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ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

Crazy Ken Band(CKB)の25枚目のアルバム『華麗』が9月3日にリリースされました。25枚という枚数もさることながら、どのアルバムも高いクオリティで、シングル以外にアルバム曲がまた素晴らしいのがCKBです。

ということで、華麗なるCKB25枚目のアルバム発売されたことを記念して、当サイトの管理人が選ぶCKBソング100曲を紹介したいと思います。音源は基本的に公式のものを張っていますが、ないものについては検索ページを出しています。

 

10回目最終回は2021年に発売された21枚目のカバーアルバム『すきなんだよ』(オリコン5位)、2022年に発売された22枚目のアルバム『樹影』(オリコン9位)、2023年に発売された23枚目のアルバム『世界』(オリコン17位)、2024年に発売された24枚目のアルバム『火星』(オリコン14位)、そして今年発売された25枚目のアルバム『華麗』(オリコン20位)までの5年間になります。本当はもう少し早くこの回をすれば良かったのですが、発売月の9月までに合わせることができましたが、25枚目にしても、変わらずCKBらしい良い曲が生み出されていることを感じてもらえたと思います。それにしても100曲良い曲をというのはなかなかできないものですが、意外にこれでも悩んで外した曲が少なくとも30曲以上はありました。

 

The Roots 2022

 

アルバム『樹影』に収録されている曲。ソウルナンバーですが、扱っているテーマが壮大すぎます。自分のルーツということで、受け継がれた命の最先端に自分があるということを歌っています。この壮大な歌の風呂敷のしまい方もまたきれいなのが印象的です。

 

夕だち 2022

 

アルバム『樹影』に収録されている曲。夏の終わりの夕立ちの季節と男女の終わりを重ね合わせた曲ですが、メロディはボサノバですが、変調も重ねて、CKBらしいお洒落な曲になっています。

 

Sheee! 2023

 

アルバム『世界』に収録されている曲。ミッドテンポのヒップホップソングで、男女の恋愛関係のもやもやを、バックのふわふわと漂うメロディがマッチしています。

 

お湯 2023

 

アルバム『世界』に収録されている曲。お湯とか温泉といったテーマの曲を扱うことが多いCKBの決定盤。ソウルサウンドでタイトルが「お湯」。歌がそのままお湯にまつわるもので、「For You」を「お湯」に言い換えて「豪快に“ざぶん”てしたいよね」という歌詞が最高です。

 

観光 2023

 

アルバム『世界』に収録されている曲。CKBの曲全体でも屈指の名曲ではないかと思われるこの曲は、お祭り囃子のような、東南アジアのメロディのような不思議なメロディに、載る歌詞は人生を旅行になぞらえて、そこで起きたこと観光と歌っています。歌には人生の終わりまで匂わせるものがあって、神秘的で独創的でCKBでしかできない究極の歌。

 

ハマのビート 2024

 

アルバム『火星』に収録されている曲で、横浜市が主催する「ハマフェス」公式テーマ曲。ノリノリのロックにコール&レスポンスと楽しいロッキンなナンバーで、途中ジェームスブラウンが登場したりと、CKB初期のノリが今に戻ってきたような感じです。

 

Percolation 2024

 

アルバム『火星』に収録されている曲。スウィートでドープなソウルのメロディですが、行ったり来たりするようなグルービィなメロディが心地よく、歌詞も夜という感じ。

 

Sha Na Na Na Na 2024

 

アルバム『火星』に収録されている曲のエンディング。もうエンディングでしょという感じのメロウなバラードですが、歌は大切にしていた愛犬の死が影響あったということで、「過ぎた日々がランタンみたいに」からは後半の畳みかけるような展開も含めて涙なしでは聞けません。

 

Love 2025

 

それで今回のアルバム『華麗』からの曲。アルバム25枚目にして、こんな曲が登場できるのかという驚きが最初。ドラマーの白川玄大さんの躍動感あるドラムが活気を与え、全体でとてもパワフルで、メロディアスで、CKBらしさが全開、唯一無二のサウンドです。

