Great Pop Songs 300 90年代編 10 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

Great Pop Songs 300 1999年

Baby One More Time/Britney Spears
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90年代も最後の年となりました。79年しかり、89年しかりと年度の終わりにはダンスミュージックがブームとなることが多いですが、この年もポップミュージックが大爆発した年として知られています。Britney Spears、Christina Aguilera、Backstreet Boysの他にJennifer Lopez、Destiny's Childといった00年代に活躍するスターがこぞって大ヒットを放ちます。


ラテンサウンドもブームでした。Ricky Martinが風穴を開ければ、Enrique Iglesiasが続き、Santanaが締めくくりました。


291 Baby One More Time / Britney Spears (99年)


Christina Aguilera、Justin Timberlakeが所属していたミッキーマウスクラブに所属し、やがてJiveからソロデビューを果たします。シングルとなったこの曲は見事に全米チャートで1位(2週)に輝き、デビューアルバムは全米1位を獲得します。スウェーデンのプロデューサーMax Martinによるパンチの効いたロックナンバーで、当時はロックファンにも受けが良かったと記憶しています。ビデオを見ると彼女の腕や足が細いことに驚きます。


292 Genie In A Bottle / Christina Aguilera (99年)


ミッキーマウスクラブ出身でBritney Spearsよりも年上だったChristina Aguileraのデビューヒットです。BritneyがMax Martinサウンドだったのに対してダンスからバラードまで幅広く歌いこなして、この時期はBritney Spearsよりもヒットを多く放ちました。この曲は全米1位を5週間記録する大ヒットでした。


293 No Scrubs / TLC (99年)


R&BシーンではTLCが大活躍を見せます。シェークスピアの手によるプヨプヨサウンドです。ボーカルがChilliだったのも話題になり、全米1位を4週間記録します。アルバム『Fanmail』はDallas Austinを中心にテクノ色の強い実験作でしたが、これもまた全米1位を記録する大活躍でした。


294 That Don't Impress Me Much / Shania Twain  (99年)


カントリー女性シンガーShaniaの活躍は99年も続きました。この曲はシングル向きにダンストラックに見事にリミックスして、これが受けに受けて全米7位のヒットになった他に全英チャートでも大ヒットを記録します。ビデオクリップの豹ガラのお姉さんがなんとも印象に残るナンバーです。


295 Praise You / Fatboy Slim (99年)


90年代後半にはテクノサウンドがヨーロッパ各国で盛り上がりますが、ノーマンクックのプロジェクトであるFatboy Slimが98年から99年に全世界で大ヒットを記録します。この曲は99年には全英1位曲(1週)を記録した他に全米でもロック系ラジオでかかりまくって36位のヒットを記録しました。Spike Jonezの作ったビデオクリップがまた名作で、素人集団がダンスするビデオですが、良い味を出しています。


296 Every Morning / Suger Ray (99年)


カリフォルニア出身のロックバンドSugar Rayの全米3位に入る大ヒットナンバーです。Beach Boysといった60年代ポップサウンドを現代風に解釈したメロディがとても楽しいナンバーです。


297 Kiss Me / Sixpence None The Richer (99年)


Sixpence None The Richerの全米2位のヒットです。アコースティックギターの音色が美しいナンバーですが、サビの「kiss me, beneath the milky twilight」の部分もまた幻想的で良い感じでした。


298 Livin La Vida Loca / Ricky Martin (99年)


このナンバーも99年の大ヒットでした。ラテンの貴公子として人気があったRicky MartinがDesmond Child作曲によるこのナンバーで初の全米1位(5週間)を記録します。全米のみならず全世界で大ヒットしましたが、日本では郷ひろみがカバーして、これも話題になりました。


299 If You Had My Love / Jennifer Lopez (99年)


同じくラテン系シンガーで、女優としても活躍していたJennifer Lopezもまたこの年にブレイクします。Rodney Jerkinsによるロマンチックなバラードナンバーで、全米1位を5週間記録しました。


300 Smooth / Santana f. Rob Thomas (99年)


ラテンブームは70年代にラテンサウンドをギターで表現していたSantanaのブームを再燃させました。Matchbox Twentyのボーカル Rob Thomasをフューチャーした熱いナンバーは全米1位を12週記録した他に、00年のGrammy賞も圧勝するという大活躍を見せました。