Billborad チャートにロングヒットにかかるルールが変更になりました。
Billboard Chart Beat より(後半が該当部分)
2025年10月25日付けのシングルチャートからHot100について以下の変更がありました。
これまでは下降傾向にある曲については52週経過後に25位未満、または20週経過後に50位以下になるとHot100から外されていました。
しかしこれからは
78週間後に5位以下の場合
52週間後に10位以下の場合
26週間後に25位以下の場合
20週間後に50位以下の場合Hot100から外されてRecurrent Statusに移されます。
これらの基準を下回る曲はケースバイケースでHot100に残留する資格があるということ。(←よくわからない)
またHoliday Classicはチャート入り週数に関わらず50位以上に復帰する資格があり、その後は上記のルールが適用されます。ホリデー・カタログ曲以外の新規急上昇曲も同様で、チャートでの実績が目立たない楽曲は、個別に判断し、どの順位でもデビューできます。またHot 100に定期的にランクインした楽曲は、全フォーマットのラジオ・ソング・チャートから引き続き削除されます。
今回の改変の理由(Billboard誌による)
ヒット曲はチャートに長く残り続ける – しかし、なぜでしょうか?過去10年間のストリーミングの台頭により、Hot 100はこれまで以上にリピートリスニングを反映するようになったことです。同時に、ビルボードのエアプレイチャートに反映されているように、ラジオ局はヒット曲をより長く、頻繁にエアプレイで放送する傾向にあります。この変化により、チャートの動きは以前よりも緩やかになっています。
最新の調整により、Hot 100 のさまざまな地域での混雑が緩和され、ラジオ形式で頻繁に流れるようになった曲や、DSP プレイリストでレーベルによって積極的に宣伝されなくなった曲を移動するのに役立ちます。
特に近年、Hot 100で最長ランクインを記録した曲がいくつかあり、その筆頭はTeddy Swimsの「Lose Control」で、10月25日のチャートでは記録的な112週間のランクインを終えてチャートを去りました。今週、リピートランクインした他のヒット曲には、Benson Booneの「Beautiful Things」が89週間、Lady GagaとBruno Marsの「Die With A Smile」が60週間を終えてチャートを去ったことなどが挙げられます。
ということで、いきなりTeddy SwimsやBenson Booneのロングヒット曲がチャートから消えてしまいました。例年のホリデー曲はこのルールには該当しないようですが、チャートが下がり目になった時に消えるがどこで反映するのかはまだわかりませんね。通常はクリスマス当日までは上がり続けるものなので。
まさかTeddy Swimsの記録更新がこんな形で終わるとはとは思いますが、新しい曲がもっと流動的に動く新しいチャートに期待したいものです。
10月11日→10月18日→10月25日 シングルチャート
Lose Control / Teddy Swims 6位→17位→× 112週目 
Die With A Smile / Lady Gaga & Bruno Mars 13位→22位→× 60週目
Beautiful Things / Benoson Boone 15位→25位→× 89週目
A Bar Song (Tipsy) / Shaboozey 16位→× 77週目
Pink Pony Club / Chappell Roan 20位→× 68週目
Good News / Shoboozey 23位→34位→× 46週目
I'm The Problem / Morgan Wallen 25位→31位→× 36週目
Luther / Kendrick Lamar & Sza 28位→38位→× 46週目
Sorry I'm Here For Someone Else / Benson Boone 40位→46位→× 32週目
Worst Way / Riley Green 47位→× 38週目
Wildflower / Billie Eilish 54位→63位→50位 70週目