思わず体の動くグルービィなサウンド特集(80年代編) | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

グルーブのある曲の特集80年代編です。

ギヴ・ミー・ザ・ナイト<FUSION 1000>/ジョージ・ベンソン
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Give Me The Night / George Benson


フュージョンミュージシャンとしても有名なGeorge BensonがMichel Jacksonのヒットで有名なQuincy Jonesプロデュース、Rod Temperton作曲のコンビで1980年に全米4位のヒットを記録したポップチューンです。Quincyらしい音の競演が楽しいナンバーです。



Never Too Much / Luther Vandross


ニューヨーク出身のR&BシンガーLuther Vandrossのデビューアルバムからのデビューヒットです。1981年に全米チャートで33位を記録。Lutherといえば90年代は特に情熱的なバラードヒットで有名ですが、デビューアルバムのこの曲はLutherらしい伸びやかなボーカルが発揮されたダンストラックです。



What Cha' Gonna Do  For Me / Chaka Kahn


70年代はRufusとして活躍したソウルクイーンChaka Khanの1981年に全米チャート53位を記録したナンバーです。Ned DohenyとHamish Stuartのペンによるダンストラックで、曲はとにかくChakaのパワフルなボーカルに圧倒されます。



Risin' to the Top / Keni Burke


70年代にはFive Stairstepsとして「Ooh Child」のヒットも放ったKeni Burkeの1982年のアルバム『Changes』に収録されていたナンバーです。曲は誰もが聴いたことのあるあのメロディでMary J Blige「Love No Limit」、LL Cool J「Around The Way Girl」、後ろで紹介するMary Jane Girls「All Night Long」でサンプリングされています。



Over Like A Fat Rat / Fonda Rae


ニューヨーク出身のR&BシンガーFonda Raeの1982年のクラブヒットです。Fonda Raeといえば1984年にクラブヒットした「Touch Me(All Night Long)」(Cathy Dennis同曲の元曲)で有名ですが、この曲はSWV「On & On」やDe La Soul「Keepin The Faith」などサンプリングされています。



Forget Me Nots / Patrice Rushen


LA出身のR&BシンガーPatrice Rushenの1982年に全米チャート23位を記録したダンストラックです。この曲がPatriceの代表曲ですが、1982年のGrammy賞ではBest Female R&B Vocalにノミネートされています。軽やかなベーストラックはWill Smithの「Men In Black」やGeorge Michaelの「Fast Love」などで使われています。


All Night Long / Mary Jane Girls


LA出身R&BガールズグループMary Jane Girlsの1983年に全米チャート101位!を記録したナンバーです。「Superfreak」で有名なRick Jamesがプロデュースしていて、Keni Burkeの「Risin To The Top」をサンプリングしていますが、こちらの方が「Suger Suger...」というあたりLL Cool Jの「Around The Way Girl」サンプリングされているネタとして有名です。イントロからのリズムはGroove Theoryの「Tell Me」に使われています。



I Like It / Debarge


デトロイト出身のR&BグループDebargeの代表曲です。1982年に全米チャート31位を記録してブレイクするわけですが、その後1985年に「Rhythm Of The Night」(3位)で人気グループになります。メロディ、ハーモニーともサンプリング、カバーをされまくる超有名曲です。



It's No Crime / Babyface


80年代後半から90年代と数多くのヒットを作曲したBabyfaceがソロとして放った初のヒット曲です。1989年に全米チャート7位という記録が残っていますが、シンセサイザーを使ったグルービィなナンバーで、イントロから使われる独特のリズム感が最高です。



Keep On Moving / Soul Ⅱ Soul


ロンドンで結成されたアシッドソウルグループSoulⅡSoulは80年末にクラブシーンを中心に活躍して1989年に全米11位、全英チャートで5位を記録したこの「Keep On Movin」に「Back To Life」が大ヒットしました。クールなシンセサイザーのリズムにストリングスを使ったゴージャスなメロディ、そしてCaron Wheelerの美しいボーカルが魅力でした。



ということで思わず体の動くグルービィなサウンド特集(80年代編)でした。