Crazy Ken Band(CKB)の25枚目のアルバム『華麗』が9月3日にリリースされました。25枚という枚数もさることながら、どのアルバムも高いクオリティで、シングル以外にアルバム曲がまた素晴らしいのがCKBです。
ということで、華麗なるCKB25枚目のアルバム発売されたことを記念して、当サイトの管理人が選ぶCKBソング100曲を紹介したいと思います。音源は基本的に公式のものを張っていますが、ないものについては検索ページを出しています。
5回目は2008年に発売された10枚目のアルバム『Zero』(オリコン5位)、2009年に発売された11枚目のアルバム『ガール!ガール!ガール!』(オリコン4位)までで、それぞれのアルバムから5曲ずつを選曲しています。アルバム『Zero』は10枚目にして「マイナスからようやくゼロ」といっているゼロ地点のアルバムで、そして次の11枚目から新たな1枚目となる『ガール!ガール!ガール!』となり、ここではユニバーサルミュージックに移籍をし、さらにDouble Joy Internationalが発足するなど節目の時期となっています。
零 2008
アルバム『Zero』のタイトルナンバー。全23曲の11曲目で、アルバムでほぼ真ん中にある分岐点のような感じで、曲は最後に歌があるものの、CKBがバンドであることを全面に出したジャムっぽい準インストゥルメンタルな曲。メンバーそれぞれに見せ場があり、最後にこのアルバムの意味である「ゼロからの出発」が歌われます。
猫 2008
アルバム『Zero』に収録されている曲。「猫」というタイトルながら、フランスの音楽のようなお洒落な感じで、女性との別れが歌われます。この歌に登場する猫は十分すぎるほどの活躍ぶりで、「猫みたいな子(人)」、「その子(人)が飼っていた猫」、「回る猫の目のように」、さらには「猫すべり」「猫まわり」という単語まで登場するCKBならではの曲。
亀 2008
アルバム『Zero』に収録されている曲。童話の「うさぎと亀」をモチーフにしていて、主人公はウサギのほうで、いつのまにか追い抜かされていたウサギが「でもやるんだ」という決意が歌われます。ライバルの亀に対する嫉妬に近い感情そのままに歌った歌が素晴らしい。
ハマ風 2008
アルバム『Zero』に収録されている曲。「ハマ風」というタイトル通りに軽快なドライブミュージックで、軽やかなキーボードのメロディが印象的。でも歌詞が全て持って行ってしまっていて、犬や猫を飼わないと言っていた主人公が最後に「飼ってもいいぜ」でしめくくるところがインパクトあります。
音楽力 2008
アルバム『Zero』に収録されている曲。シングル「タオル」のメロディを引用した曲で、ベストアルバムでは「タオル」と繋げたリミックスもあります。まさに「音楽力」というタイトルのとおりに音楽のパワーが感じられる曲で、Full Of HarmonyとISO from I.S.O.P.とのコラボが絶妙。高速ラッピンに負けないほどのエネルギッシュな横山剣さんのボーカルが素晴らしい曲です。
昼顔 2009
アルバム『ガール!ガール!ガール!』から、シングル「ガールフレンド」にカップリングされていた曲で、西友のCMソング。CMの影響もあってCKBの中では「タイガー&ドラゴン」に次ぐぐらいに知られている曲。思わず踊ってしまいそうなファンキーなメロディに「奥さんの為なら」という強烈なサビが素晴らしい。
僕らの未来は遠い過去 2009
アルバム『ガール!ガール!ガール!』に収録されている曲。前曲とセットになっていて、ソウルの電車にのって時空を突き進む感じで、未来が次々と通り過ぎると過去になっていく、そんな時間を大切に過ごしていこうというCKBでもよく歌われるメッセージが歌われます。「ローハイド」というフレーズにバックはBarbra Acklinの「Am I The Same Girl」が隠し味に入っています。
マリンタワー・ゴーゴー 2009
アルバム『ガール!ガール!ガール!』から。横浜にあるマリンタワーの活躍した時代にタイムスリップする歌はクレヨンしんちゃんの「大人帝国」のような世界で、60年代のメロディを現代のポップスに蘇らせています。
山の音 - そうだ、京都に行こう。 2009
アルバム『ガール!ガール!ガール!』に収録されている曲。TVドラマ「湯けむりスナイパー」主題歌ということで、湯煙の旅情サスペンスという感じのドラマチックな歌詞がゾクゾクします。イントロではジャズサウンドに、映画『Sound Of Music』の「My Favorite Song」が隠し味に入ります。音はジャズポップスという感じでいろいろな音の要素が絡み合うところが楽しい。
ガールフレンド 2009
アルバム『ガール!ガール!ガール!』に収録されている曲で、シングルカットされてオリコン12位を記録しています。夏の終わりのはかない恋を歌ったラブソングで、切ない歌詞とメロディが心に響きます。ライブ終わりに歌われることも多い、CKBを代表する曲の一つ。