Cosmic Girl / Jamiroquai (96) | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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Cosmic Girl / Jamiroquai (96)

Travelling Without Mov/Jamiroquai
¥価格不明
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90年代日本で人気があった洋楽アーチストでJamiroquaiを外すわけにはいきません。JamiroquaiはJay Kayを中心とするUKのソウルR&Bグループです。1993年に『Emergency On A Planet Earth』でデビューを果たして、全英チャートで1位を記録。シングルも「Too Young To Die」がTop10のヒットになったのを始め4曲がTop40ヒットになっています。


「Cosmic Girl」は1996年にリリースされた3rdアルバム『Traveling Without Moving』からの2ndカットです。アルバムリリース前に「Deeper Underground」が全英チャート1位になり、先行シングルの「Virtual Insanity」が優れたPVということでかかりまくったこともあって世界中で大ヒットを記録。アルバムは全英で2位、全米で24位のヒットを記録します。Jamiroquaiは日本で独自のヒットとは言い難いものがありますが、デビューアルバム発売当時からラジオ局で猛プッシュだったことは間違いありません。デビューアルバムは日本独自のアルバムジャケット仕様になっていて、わざわざシングル「Emergency On A Planet Earth」pvでは「緊急」という日本語まで付いています。2ndアルバムからの「Kids」は日本のTV番組ウゴウゴルーガで使われていました。


「Cosmic Girl」はJamiroquaiの従来の魅力であった70年代風ファンクサウンドを90年代のダンストラックにアレンジしたナンバーだと思います。浮遊感があって、それでいて流れるようなメロディが美しく引き込まれます。地元のFMラジオ局ではずっと1位を記録。「Virtual Insanity」と併せて多分10週以上は1位だったような。でも実は全米チャートではヒットせず、全英チャートでも最高6位でした。PVは車マニアのJay Kayらしくフェラーリで公道レーシングをしているものになっています。


Cosmic Girl / Jamiroquai (96)