Purple Rain / Prince & The Revolution | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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Viva 80's 8


Purple Rain / Prince & The Revolution (84)

Purple Rain (1984 Film)/John L. Nelson
¥708
Amazon.co.jp


名作が多いPrinceの作品の中で、一つだけ挙げるとすればこの作品になると思います。1984年に発売されたPrinceも出演した映画『Purple Rain』のサウンドトラックで、全米1位を24週間獲得して、現在までの全米でのセールスは1300万枚。シングルヒットは「When Doves Cry」が1位を5週間記録して84年の全米年間シングル1位。「Let's Go Crazy」も全米1位を2週間、「Purple Rain」が全米2位、「 I Would Die 4 U」が全米8位、「Take Me With U」が全米25位のヒットを記録しました。Princeはそれ以前からR&Bファンには知られていた存在でしたが、この作品で一気に世界的なトップスターへと駆け上がっていった、そんな作品です。


ちょうど私が洋楽を聴きはじめた84年、その中でPrinceのこのヒットがありました。当時はTV(地上波)を付ければそこにPrinceの「When Doves Cry」が普通に流れていて、食事時の家族団らんの中で「変わった曲ね。鏡合わせの映像が面白いね」と普通に会話がありました。PVは怪しさ満載なんですが、そんな時代でした。映画も地上波でやっていたように思います。内容は覚えてませんが。

Princeの「When Doves Cry」がチャートを駆け上がっていた時、ラジオでAmerican Top40なんかをチェックしてた頃でしたが、とにかく「念仏のよう」「聞いていたら癖になる」というコメントを腐るほど聞きました。確かに学生の頃に最初に聞いた時には??でしたが、今だに聴けば名曲だと思います。

Liveにも行きましたが、とにかくPrinceが思ったより小さい!ということに驚きました。会場の中央ほどでしたが、普通に豆粒のようなPrinceが縦横無尽に動き回って、何かパフォーマンスするたびに歓声は上がるのですが、実際に何をしているのかわからない。で・後でTV放送を見ていると「Kiss」のパフォーマンスで股間にマイクを立てていたりしていました(苦笑)。とはいえ、Liveでとにかく盛り上がったのは「Take Me With U」と終盤の「Baby I'm A Star」。「Let's Go Crazy」の振り切ったテンションの高さも凄いですが、Liveでは会場で一緒に歌った「Take Me With U」が一番の思い出です。


改めてこのアルバムを聴いているとまるでLiveを聴いているかのような生生しさと、熱が伝わってきます。この頃のRrinceの音はドラムの音がトゥルトゥトゥという感じで独特なのも良いです。最初の「Let's Go Crazy」の熱さ、そして「Take Me With U」への流れ。最後の「I Would Die 4 U」「Baby I'm A Star」でフィナーレの「Purple Rain」までLiveのノリです。最後はペンライトを動かしながら一緒に「Purple Rain」を歌いたいみたいな。


改めてリアルタイムでこのアルバムに出会えたことが本当に幸せだったなと思います。

When Doves Cry
Let's Go Crazy

Purple Rain (MP3)