Watch The Pop Music Video | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

Watch The Pop Music Video - あのCM曲 -


Sarah Brightman
A Whiter Shade of Pale/A Question of Honour

最近の曲だけじゃなくて、昔の洋楽ヒットも聞いてみよう!というコーナーです。大体週1のペースで10曲程紹介していきます。なお、それぞれのビデオはYoutubeにリンクしています(別ウインドウで開きます)。ビデオが見られることを確認していますが、時と場合によっては見られない場合があります。


TV-CMから洋楽にはまった人は多いと思います。実は81年の曲を選んでいた時に、CMで耳にする曲が多かったので、CMだけで10曲を紹介してみようと思いました。かなり印象的な使われ方をしている曲だけを選んだので、憶えている人が多いと思います。


ということで最初の曲は、これでしょう。まもなくワールドカップも始まることですし、某テレビ局のサッカー中継では耳にタコができるほど耳にしているあの曲です。ガンバレニッポン!。Sarah Brightmanは元々クラッシックシンガーで、「Time To Say Goodbye」が全英で2位に入るなどポップスでもマルチに活躍しています。この曲が使われているCMはToyotaのMark Xです。CMに出演している佐藤浩一は個人的に好きな俳優で、今かっこいい悪役をやらせたら一番じゃないでしょうか。チャート的には全米でも全英でも記録は残っていませんが日本でヒットしています。


Sarah BrightmanのA Question Of HonourToyota:Mark X


サッカーということでは、こちらのCMでもサッカーバージョンになってました。私もよく読んでいたキャプテン翼が登場しているキリンの清涼飲料水のNudaです。ナインティナインの岡村隆史や梨花も出ていました。ここに使われているのがQueenのこの曲で、全英で79年に9位のヒットを記録しています(全米では86位)。


QueenのDon't Stop Me Nowキリンビバレッジ:Nuda


このCMが流れた時には、カバーなんですが、正直やられたって思いました。Depeche Modeが81年に全英で8位を記録した曲です。今では重いテクノビートがウリのDepeche Modeですが、80年代も前半では軽いタッチのナンバーが多くて、私も良く聴いていました。この当時のビデオはDepeche Mode自身が黒歴史と語っていたように覚えています(笑)。使われているCMは日産のマーチで、曲のアレンジが上手いなあと思います。


Depeche ModeのJust Can't Get Enough日産:マーチ


オリジナルはこの曲です!って言いたいのが森永:ウィダーin ゼリーのこの曲です。もうすっかり忘れ去られているかもしれませんが、Knackの「My Sharona」です。ロサンゼルス出身のバンドKnackが79年に出したこの曲はいきなり全米で1位を6週間記録する大ヒットとなり、Beatlesの再来かと騒がれました。一発屋ではないですが、その後パタリとヒットが途絶えてしまい、別の意味で記憶に残るバンドになりました。


KnackのMy Sharona森永:ウィダーin ゼリー


このCMは最近ビックリした曲の一つです。はっきりと言いますが、数ある全米1位曲の中でも「手に入りにくい曲」の一つです。79年に突如出現した覆面アーチストのMが放ったポップヒットで、全米1位に輝きました。CMはJTのイメージ広告で、最近は禁煙運動が広がっていますから、企業として戦略転換に必死なのでしょう。とりあえずこの曲を採用したプランナーは神!。


MのPop Musik JT


81年編で紹介したSheena Eastonがブレイクするきっかけになったのがこの曲です。81年に全米で1位に入るヒットで、「9 To 5」というタイトルは同じ81年にDolly Partonも全米1位を持っている関係でこちらは「Morning Train」の愛称がよく知られています。実にこの曲から「Modern Girl」の再ヒットを含めて5曲連続で全米Top30入りのヒットを放つ活躍を見せました。CMではSuntoryのカロリのCMで前に使われていました(今はノーランズの曲です)。


Sheena Eastonの9 To 5 (Morning Train) (Suntory :カロリ


松嶋奈々子さんの生茶のCMで使われているのがアイルランド出身のロックバンドCranberriesの「Dreams」です。94年に全米で42位、全英でも27位と渋いヒットですが、歌詞が良かったこともあってアジア圏で大ヒットしました。確かフェイ・ウォンがカバーしていたような・・(不確か)。


CranberriesのDreamsキリンビバレッジ:生茶


サッポロ生のCMでよく流れている曲はBlondieの81年の全米1位曲です。Atomic Kittenがカバーして全英でも1位になっています。「良い波がキター、自分はそれに乗ってナンバー1にナル」という歌詞のわりにトロピカルな雰囲気です。80年代を代表する名曲です。


BlondieのThe Tide Is Highサッポロ:生


『Frampton Comes Alive』は70年代を代表するライブの名盤で、全米1位にも輝くのですが、ここに収録されているのが「Baby I Love Your Way」でした(76年全米12位)。その後80年代にはWill To Powerがカバーして全米1位になり、90年代にはBig Mountainがカバーして94年に6位に入るヒットを記録しています。70年代、80年代、90年代と来ているので00年代でもヒットがあるかもしれません。


Peter FramptonのBaby I Love Your Way大塚ビバレッジ:Crystal Geyser


最後に紹介するのは最近Sonyのブラビアで使われているLouis Armstrong Jrの「What A Wonderful World」です。80年代には車のCMで長年使われていました。今は亡きLouis Armstrong (サッチモ)の味のある歌声が歌詞とメロディに合っている名曲です。88年に映画のサントラに使われたのがきっかけで全米で32位のヒットを記録しています。


Louis Armstrong JrのWhat A Wonderful worldソニー:ブラビア


ということでいかがだったでしょうか。またこうした特集も企画していきますのでお楽しみに!