子宮物語〜出産①〜 | がんナースのおし(も)ごと

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検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

早く出てきそうな気配で、出てこまいと安静入院してたにも関わらず、今度は予定日を数日過ぎても出てくる気配なし

もぅ出てきてもいいよー!
よくここまで、お腹の中で耐えて頑張ってくれたねー

て声をかけた夜

夜中3時くらいだったかな。

ドパ~

バシャ~

と、布団の中で、大量破水

旦那さんを叩き起こし

「破水したみたい!病院連れてってー!」

旦那さん、夜勤じゃなくてよかった

ナプキンを当てたけど、そんなもの追いつかなくて、バスタオル数枚をあてて、病院へGO

夜中&休日だっただけに、先生も不在

「たまさん、さっき先生に電話したんだけど、今日に限って先生チョット出かけるみたいでね、とりあえず、破水してるから感染予防に注射しときますね。」

と看護師さんに筋肉注射をされ、様子観察
こういう時に“運”とかが試されるのよね。

陣痛というものが、あるようなないような‥。

数時間してから

「陣痛、こなさそうだから、促進剤点滴しますね。早く出さないと、大量破水して羊水ないだろうから色んな面で危険だしね。」

そう言われ、点滴開始

始まりました。陣痛‼︎‼︎

自然陣痛より、促進の方がはるかに痛いようです。

痛かったけど、「まだまだ痛くなるはず。こんなもの、序の口のはず。」と自分に言い聞かせ、必死に耐える

また、この医院の先生が怖い!と有名で、「大声出したり、暴れると、怒鳴られエルボをくらう。」という噂あり。
どんな先生やねん

とにかく耐えました。
「痛い‼︎」も何も、一言を発することなく、耐えました

(声を出すことでエネルギーを使い、出産の時に100%の力が出せないとの知識もあり。)
旦那さんはソワソワ・うろうろしすぎて、側にいてくれませんでした。笑。

陣痛が始まり、私が初めて発した一言!

「いきみたい!!」

何も言わなかった私が、急に喋った一言が↑だったため、助産師さん

「え?!

慌てて内診したところ

「たまさん、大変‼︎
もう分娩室いこう!」

もぅいきみたくて仕方ないのに、歩いて分娩台へ移り

「慌てて先生に連絡したんだけど、先生まだ時間かかるらしいのよ。でもいきみたいよね?少しいきんでいこうか?」

もぅ必死で我慢してる私でしたが、限界!

助産師さんの指示のもと、いきみだしました‥。

先生まだー?
早く来て~‼︎

そう思ってたら先生やっと到着‼︎

いきみだして、4~5回くらい?で、出てきました‼︎
大きな産声をあげて

「たまさん、よく頑張ったねー。元気な女の子ですよー!」

え?!女の子?
妊娠中にエコーで聞いたのは「おチンチンついてるっぽいよ。“男の子”かな?」だったのに

何が見えたんだ?!
たいてい、女の子と言われ男の子のパターンは多いけど、逆パターンはないぞ?

部屋で待ってた旦那さんも、旦那さんの両親も、そこに食いつき、皆でこけたそう

とにかく出産もネタありでした


そしてこの後に、大量破水をしたせいか?感染予防の注射をしたにも関わらず、
子宮内感染(子宮トラブルの始まり)
を起こしました。

この時から、いずれは子宮を失う運命だったのかな?と今、思います。
引っ張ってすみません‥。
長くなるので、また続きにします。