 

くらげ 2025

 

今回のアルバム『華麗』からお勧めの曲をもう一つ。もしじっくりと歌詞を見てもらえたらと思いますが、これが深くて、年齢を重ねた人であればあるほど染み入るかもしれません。そしてこの言葉が全て「何にもいらない。平和な海があれば」。

 

ということで、アルバム『華麗』は華麗に発売中です。CKBと名曲群にさらなる光が当たることを祈念。

 

オマケ CKB公式サイトにおけるView数のランキング

 

1: タイガー&ドラゴン(Live)483M

2: タイガー&ドラゴン(PV) 406M

3: 1107(PV) 84M

4: 愛があるなら年の差なんて (PV) 73M

5: 観光(PV) 66M

6: あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ(Dance) 53M

7: IVORY (PV) 52M

8: ま、いいや(PV) 52M

9: クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって(PV) 40M

10: 横須賀ストーリー(PV) 37M

 

11: あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。 34M

12: Going To A Go-Go (PV) 33M

13: Tampopo (PV) 29M

14: せぷてんばあ(PV) 28M

15: 12月17日(PV) 21M

16: GT(PV) 20M

17: Viva 女性(PV) 20M

18: ドバイ (PV) 19M

19: マンダリン・パレス(PV) 18M

20: ガールフレンド(PV) 16M

 

ちなみに公式と関係ないCrazy Ken BandでYoutube再生回数のTop20はこちら

 

1: シンデレラリバティ(クールスR.C 横山剣) 684M

2: タイガー&ドラゴン 603M

3: タイガー&ドラゴン(公式Live) 484M

4: タイガー&ドラゴン(公式PV) 406M

5: GT 223M

6: 羽田ブルース (シシド・カフカ f.横山剣 with Crazy Ken Band) 207M

7: 生きる。 158M

8: てんやわんやですよ 121M

9: せぷてんばぁ 117M

10: Cosmic Night Run (m-flo Loves 野宮真貴 & Crazy Ken Band) 106M

 

11: 葉山ツイスト 105M

12: 1107 (公式PV) 84M

13: マリンタワーゴーゴー~レッドライトヨコハマ 83M

14: 愛があるなら年の差なんて (公式PV) 73M

15: Hallelujah Xmas 71M

16: 観光 (公式PV) 66M

17: 不良倶楽部 62M

18: 透明高速 59M

19: あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。(公式Dance) 53M

20: Ivory (公式PV) 52M

Crazy Ken Band(CKB)の25枚目のアルバム『華麗』が9月3日にリリースされました。25枚という枚数もさることながら、どのアルバムも高いクオリティで、シングル以外にアルバム曲がまた素晴らしいのがCKBです。

ということで、華麗なるCKB25枚目のアルバム発売されたことを記念して、当サイトの管理人が選ぶCKBソング100曲を紹介したいと思います。音源は基本的に公式のものを張っていますが、ないものについては検索ページを出しています。

 

9回目は2018年に発売された18枚目のアルバム『Going To A Go Go』(オリコン8位)、2019年に発売された19枚目のアルバム『Pacific』(オリコン11位)、2020年に発売された20枚目のアルバム『Now』(オリコン14位)までの3年間になります。『Now』は20枚目という節目であると同時に、コロナ禍直面後に作られたアルバムで、それまでアンコール2回、30曲以上、3時間のイケイケだったライブ方法は変わって、初めてライブ配信も行われました。『Now』はコロナが蔓延する時代にバンドの「今」を見つめ直すものになりました。

 

GOING TO A GO-GO 2018

 

大きな20年目の節目を経たアルバム『Going To A Go Go』からのタイトルナンバー。新たな一歩を踏み出すという気持ちが伝わる曲で、90年代のBrand New Heaviesのようなアシッドジャズのお洒落なサウンドが心地良い。

 

そうるとれいん 2018

 

アルバム『Going To A Go Go』に収録されている曲。テレビ番組「ぶらり途中下車の旅」に使われていたらしく、旅行の楽しさ、わくわくとした気持ちが伝わってくる歌詞とメロディ。この曲を聞くと本当にどこか旅行に行きたくなります。

