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Ver.5 Music Box - Kylie Minogue 特集 -

カイリー・ミノーグ
X(期間限定スペシャル・プライス)

11月21日に発売されるKylie Minogue10枚目のオリジナルアルバム『X』(邦盤、US盤は27日)を記念して、これまでのKylie Minogueのアルバムからシングルを1曲づつ、10曲紹介します。
ちなみにKylie Minogueは思いいれのあるアーチストで、1988年のデビュー時には自分にとってもアイドルのような存在でした。


まずはデビューアルバムからスタートしましょう。オーストラリア出身のKylie MinogueはTV番組『Neighbours』でスターとなりますが、20歳になった1988年には待望のシンガーとしてのデビューを果たします。当時ユーロポップ界で絶大な人気を誇ってきたStock Aitken Watermanをプロデュースに迎え、デビューアルバム『Kylie』は全米で53位、全英で1位の大ヒットを記録します。そこからのデビューシングルとなったこの曲は全英チャートで1位を記録しました。


I Should Be So Lucky / Kylie Minogue (UK1位)


全米デビューを果たし、トップアイドルとなったKylie Minogueは21歳となった翌年の1989年には2ndアルバム『Enjoy Yourself』を発売します。全米ではヒットしなかったものの全英チャートでは1位を記録しました。シングルは「Hand On Your Heart」「Tears On My Pillow」が全英チャートで1位に輝いた他にこの曲が全英チャートで2位のヒットを記録しました。作曲プロデュースはStock Aitken Waterman。


Wouldn't Change A Thing / Kylie Minogue (UK2位)


22歳になったKylie Minogueは1990年に3rdアルバム『Rhythm Of Love』を発売して全英チャートで9位のヒットを記録します。これまで2作でメインを占めていたユーロポップからR&B、Rockへと音を多様化させていった時期でした。ビデオクリップでは清純派アイドルからセクシー派に転進。このアルバムからの先行カットとなったこの曲は全英チャートで2位のヒットを記録しました。


Better The Devil You Know / Kylie Minogue (UK2位)


23歳のKylie Minogueが、というかStock Aitken Watermanにやや人気にかげりが見えてきた1991年にはR&Bテイストなアルバム4thアルバム『Let's Get To It』を発売して全英チャート15位を記録します。先行カット「Word It Out」は16位と不本意な成績に終わりましたが、3rdカットとなったこの曲が全英チャート2位を記録して、存在感を出します。Chairmaen Of The Boardの1970年のヒット曲のカバーでした。


Give Me Just A Little More Time / Kylie Minogue (UK2位)


1994年には26歳となったKylie Minogueが自分の名前をつけたアルバム5thアルバム『Kylie Minogue』を発売しますが、このシングルが全英チャートで2位に入ったこともあり、全英チャートで4位にはいる健闘を見せます。作曲がSteve Andersonm、Dave Seamanで、プロデューサーがBrothers In Rhythmという変わった布陣で、曲もオリエンタルなロックテイストに仕上がってました。


Confide In Me / Kylie Minogue (UK2位)


それから4年後の1998年、30歳となったKylie Minogueは6thアルバム『Impossible Princess』を発売しますが、これが賛否両論を巻き起こす作品で、結果アルバムは全英チャートで10位のヒットを記録しました。Kylie Minogue自身がソングライターを担当して、James Dean Bradfield、Sean Moreと作ったロックテイストなこの曲は全英チャートで22位のヒットを記録しました。


Some Kind Of Bliss / Kylie Minogue (UK22位)


33歳となったKylie Minogueの2000年はアルバムの通り輝ける年となります。7thアルバム『Light Years』はポップテイストに溢れるアルバムに仕上がり、全英チャートで1位を記録します。シングルはこの曲が全英チャートで1位に輝いた他に4曲がTop10ヒットとなり、Kylie Minogueが再びチャートの中で存在感を出し始めることとなりました。


Spinning Around / Kylie Minogue (UK1位)


前作で再びポップスシーンの頂点に立ったKylie Minogueは勢いそのままに2001年に8thアルバム『Fever』を発売します。80年代前半のニューウェーブサウンドを蘇らせたこのアルバムは先行シングルが全英チャートで1位、全米チャートでも8位のヒットを記録したことにより全英チャートで1位に、全米チャートでも3位を記録します。


Can't Get You Out Of My Head / Kylie Minogue (UK1位)


36歳となったKylie Minogueの2003年、前作のテクノポップ路線をよりソリッドに凝縮した9thアルバム『Body Language』を発売して、全米チャートで42位、全英チャートで6位のヒットを記録します。シンプルなリズムで構成されたこの先行シングルは全英チャートで1位を記録しています。


Slow / Kylie Minogue (UK1位)


その後、自身の乳癌の発表と、闘病。4年のブランクからまたポップシーンに帰って来ました。39歳となったKylie Minogueの2007年11月に発売される10枚目のアルバム『X』からの先行カットは、ロックナンバーでした。


2 Hearts / Kylie Minogue


ということでKylie Minogueの10枚目のアルバムを記念して10曲の紹介でした。