魅惑のポップミュージック 20 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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- Breaking Us In Two / Joe Jackson (83) -


Joe Jackson
Night and Day

70年代、80年代、90年代、00年代の各時代から管理人が特にお勧めするポップミュージックを紹介しています。今回紹介するのはJoe Jacksonです。「You Can't Get What You Want」(84)と最後まで迷いましたが、メロディの美しさでこちらを選びました。82年に大ヒットした「Steppin Out」の次にカットされた「Breaking Us In Two」です。


Joe JacksonはUKのソングライターです。79年に「Is She Really Going Out With Hil?」でブレイクしますが、その名前が世界中に知れ渡ったのは82年に発売されたアルバム『Night & Day』(全米4位)です。この頃はニューウェーブサウンドといってシンセサイザーを使ったデジタルポップが流行していましたが、Joe JacksonはそれにJazzやクラッシックの要素を加えて都会的にお洒落なサウンドに変えました。シングル「Steppin Out」は全米チャートで6位を記録して、アルバムも大ヒットを記録します。続けてカットされたこの曲は一転して切ないバラードタッチのナンバーで、全米チャートで18位のヒットを記録しました。


曲はイントロからピアノに導かれて切ないメロディが怒涛のように押し寄せます。間奏のシンセサイザーとピアノの合わせ技はさすがに時代を感じますが、それでも魅力的なポップミュージックです。


Breaking Us In Two / Joe Jackson (83)