2020年5月の棚からアルバム2 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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2020年5月の棚からアルバム2



今日は作業しながら70'sのこのアルバムをチョイスして聞いています。



Boston / Boston (76)



気分をアゲたい時には重宝する一枚。BostonはLiveで人気となって、このデビューアルバムは全米3位、全米だけで1700万枚を売り上げるマンモスヒットとなりました。ジャケットにあるような大宇宙という夢のある感じは70年代という感じです。3曲目のForeplay/Lontimeのようなプログレッシブロックサウンドを意識しながらそれぞれの曲がポップでノリが良いというバランスの良さが素晴らしいです。1976年はEaglesの『Hotel California』にStevie Wonderの『Key Of Life』、Led Zeppelinの『Presence』、Boz Scaggsの『Silk Degrees』、Aerosmithの『Rocks』など名盤ラッシュがあった年。リアルタイムだったら痺れたでしょうね。


More Than Feeling / Boston



Electric Warrior / T.Rex (71)



「Get It On」のヒットで有名なT.Rexの代表作。もし自分がギターを弾けたなら絶対に「Mambo Sun」はやったと思うなと思うほどの心地よさ。ギターでリズムを刻むのはこのアルバムが最初の頃ではなかったかな。70年代には自分にとっては遠い存在ですが、T.Rex、Marc Bolanは凄い人気だったということ。後から聞いた自分としてはDavid Bowieの『Ziggy Stardust』(72)のようなグラムロックの代表的なアルバム。メランコリックなメロディにノリノリのギター。シンプルながらジャケットがまたカッコイイです。


Get It On / T.Rex


Horses / Patti Smith (75)



ニューヨークパンクのPatti Smithのデビュー作。ピアノの穏やかな調べに「キリストは死んだけど私のせいじゃない」というイントロから徐々にスピードが上がってくる「Gloria」。1年に1回ぐらいのペースで聞いている1枚ですが気楽に聞けないのはPatti Smithの歌があまりにも熱くてパワーがあって、聞くだけでも結構パワーがいるから。リリックが胸に刺さる3曲目の9分の大曲「Birdland」も引き込まれる曲です。そして4曲目の軽快な「Free Money」に流れ込むあたりの流れはLiveという感じです。1曲1曲がしっかりしていて、流れが良くて、「Free Money」や「Kimberly」のような聴きやすいポップなものもある。ロックの熱さがパックされた素晴らしい作品。


Gloria / Patti Smith


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