- It's A Shame / Spinners (70) -
- The Spinners
- The Very Best of the Spinners
Robin Thickeを聞きながら、ずっとこれまでのソウルサウンドを思い出していました。ファルセットボイスのソウルサウンドでまず思いついたのがこのSpinnersでした。そして結論は、ファルセットだけじゃだめだよなあ。ソウルはやはりこちらが圧倒するほどのパワーが欲しい。そういうことでSpinnersの代表的なナンバーを紹介します。最初のメジャーヒットになるのでしょうか。70年に14位のヒットを記録しました。90年代にはMonnie Loveを始めサンプリングも数多くされているので、曲を聴いたことが有る人が多いと思います。
Spinnersは70年代ソウルサウンドを紹介した時にも少し触れましたが、72年から起きるフィラデルフィアを中心とするフィリーソウルの代表的なグループです。フィリーソウルの中心的なソングライターであるThom Bellによって書かれた曲が次々と大ヒットを記録します。73年に「Could It Be I'm Falling In Love」(邦題はフィラデルフィアより愛をこめて)が全米3位に入り、74年には「Then Came you」が全米1位を獲得します。その後75年に「They Just Can't Stop It」(5位)、76年に「Rubberband Man」(2位)、79年に「Working My Way Back To You / Forgive Me Girl」(2位)、80年に「Cupid / I've Love You For A Long Time」(4位)と毎年のようにソウルの名曲を放ちました。
この曲はイントロのギターのメロディが素晴らしいですが、ボーカルも徐々にテンションが高くなっていくのが面白いナンバーです。