのTシャツくらいだかんなぁ…。定価じゃん、ソレ。

 あ、でも今月末くらいに名古屋に行こうかなと思っております。

 鬼の日帰り(笑)。まぁ正確に言うと、夜通しで寝ながら行って、一日動いて夜に帰ってくるみたいな。

 本当は行きたいところも様々あるんだけど、主立った二つくらいで終わるだろうなぁ。

 名古屋詳しい方は、移動手段で便利なのとか教えてください。

**********

 生活の話。

 いや、忙しすぎるのよ。週休2日のはずが、1日は結局仕事周りで取られるから、実質週休1日なのね。連休なんてもってのほか。

 しかもその1日を使って、仕事の交渉やら会合やらしようってんだから、さらに現実的には半日しか休みないのよね。

 なんじゃこら。

 まぁ、ソレ自体を楽しめるから良いっちゃ良いんだけれども。

 でもアレです。

 数少ないフルの休みには、女の子と遊べるのが唯一の救いか。

 リラックスできるもんね。

**********

 長谷部選手の顔を見ると、ファンキーモンキーベイビーズかロバートを思い出してしまう。

**********

 ジブリの話。

 アリエッティがもうすぐです。映画も愉しみですが、エーグルから出るアリエッティの鞄がもっと愉しみです。欲しいです、欲しいです、あれ持ってジブリの森に行きたいです。

 しかし…見に行く暇があるのか、自分よ。

 どっか土日に休みがあればなぁ…8月にはあるかなぁ。

 そしたら、一緒に行きたい人もいるんだけど。

**********

 あー、クラゲが見たい。あるいはサイ。

 それか。

 かいつぶり。

 あ、懐かしいなんか。     arlequin