Viva 80's 5
Private Dancer / Tina Turner (84)
- プライヴェート・ダンサー<30thアニヴァーサリー・エディション>/ティナ・ターナー
- ¥2,970
- Amazon.co.jp
全米のシンガーTina Turnerの84年に発売されたアルバムです。「Let's Stay Togther」(全米26位、全英6位)、「Help」(全英40位)、「What's Love Got To Do With It」(全米1位、全英3位)、「Better Be Good To Me」(全米5位)、「Private Dancer」(全米7位、全英26位)、「Show Some Respect」(全米37位)がヒットしてアルバムは全米3位を記録。全米だけで500万枚を売り上げています。
1960年にIke & Turnerでデビューしてから実に24年後の全米1位獲得、またGrammy賞を受賞するなど話題もありました。当時、全米1位の「What's Love Got To Do With It」の切なくなるメロディとTina のボーカルが大好きでこのアルバムも腐るほど聞いていましたが、改めて聴き直してみると当時わからなかったことがいろいろと見えてきます。まずはこのアルバムに収録されている名カバーの数々。Beatlesの「Help」やDavid Bowieの「1984」、Al Greenの「Let's Stay Togther」やMissy Elliottのデビューヒットでも有名な「I Can't Stand The Rain」(Ann Peebles)。「Help」なんてオリジナルの雰囲気を吹き飛ばす荘厳なバラードになっていて、しかもプロデューサーがJoe Sampleって。タイトルナンバーの「Private Dancer」もロックバンドDire Straitsのカバーです。しかもリードギターは3大ギターリストのJeff Beck。シングルヒットした「Better Be Good To Me」もヒットメイカーMike Chapmanの作曲だったりとかなり緻密に練られたカムバックアルバムでした。
Tina Turnerとしてはこのアルバムでブレイクして以降はシングルヒットを連発して、全米を代表するポップシンガーとして君臨することになります。80年代を代表するポップ、ロックアルバムの一枚。