 

山鳩ワルツ 2018

 

アルバム『Going To A Go Go』に収録されている曲で、NHKのみんなの歌でも流れていました。山鳩のグーグーポッポという音をそのまま歌にするところがインパクトがあり、こどもの頃の古い記憶をたどっていく歌詞がノスタルジックな気持ちにさせます。

 

のっぺらぼう 2018

 

アルバム『Going To A Go Go』に収録されている曲で、ギターの小野瀬さんの曲。キュッキュというあたりがスクラッチじゃないところがまず驚きますが、曲が何かのアニメか映画の主題歌かと思うほど風格あるキャッチーなメロディと歌詞。

 

羽田ブルース シシドカフカ f.横山剣 With Crazy Ken Band 2018

 

シシドカフカさんに提供した横山剣さんの曲で、フューチャリングにCKBと横山剣さんがクレジットされています。最近は少なくなった昭和歌謡の香りただよう初期の頃のCKBの曲のようなブルースで、哀愁ただようメロディが懐かしさもあります。

 

クレイジーの中華街大作戦! 2019

 

アルバム『Pacific』に収録されていた曲。横山剣さんのソロアルバム『Crazy Ken's World』に収録されていた「中華街大作戦」というインタールードがあって、これがスタンダードな王道メロディに「そんな中華街」と充てたものがありましたが、それを曲として再構成したもの。シングルになっていませんが、スタンダードな香りがするほど曲のインパクトの強さがあります。

 

南国列車 2019

 

アルバム『Pacific』に収録されていた曲で、アルバムのエンディング。歌詞が最初から最後まで全てが良くて、全く無駄のない小さな一つの小説のよう。旅の楽しさを伝える言葉に「安くて美味しいご飯が食べたい」というストレートな部分に惹かれて、時間の経過とともに景色の変化があり、そして心情まで変化してくるストーリーチックなところが好きです。

 

ヨコスカ慕情 2020

 

アルバム『Now』に収録されていた曲。映画『慕情』からインスパイアされた曲ということですが、どこか懐かしさも感じさせるメロディに情熱的な男女の恋模様が描かれます。サビに放たれる「ジョーイ(女医)」という言葉の破壊力。小高い丘にたたずむ病院という描写まで頭に浮かぶ映画のワンシーンのような曲。

 

門松 2020

 

アルバム『Now』に収録されている曲で、映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の主題歌。これぞCKBでしか作れないスカバンドの軽快なドライブ感溢れるメロディに、これもCKBならではの独特な歌詞が載ります。最初のイントロから、暴走、またはジェットコースターのような世界観への引き込まれ方が凄い。

 

IVORY 2020

 

アルバム『Now』に収録されている曲で、シングルカットされてオリコンで9位を記録。コロナ禍で不要な外出が禁止される中で、ゴーストタウンとなったある意味時代の一つの記憶ですが、それを夏が終わってしまった悲しさと重ねて歌っています。モノクロームで描かれた人気のない寂しい映像のPVがぴったりとしていて、最後の小野瀬さんのギターソロのしめくくりまで、この時代の記憶が伝わります。

Billboard Chart 9/20

Single Chart


1(1) : Golden / Hunter/X,Ejae,Audrey Nuna & Rei Ami(5 Weeks)
2(2) : Ordinary / Alex Warren
3(4) : Manchild / Sabrina Carpenter
4(5) : Your Idol / Saja Boys,Andrew Choi,Neckwav,Danny Chung,Kevin Woo & samUil Lee
5(6) : Soda Pop / Saja Boys,Andrew Choi,Neckwav,Danny Chung,Kevin Woo & samUil Lee
6(3) : Tears / Sabrina Carpenter
7(7) : What I Want / Morgan Wallen f.Tate McRae
8(9) : How It's Done / Hunter/X,Ejae,Audrey Nuna & Rei Ami
9(8) : Love Me Not / Ravyn Lenae
10(11) : Daisies / Justin Bieber

