Ver.5サイトが選ぶポップミュージック名曲選 00年代以降編2 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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Ver.5サイトが選ぶポップミュージック名曲選 00年代以降編2


よくあるロックの名曲ではなくて、ポップミュージックの名曲を当サイトが厳選して紹介しています。選曲は全米Top5に入った曲はそれだけで名曲で、膨大なリストとなるため外しています。
00年代(2000年以降)から早くも四半世紀が過ぎようとしています。インターネットの普及からデジタルでのフォーマットが登場し、今はStreamingの時代となりました。膨大な世界の、または過去のライブラリを自由に聞ける、また個人が簡単に発信できる時代となり、音楽のあり方が変わってきました。Streamingsが集計対象になるため聞かれる曲はいつまででも聞かれ続け、ある時には自然発生のごとく過去の曲が浮かび上がってきます。
そんな時代の00年代以降ですが、管理人がチャートヒット関係なく、長く聞かれ続けるのではないかと思う曲をセレクトしました。2000年になり、ポップミュージックが元気になります。ダンスポップだけでなくロックも、ヒップホップも華やかになり、00年代の音楽シーンを作っていきました。

It's My Life / Bon Jovi 00

 

ニュージャージー州Sayrevilleで結成されたハードロックバンドBon Joviは80年代にハードロックブームを牽引したバンドでした。2000年に入るとスウェーデンの作曲家Max Martinと組んだ「It's My Life」で全米33位、全英3位のヒットを記録しています。Bon Joviの代名詞でもあるワウワウといった音を使うなどBon Joviらしさを残しつつMax Martinらしいポップフィーリングがミックスされて、サビの「It's My Life」と歌う開放感が最高の曲となっています。

Clocks / Coldplay 03

 

ロンドンで結成されたロックバンドColdplayは2000年にデビューすると、美しいメロディと華やかな展開でドリームポップという言葉が生み出されるほど世界中で活躍しました。「Clocks」は2002年から2003年にかけて全米29位、全英9位のヒットを記録した曲ですが、Grammy賞でRecord Of The Yearを受賞するなどColdplayをスーパーバンドに押し上げた曲となりました。ピアノのリフを中心とするColdplayらしい美しいメロディの曲で、中盤から後半への展開もまたドラマチックです。

All The Things She Said / t.A.T.u. 03

 

ロシアはモスクワで結成された女性2人によるユニットですが、2002年に発表された『200km/h In The Wrong Lane』はYesやFrankie Goes To Hollywoodで有名なトレバーホーンによるプロデュースのハイテンションなパンクロックアルバムで一気に注目を集めました。日本の音楽番組のドタキャンは今もなお語り継がれる伝説。「All The Things She Said」は切ないメロディとレズビアンの少女を描いた歌詞とPVもあり全米20位、全英1位を記録する大ヒットとなりました。

Wonderful / Everclear 00

 

オレゴン州Portlandで結成されたオルタナロックバンドEverclearの全米11位、全英36位を記録した、バンドにとっては今のところ唯一の全米Top40ヒット曲です。「Wonderful」というタイトルながら、曲は離婚した親のこどもの心を歌ったものです。躍動感のあるメロディアスな曲ながら普通を演じるこどもの心の闇が最後に向かっていくにつれて爆発していく様は凄いです。

Can't Get You Out Of My Head / Kylie Minogue 02

 

オーストラリアはメルボルン出身のシンガーKylie Minogueは80年代後半にストックエイトケンウオーターマンと組んで世界中でブレイクしますが、2002年には「Can't Get You Out Of My Head」が全米7位、全英1位と世界中で大ヒットを記録して2回目のブームを起こします。ソングライターとして活躍しているCathy Dennisにとっても代表的な曲でエレクトロのディスコナンバーながら、切ないメロディとの組み合わせが絶妙です。

Never Had A Dream Come True / S Club 7 01

 

テレビ番組『Miami 7』から登場したロンドンのユニットS Club 7の2001年に全米10位、全英1位を獲得した曲です。Kylie Minogueの「Can't Get You Out Of My Head」を作曲したCathy Dennisによるバラードで、イントロからサビまで流れるような美しいメロディが魅力です。Cathy Dennisはこの曲以外にS Club 7の曲を数多く手がけて人気作曲家となっていきました。

(There's Gotta Be) More To Life / Stacie Orrico 03


ワシントン州Seattle出身のシンガーソングライターStacie Orricoの2003年に全米30位、全英12位を記録した曲です。「人生にはもっと何かがある」という力強い歌詞とメロディが魅力のエンパワーソングで、サビメロ、間奏にその後の転調と後半のたたみ込みかたが素晴らしい曲です。

The Remedy (I Won't Worry) / Jason Mraz 03


バージニア州Mechanicsville出身のシンガーソングライターJasson Mrazのブレイクヒットで2003年に全米15位、全英79位を記録しています。こちらも力強いメッセージがこもったエンパワーな曲で、親友が癌にかかったことから生まれたということです。

Over My Head (Cable Car) / The Fray 06

 

コロラド州Denverで結成されたロックバンドThe Frayのブレイクヒットで2006年に全米8位、全英19位を記録しています。ピアノのメロディを中心とした美しいナンバーで、映画「ステルス」で使用されたことで人気となりました。Coldplayもそうですが、ピアノを中心としたロックが2000年代らしいという感じがします。

Speed Of Sound / Coldplay 05

 

ロンドンで結成されたColdplayは2ndアルバムがメディアに高い評価を受けてロングヒットしていましたが、3枚目のアルバム『X & Y』は世界的なバンドへと一気に世界的なバンドへと押し上げました。シングルとなった「Speed Of Sound」は初の全米Top10入りとなる全米8位、全英2位を記録しています。Coldplayらしいピアノの調べを中心としたポップロックで、タイトルといいColdplayらしい世界観が伝わってくるナンバーです。