Hunter/Xの「Golden」が5週目の1位を獲得しています。Streamingsは33.8Mで1位、Digital Salesは8,000回で3位、Radio Airplayは26.3Mで24位から20位に上がっています。
Top10内で4曲、しかもTop5内に3曲がK Pop Demon Hunters絡みということで、一大ブームとなっています。

14(21) : Mutt / Leon Thomas
15(22) : What It Sounds Like / Hunter/X,Ejae,Audrey Nuna & Rei Ami
20(28) : Undressed / Sombr
21(29) : Takedown / Hunter/X,Ejae,Audrey Nuna & Rei Ami
24(32) : Free / Rumi,Jinu,Ejae & Andrew Choi
25(37) : Back To Friends / Sombr
27(-) : Somebody Loves Me / Partynextdoor,Drake & Cash Cobain
31(45) : Happen To Me / Russell Dickerson *
33(41) : Yukon / Justin Bieber *
34(44) : Folded / Kehlani *
35(42) : Burning Blue / Mariah The Scientist *
37(55) : Man I Need / Olvia Dean 
38(43) : It Depends / Chris Brown f.Bryson Tiller *
40(-) : The Dead Dance / Lady Gaga
* Top40再登場

Top40内で登場した曲は3曲ありました。
27位にはParynextdoorとDrakeのアルバム『Some Sexy Songs 4 U』からラッパーのCash Cobainをフューチャーしたリミックスが発売された「Somebody Loves Me」が入っています。

Somebody Loves Me / Partynextdoor,Drake & Cash Cobain

37位には全英では大ブレイク中のロンドン出身のソウルシンガーOlivia Deanの「Man I Need」が入ってきました。Madonnnaの曲のようなメロディをソウルカバーしたような印象で、全英以上にヒットの要素は高そうです。

Man I Need / Olvia Dean

40位に登場したのはLady Gagaの「The Dead Dance」でした。9月3日に発売されたこの曲はMTV Video Music Awardで「Abracadabra」とメドレーでパフォーマンスされたこともあり、8.7MのStream、7.8MのRadio Airplay、5,000回のDigital Salesを稼ぎました。PVはビートルジュースのティムバートンが監督していて、ハロウィンにぴったりのものになっています。

The Dead Dance / Lady Gaga

Streamings Songs #1 : Golden / Hunter/X 33.8M
Digital Sales #1 : Ordinary / Alex Warren
Radio Airplay #1 : Ordinary / Alex Warren 75.1M

Album Chart (Units/Sales)


1(2) : K Pop Demon Hunters / Soundtrack 128,000/23,000
2(1) : Man's Best Friend / Sabrina Carpenter 119,000/?
3(3) : I'm The Problem / Morgan Wallen 98,000/?
4(17) : Swag / Justin Bieber 80,000/?
5(5) : You'll Be Alright,Kid / Alex Warren 38,000/?
6(9) : SOS / Sza 33,000/?
7(6) : One Things At A Time / Morgan Wallen 33,000/?
8(4) : Karma The 4th Album / Stray Kids 32,000/?
9(8) : The Last Wun / Gunna 31,000/?
10(12) : I Barely Know Her / Sombr 29,000/?

14(-) : Rich Man The 6th Mini Album / Aespa
23(-) : Never Say Never / Zerobaseone
31(-) : The X / Monsta X

122(-) : Double Infinity / Big Thief
133(-) : All Niught Days / Rob Thomas

サントラ『K Pop Demon Hunters』がようやく1位に輝いています。シングルではTop10内4曲を送り込む大ブームぶりで、勢いはしばらく続きそうです。

4位にJustin Bieberの『Swag』が再浮上していますが、これは『SwagⅡ』という追加曲がリリースされたためで、オリジナル21曲に追加で23曲が入るデラックス盤となっています。

10位にニューヨークのシンガーソングライターSombrのアルバム『I Barely Know Her』が入ってきました。MTV Video Music Awardで「Back To Friends」と「12 To 12」のメドレーがパフォーマンスされた影響もありました。